職業婦人通信
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2004年07月26日(月) オナラをこいたらサヨウナラ(前編)

私は会社所有の単身者用マンションに住んでいるのだが
同じ階の住人で2つ年下の松下君(仮名)は、ちょっと変わったご近所さん。

出窓にはいつも麗々しいレースのカーテンがかけられ、
美しい花や観葉植物がいつも窓辺に置かれていた。

こういうことに男女の別をとやかく言ってはいけないのだろうが
男性にしてはとても美しい窓辺の演出だったため
サボテンさえも枯らしてしまう千代子は
しばしばその美しい花木に感じ入ったものである。

松下君は相当のナルシストとして社内でも評判であった。

自分の机の上にはいつも大きめの鏡が置いてあり、
これを仕事中にしばしば
うっとりと眺めているのを目撃され、女子社員から
松下あらため「ナルシタ」というあだ名を(わかりやすいな)奉られていた。

以下はこのナルシタ君をめぐって起きた、ある事件のお話である・・・

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一年ほど前から、ナルシタ君は自分の席から離れた場所に
自分専用の書類棚をひとつ持っていた。
松下君は書類を扱うことが多い仕事だったのである。

で、一日に何回も、ナルシタ君は
書類を取りにその棚へやってくるのだが
必ず、彼はその棚のところに来るとオナラをする。

件の書類棚の近くには庶務課があり(庶務課には女性社員が多い)、
庶務課の女性社員は全員、毎日断続的に嗅がされるオナラに
ほとほと閉口していたのだという。

「自腹でミニ扇風機を購入し、
 ナルシタ君の書類棚方向に常に送風しつづけたのだが効果は薄かった」(体験者談)

と、自腹を切ってまで自衛策を講じたのだが、

あまりに屁の頻度が高く、おまけにそのオナラたるや
「百発百中、鼻が曲がって嫁に行けなくなるかと思うくらい臭い屁だった」(体験者談)
と評判の臭さだったために

やむなく庶務課の女子社員たちはナルシタ君本人に対し

『私たちの席の近くでオナラをするのはやめてください。
 オナラはトイレでお願いします』


というメッセージをメールで送ったのであった・・・。


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・・・と、ここで退社時間となってしまったので
続きは明日〜。

(つづく)


千代子 |MAIL
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