こんな日常。

2007年09月13日(木) SS 誤送信

仕事での山場を越えました。よかった、長かった。ホッとした!
友人に依頼されたゲスト原稿も、もうすぐあがりそうです。
それが終わったら、ストップしてた「俺とお前の仲」の続きをアップしますね。
えーと、予定として・・・日曜日かな。たぶん。<自信薄。

投票の方も、もうしばらくしたら打ち切ります。
そんなに票が入らなくてちょっとショボーリとしてるので、同情した方はポチっとお願いします(笑)<無理なお願いの仕方

さて、こんな話ばかりも寂しいので久々SSでも↓


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『よくもまあ毎日飽きもせずにって思うんだけどね。つい泰成にはメールしちゃう』

・・・・・・さて、どう返事をしたものか。
午後10時。バイトから帰って一息ついた頃合いに、ここのところ毎日届くメール。
「仕事終わった」とか「会いたい」とか、はたまた世間話のようなことまで、その内容は様々だ。
元々メールも面倒で必要最低限しかしないけれど、先輩から送られてくるメールには大抵なにかしらの返事を送っている。
一言だけとか憎まれ口とか、つい素っ気ないメールにばかりなってしまって申し訳ない気持ちはあるが、それでも送らないよりはマシだと勝手に思っている。

だけど今日はこんな内容。どう返事をしたものかと困ってしまう。
毎日のメールが嫌だと思ったことはない。
メールでも電話でも、頻度が増えるのは疲れて甘えたがっている証拠だと恭平さんから聞かされてからは、なおさらだ。

『別に僕の方は構いません』

・・・これだけだと、誤解されるかな。
とりあえず本文を打って、送信する手前で最後に一言だけ付け加える。

『・・・毎日でも』

「―――・・・や、ありえないからこのセリフ」
誰も見てないのに赤面して、直視できないままクリアボタンを押す。
途端に表示される「送信しました」の文字。
・・・・・・なんで?
動揺が指先に表れたのか、間違って送信してしまったのだろう。
そう悟った1秒後にはもう恥ずかしくて死にそうだ。
慌てて携帯の電源を落として、部屋の鍵もきっちりかけて。
頭から布団をかぶり、とにかく寝てしまおうと自分に暗示をかける。

一度送ったものは、どんなに頑張っても取り消すことはできないけれど。
絶対に先輩はなんかしらアクションを起こしてくる。僕は何のことか分からない。よし!

結局眠れなかった泰成が誠一によるピンポンラッシュ攻撃を食らうのは、これから約1時間後のこと。

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この二人はホント書きやすいなぁ。相変わらずな話ばかりですみません。


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平野 咲 [MAIL]