妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
目次|前のページ|次のページ
| 2006年05月21日(日) |
『赤の神紋 第9章 Overnight Aria』(小) |
【桑原水菜 集英社コバルト文庫】
桑原版ガラスの仮面(“桑原版”という部分が重要)も9巻です。 紅天女・・・じゃない、オーギュスト役をめぐる戦いも本格化、したけど、どこもかしこもてんやわんやですよ。 もうもう、しんどいんだ!私は! 立て続けに桑原小説を読みすぎて、そろそろ精神的にやられてきてます。 どれくらいかと言うと、夜眠れないんです。
私の読書感想文が感想と言うより、ツッコミなのは、どうもS心を刺激されるからのようなのですが、桑原小説だけはM心をくすぐられます。 ああ、この痛み、劣等感、葛藤!受ける苦痛の全てにぞくぞくします。
はいはいはい、そこ引かないで、引かないで! いや引いてもいいけど、まだこれからですよ、話しは。
ここに来て、なんだか急接近な、響生と榛原。 恐いです。怖すぎます。 でもその恐怖が、M心をくすぐって、痛い目見て死にそうな響生に同調してはぞわぞわいたします。 しゃぶりつくされてしまえばいいよ、響生は。きっとそれはそれで幸せだから(倒錯も極みです) そう思う反面、榛原を乗り越えて叩きのめされる榛原を見ても見たいという、何、このSとMの葛藤。
割と軽いノリで感想を書いていますが、冒頭言ったように実際は、かなり引き摺られていてブルーです。 今、12巻まで出ているわけですが、一気に読んだら死にたくなるかもしれない、というくらいにはブルーです。 読みますけど。 いつでも響生の心境。
あ、蛍に触れるの忘れてた。 大胆きわまりない、響生へのお願いに、どぎまぎしたり・・・は今更しないけど。 肉体的繋がりが、そのまま二人の幸せに直結しなくて、より一層の苦痛を背負うのが桑原水菜だと知っている身としては、そのお願いには響生同様に暗澹とした気持ちにならざるを得ない。
ミラージュがあんなだったので(悪いとかいいとかそういうことではなく)、こちらは幸せになってほしいよ。どんな形でもいいから。
|