一度だけの人生に
ひろ



 承認願望

「子供は凡人にても、お叱りなさるまじく」


この言葉がどうにも頭から離れない。

子供にとって、親から、周りの人間から認められること。
そのことがどれほど大切なことなのか、
太宰を見て、また自分や、
自分の周りの一部の人を見て、痛切に感じる。


人に認められようと、
必死の努力を続けて、そしていくら頑張っても、
どうしても自分の価値を肯定できなくて、苦しむ。


あれだけ人気が出て、
そしてあれだけの業績を残した
太宰も、結局最後までこのことに囚われて死んだ。


子供は凡人にても、お叱りなさるまじく。

決してお叱りなさるまじく。

2003年11月29日(土)
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