妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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| 2007年02月01日(木) |
『ディパーテッド』(映) |
【監督:マーティン・スコセッシ アメリカ】
『インファナルアフェア』のリメイクですが、テーマが全く違うので、インファナル〜の方のイメージで観ているとけっこう違和感。 無間が副題についていただけに、終わることなき罪と罰という感じでしたが、こちらは信頼と裏切りがテーマ。 一つ一つのエピソードやセリフが、元と一緒なだけに、描いているテーマが違うのはまさに換骨奪胎という感じでした。
潜入する二人のアイデンティティの揺らぎというのはあまりなく(ディカプリオのあれはどちらかと言えば罪悪感だろう)、トニー・レオンやアンディ・ラウの鬼気迫る演技の印象が強かった香港版と比べてしまうと、こちらの二人はちょっと薄味。 特にマット・デイモン。 演技力の問題ではなく味付けの違いなのですが。
主演二人を押し退けるがごとく、存在感を放っていたマフィアボスのジャック・ニコルソンがこの映画の主役だったと思います。 いやはや痺れる悪役っぷりでした。
いつ潜入だとばれるのかという緊張感があまりなかったのですが、ラストのエレベーターシーンが香港版とちょっと違って、一番緊張感があったなぁ。 あんな死に方をするディカプリオは初めて観る。なかなかの衝撃シーンでした。
ラストにディグナムがコリンを撃つのですけれど、ディグナムには辞職しないで警官として逮捕するなりなんなりして欲しかったんだけどなぁ・・・とそこは不満。 オリジナルにはいないキャラなだけに、なんだかコリンを撃つためだけに追加されたのか?と思ってしまうよ。
よい出来ではあるのだけれど、オリジナルの方が好きでした。
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