妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
目次|前のページ|次のページ
| 2004年01月15日(木) |
『まことに残念ですが・・・ 不朽の名作への「不採用通知」160選』(他) |
【アンドレ・バーナード 監修:木原武一 訳:中原裕子 徳間文庫】
「天声人語」で話題になったそうですが、これはかなり面白い。 我が家は朝日じゃないのでどういう紹介だったのかは分りませんけれど。 断り状と言うのがこんなにも多彩だとは思いませんでした。 あの名作にこんなセリフを突きつけるとは、売れたと知った時はさぞや冷や汗ものだったでしょうね。 アメリカの文学ばかりなので、ほとんど名前も知らないというものばかりでしたが、それでも面白かった。 これ、日本版なんてのも出ませんかね。 日本の編集者もこんなに多彩な断り状を書いているかどうかはわかりませんが。
嫌悪感や不快感も露わな断り状も多かったですが、これだけの感情を引き出せるということも逆に凄いのかもしれません。 つまらなかったら何も思いませんから。 それにここまで言われたら逆に読みたくもなってしまいますね。
|