どんな人にも　見栄とか他人から良く思われたいと思う気持ちはあるはず

３人のローテーションで仕事しているモデルハウス

次の日の人が　部屋に入ってきて『綺麗に片付いている』と思われるように

帰る時には十分注意している

掃除も他のふたりに負けないように家では使わない細心の注意力を発揮して

部屋の隅々まで磨いていく

ところが　４８歳熟女にはそういう感覚はないらしい

熟女の次の日は　事務所の机の上は書類が散乱し　ゴミ箱はゴミでいっぱい

その上　戸締りが不完全で　窓は開いてるし　鍵がかかっていない

連絡帳に　一日の仕事内容や申し送りを書いておくのだが

熟女は　いつもどう見ても嘘だとわかる内容の仕事をしたと書いてある

たとえば　庭の水撒きは　いつもやったとかいてあるが

外のホースは巻き取るのがとても難しく　ホースを見ればやったかやらないかわかる

どれもこれもいい加減な熟女　

まるで小姑のように　「粗」を探しているような私と同僚

しかし　最近あまりのボケぶりに

「ちょっと逝きはじめた姑を見守る嫁の心境」に変わりつつある

外見は若いけど　やっぱりねぇ　って私も言われないように注意しないと