妄言読書日記
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2009年01月03日(土) 『SUPERNATURAL 1』『赤の神紋 第14章DivingRed』(小)

【原案:エリック・クリプキ 編訳:佐野晶 竹書房文庫】

ドラマのノベライズ第一作。
少し前に、3巻読んじゃったんですが。
ドラマの1〜7話までを収録。
小説で読むと、冒頭のシーンがドラマの時よりも感動するかも。
母のメアリーのことが細かく描写されているおかげで、その死の無残さがより伝わると。
ただ、ドラマを2ndシーズンまで見てるので、そのせいでより感情移入しやすくなっているという見方もできますが。

誤字が多くて、しっかりしてくれーと思いました。
P269のバジャマパーティー(正パジャマパーティー)とか、P334のシェイプシスター(正シェイプシフター)とか。
どんな姉妹だ、と。
他にもありましたけど、忘れました。

+++++++
【桑原水菜 集英社コバルト文庫】

ついに最終巻です。
ミラージュと対というか、ミラージュの副産物というか、そういうポジションの作品だけに終わるというのがなんとも感慨深い。
ミラージュと赤の神紋は書くのもしんどいと思いますが、読むほうもしんどい。
終始自分の在り様を問われているような気がしてきます。

あまり私的な感想を述べたくないので、表面的な感想だけ書いときます。
前半(この巻のではなく全体の)を読んでいたときは、一体どこに着地するんだとはらはらはらはらしっぱなし、不安やら心配やらでいっぱいだったのですが、平和な着地点に到達できて本当によかったです。
もちろん、響生はこれからがんばらねばなりませんし、またがんばる過程で似たような苦しみに陥ることもあるかもしれない。
でもこれを乗り越えた響生はきっと次も乗り越えられるのでしょう。
七転八倒の人生ですが、なんとなく私は羨ましい。

榛原のちょいちょい可愛い面が逆に怖いというか、どうがんばっても面と向かって可愛いとは言えない、さすが帝王。
学芸会でタヌキの役をやったなんて・・・可愛い過去があるのに可愛いと言えない。

赤の神紋で実は一番気にかかっていたキャラクターが鈴木飛鳥だったのですが、優等生的なところに落ち着いてしまいました。
なんだろう、一種のツンデレだったんでしょうか。
他の桑原作品でも見かけないタイプだったので、新しい局面が見れるんじゃないかと動向に注目していただけに、もうちょっと常軌を逸してくれてもよかったかな〜と思いつつ、そうなるともう事態の収拾がつかないので、飛鳥はここまででいいのかもしれない。
新たな可能性を秘めているキャラだったと思うので、他の作品でフィードバックされるといいなぁ。

それにしても、響生とケイの初の場所が函館。
私は今後の人生函館に行くたびににやにやせねばならんのでしょうか。
そして、響生の母校って○高か。ひょっとして。

赤の神紋という舞台は、桑原版アマデウスだったそうですが、戯曲を読んでみたいものです。メデューサももちろん。

あがき続ける凡人の物語りに万感の拍手を。



蒼子 |MAILHomePage

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