妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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| 2007年02月15日(木) |
『ワルキューレの雪騎行』『アリアドネの糸車』『シヴァの踊る森』(小) |
【桑原水菜 集英社コバルト文庫】
ためてた分、一気に読みました。 あぁ、つ〜か〜れ〜た〜。 では一冊ずつ。
「ワルキューレの雪騎行」
帯に「新境地」って書いてあるのですが、やっぱりミラージュ初期の雰囲気がある・・・と・・・・・思うんだけどな。 確かにスタートこそ、ドイツで心臓移植という日本の郷土文化、信仰どっぷりだった桑原作品とは雰囲気変わったかな、と思ったのですが、2巻目はもう雪女ですからねぇ。 もうあっという間に桑原ワールドです。 桑原ワールドと言えば、山間でのカーチェイス。なんだか懐かしいよ・・・涙、という感じで。 相変わらず車好きですね。桑原先生。
アイザックの偽善っぷりが愛おしいですな。 もうね。先が見えるようだよね。アイザック。どちらの命を選んでも壮絶に後悔するアイザック。ぐるぐる苦悩しまくるアイザック。 ケヴァンとアイザック、どちらが先に答えを出すのか。
「アリアドネの糸車」
こんなにアクション満載小説はコバルトでは桑原先生くらいじゃなのか、と毎度思う。 満載なだけじゃなく、派手。
思い悩むと仏様に会いに行ってしまうあたりに、某N氏を思い出しますが…。 アイザック氏、どんどん苦悩も深まり、桑原的だめんずの真価(?)発揮してきてます。 奏のことは好きだが、兄の心臓は取り返したい。 その傲慢と偽善がたまらないですね。
ケヴァンの言葉と、アイザックの言葉のどちらを信じたらいいかわからない奏@主人公には本当に、心から強く生きろと言ってあげたい。 15歳で桑原小説の主人公やるのは大変だよ・・・。がんばれ、奏。 彼のこれからを考えると、本当に気の毒で気の毒で・・・。負けるなー! 特にアイザックに。
「シヴァの踊る森」
ドイツからスタートしたのに、今となっては御岳山で滝行です。 すっかり桑原フィールドじゃないですか。いいんですけれども。私は。
ついにジェットコースターの最初の上昇部分が終わったな、という巻でした。 後は下って下ってぐるぐるされて・・・という展開が待っているのでしょうね。間違いなく。
やっぱりという感じで、アイザックよりも先に、ケヴァンが答えを出しました。 ケヴァンも彼は彼で色々、ぐるぐるしてるんだろうけれど、ひとまずは奏を助ける方向に決心してくれてほっとします。
ようやく、事の全容が見えてきて、奏には大変ショックの大きい巻でしたが、本当にもう不憫だな・・・。 アイザックの裏切りもついに露見。 これからのアイザックの苦悩を思うと・・・ときめきが止まりませんな。
徐々に出てきた、アドルフがどんな人物なのかも大層気になるところ。 ケヴァンと奏の逃避行はどうなるのか。 ・・・ひょっとしてまた、壮大なシリーズになっちゃうんでしょうか。若干恐怖です。
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