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■ 呆然
「ああ、ロマンチックな学生諸君! 青春は、たのしいものらしいねえ。馬鹿野郎。 君等は、なんのために生きているのか。 君等の理想は、なんですか。 なるたけ、あたり触りの無いように、 ほどよく遊んでいい気持になって、つつがなく大学を卒業し、 背広を新調して会社につとめ、可愛いお嫁さんをもらって 月給のあがるのをたのしみにして、一生平和に暮すつもりで 居るんでしょうが、お生憎さま、 そうは行かないかも知れませんよ。」
太宰治『正義と微笑』
実にもう、嫌になった。 やはり、大学生は馬鹿だ。 この上なく無智だ。いや、もっと悪い。 犯罪的に堕落しているなんて言うと、 ヒステリックに喚いているみたいで印象良くないのかも しれないけれど、そんな言葉も使いたくなるくらいだ。 もちろん全員が全員ではない。でも、多数だ。
今の、男の大学生の頭の中にあるもの。 「お金」「女」 今の、女の大学生の頭の中にあるもの。 「お金」「男」 (まさしく)以上
馬鹿馬鹿しい。 理想、なんて言わない。 夢、なんても言わない。 ただ、あさましいみっともない真似はやめろ!
女は男を誘い、男は半狂乱で女のケツを追い回す。 そして男も女を誘い、女も半狂乱で男を追い回す。
僕だって、実にだらしのない男だ。 少しも高邁なところがない。けれども、けれども・・・。
飯を食うために生まれてきたのかしら。 セックスをするために生まれてきたのかしら。 つまらない。味気ない。馬鹿馬鹿しい。
「一言で言おう、おまえたちには、 苦悩の能力が無いのと同じ程度に、 愛する能力に於ても、全く欠如している。 おまえたちは、愛撫するかも知れぬが、愛さない。」
太宰治『如是我聞』
遊ばなければ損だとばかりに、 半狂乱になって遊び、酒を食らって、人を馬鹿にし、 異性のケツを追っかけて、絡み合うこと。 それが青春ですか?一番楽しいときですか? 馬鹿馬鹿しい。それが青春の本質だとしたら、 「死にたいくらい」馬鹿馬鹿しい。僕はごめんだよ。
男の話をしない女性と話したい。 僕の「男性」を無視してくれる女性と話したい。 男同士の愛情(つまり友情)を素直に告白し、 大切にする男たちと酒が飲みたい。
ああ、世の中はやっぱりこんなものなのだろうか? そしてこれからますます「こんなもの」の生活に なっていくのだろうか。こんなのは絶対、嫌だ。
少しでいい、少しでいいから自分を恥ずかしく思ってくれ。 そんな自分を恥ずかしく思ってくれ。
恥じらい。照れ。悔恨。 それらの無い人間こそ、もっとも程度が低く、 残酷で、くだらないと言う説を僕は信じている。 いや、そのはずだ!そうじゃないなら、僕はごめんだよ。
何度でも引用したい。確実だと思われる。
「一言で言おう、おまえたちには、 苦悩の能力が無いのと同じ程度に、 愛する能力に於ても、全く欠如している。 おまえたちは、愛撫するかも知れぬが、愛さない。」
2003年10月29日(水)
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