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沙夜



 ?番目の彼女

先週、木曜日の夜遅く
彼と待ち合わせをした。


ごめんね。


彼の謝った理由が何のことだか、一瞬、分からなかった。


ん?何が?
ああ、うん…。



あのことは、もう終わったこと。
少なくともオンラインでは終結していた。


逢う前は、彼の顔を見た途端、ムカ〜ッと来てビンタの1発でも
お見舞いしたくなるだろうか?などと考えていたけど
実際に顔を見てもそういうことは全くなかった。


ただ、私の酔いがまわってくると、いつもの悪いクセが出て
彼の頬や首を、ぺちぺち叩いたりつねったりしてしまった。



帰りのタクシーの中で、彼が私の手を握りながら言った。


沙夜の手は、すぐ温かくなったり冷たくなったりするね。

うん。
熱しやすく冷めやすいのよ(笑)


僕もそのうち振られちゃうのかなぁ。

んん?
振る方と振られる方、今までどっちのが多い?


えーと、振ったのが(指折り数えつつ)○人で…。
振られたのが…、○人かな。


どちらも同じ数じゃないの。
次はどっちか分からないね。
振る方かもしれないよ。

ていうか合わせて、○人?
今まで○人の人と付き合ったんだ?(笑)
じゃあ私は、あなたの○番目の彼女ってこと!?



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2003年01月27日(月)
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