妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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| 2008年08月30日(土) |
『鴨川ホルモー』(小)『エンドレスワールド』(漫) |
【万城目学 産業編集センター】
今度映画化も決まったマキメ君のデビュー作。 マキメ君以来、ボイルドエッグから新人がデビューしないけれど、確かにこれくらいのレベルの新人はなかなか出てこないかもな〜というかボイルドエッグに送らないかも。
しかし、どうしてもその作風から森見登美彦と比べざるを得ないマキメ君。 デビューも近いし、お互い仲もよさそうだし。 作風もモテない京都の学生とちょっと不思議なエピソード。 並べちゃうとモリミーの方がやっぱ上手いんだよなぁ。 あんまり比べるのも悪いのでこの作品だけの話しをしますが。
ホルモーは京都の4つの大学の学生サークルが、式神のようなオニを使って対戦する話し、です。 ホルモーという言葉の滑稽さと競技内容が微妙に合ってないような気がする。 負けるとホルモーって叫ばないといけないという馬鹿馬鹿しさはいいと思うのだけれど、意外と怖いことが終盤判明してくるし、案外いい話しに終着するのも予定調和な感じがした。 まあ、悪いわけじゃないのだけれど。
凡ちゃんは可愛かったのだけれど、その分、なぜ安倍に・・・と思ってしまうあたりが主人公のキャラの弱さという気がします。
ホントに先にモリミーを読んでるからマキメ君には分が悪いのだけれど、同じ路線を歩み続けるのならば私はモリミーがいればいいな、と思わざるを得ない。 でも映画化したら楽しそうな小説でした。
++++++++ 【蛇龍どくろ 東京漫画社】
2ndコミックですね。 今回は短編ではなく、一冊で一つの話。 デビューコミックを読んだとき、この人はBLじゃない方向に行きそうだなぁ〜と思ってたのだけれど、2冊目にしてBLのカテゴリから半歩くらい出た感じがしました。 意欲作でしたが、薬物中毒じゃないと駄目だったのかな〜とか自殺じゃないと駄目だったのかな〜と思いました。 でもどうせならこれからも人間臭さを追求してくれるといいな、と。
こういう話しを一冊にまとめて出せるのって、BLのいいところだと思うんだよな〜。
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