一度だけの人生に
ひろ



 動機 

僕には、特に欲しい物がありませんでした。
なりたいものもありませんでした。
美味しいものが食べたいとも、
良い服が着たいとも、
上等の靴を履きたいとも、
どこかへ遊びに行きたいとも、
思うことはありませんでした。

僕の動機はいつも
「人に侮られたくない」と言う思いだけでした。

「人に迷惑をかけたくない」もここからです。

プライドが高いのでしょう。
でも、僕は本当に
それほど望んでいないのです。

人並みでなければ
人並みに扱ってもらえない。
そうでしょう?


「おめえ、なにしに生きでるば?」

「くたばった方あ、いいんだに。」



2002年11月03日(日)
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