妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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【須賀しのぶ 集英社コバルト文庫】
この剣豪小説のようなタイトルの本書は、やっぱり剣豪小説であります。 多分。 もう少し正確を記すならば、剣豪青春小説あたり? まあ、どちらにしろコバルト文庫らしからぬ題材と言えますが、須賀しのぶはいつもそうだ。
「ごきげんよう」なお嬢様から、剣豪まで。 そんなコバルト文庫の間口の広さが好きです。 最近ボーイズラブばかり増えているような気がしますが。
柳生について、私は全く知らないのですが、とりあえず主人公は柳生連也です。“兵助”でも私はいいと思ったのですが、それは私が夢気分いっぱい(ハート)の乙女ではないからかもしれません。
まあ、とにかく面白かったです。 これ一冊で終わりなのかな。 須賀しのぶは上手い作家だなぁ、と思います。 梶原にきと組むとさらに良いですな。
妹お琴への愛情を断ち切り。修羅の道を生きることにした連也と、それに対峙する十兵衛のその後はちょっと気になります。 が、ここはこれで終わるのもよいのでしょう。
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