妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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| 2004年05月09日(日) |
『ダレン・シャン10 精霊の湖』(小) |
【Darren・Shan 訳:橋本恵 小学館】
ネタバレするので未読の方は気をつけて。 今回はアクションRPGみたいな内容でした。 ゲームにしたら面白そうですよ。
いきなり冒頭で「その日はだれかが死ぬ予感がした」とあるので、びっくりしましたよ。また死ぬのか、と。 で、読んでも誰のことだかわからなかったんですが、パンサーですか?誰かって。
今回、Darrenはまた大きな風呂敷広げました。もう畳めそうもないです。 無理無理。 誰もそんな大規模なことは求めてないんだってば。 そもそも、バンパイアマウンテンから話がおかしくなってきたんだよなぁ。
さて、引っ張りに引っ張った、ハーキャットの正体ですが、だからなんだ!という感じでした・・・ 今更、カーダだったと言われても、その件はもう読者としてはけりもついて、終わったこととして処理されていますよ。 しかも、二つになった魂は一つに戻れないとか言い出すし。 いや、戻ろうよ。 元に戻らないまでも、少しは変化しようよ。主に外見。 どうしてもどうしても、説明されればされるほどにハーキャットの見た目が想像できないんです!! もっと正直に言えば、一人くらいグッドルッキングなキャラ欲しいんです!! 一瞬の期待でしたね・・・カーダ復活。 見た目なら私のほうが・・というカーダの意見に一票。 そもそも私、カーダ好きですし。 カーダ可哀相ですよ。生き返されてまた殺される。 その扱いはあんまりだ。
タイニーの時間移動能力に不審でいっぱい。 最後とか辻褄が合わなくなって来たら、全部それで済まされそうで。
で、で。 なんですか、未来の世界って。 例え未来が核戦争で破壊されてようと、別にバンパイアの戦いに関係ないじゃないですか。 それともなにか。スティーブ、核兵器まで持ち出すんですか。この先。 まあ、奴は持ってきそうですが。 SF要素まで入れなくていいんだってば!! Darren氏、いろんなことやりたくてしょうがないんですね・・・・。 その風呂敷はちゃんと畳めるんでしょうね? 突然変異で、ドラゴンが生まれちゃうんですかね。 ドラゴンは殺せないという、ダレンの倫理観がいまいち理解できません。 生きるためならなんでも殺すじゃん。パンサーはいいんかい。
なんだか外伝に引き続き、外伝みたいでした。 ところで、女性二人だけで行けるほどにバンパイアマウンテンは甘いところでしたか? あの二人は到着できるんでしょうか。
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