こんな日常。

2007年08月05日(日) SS 深夜の帰り道

久しぶりに美容院に行ってきました。
梅雨明けしてからと思ってたら、なかなか明けないもんだから8月に。
最後に行ったのが5月だから・・・ヒィ!
どうりで縮毛矯正がとれかけてるわけですよ。根元に酷い癖が出るわけだ。

そんな今日は、初めてデジタルパーマたるものをやってまいりました。
矯正かけてからなので、そんなに強くはなくてですね。毛先くるりんって感じです。
感想としては、少しカラー入れた方が可愛いかも?
あと癖が出始めた頃に、軽くアップに結んでたのをほどいた時の髪と同じような(・・・)
馴染めばまた変わると思うので、しばらくは楽しんでみようと思います。
イメチェン!と思ったのに、そうでもないのが寂しいようなホッとしたような(笑)


話変わって。
週1更新!と思ってたら、またもや更新できませんでした(<遊びすぎ)
このままだと悔しいので↓にSSでも。
一体どれくらいの人が読んでくれてるのか、ちょっと気になるお年頃です(?)


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本当はいつだって、声を聞いていたいんだ。


『もしもし?』
「智〜?あはは、眠いー」
『・・・飲んでるな?』

携帯の向こうから聞こえてくる声には、ほんの少し苦笑が混じっている。
でもそんなことより、たった一言で分かってくれちゃうところが、俺を喜ばせる。
ただでさえ久しぶりの智の声だ。テンションが上がっちゃうのは仕方ないことだと思う。

「あったりー。帰りがけに急に誘われてね、今帰りー。もう人恋しくてさー」
『麻斗は飲むといつもそうだもんな』

正しくは智恋しいなんだけどね。
そうは思っても口には出せない。
酔っ払いの時くらい、言っちゃっても良いじゃんとは思うけど、これはもう性格だから無理な話だ。
それでも智は、いつも苦笑しながらも構ってくれる。
何気に飲んだ後の電話は俺の楽しみの一つだ。
酔いのせいにして、いつもより素直に甘えられる。
・・・まあ後で智から聞くには、意味不明なことやワガママなことを羅列してるだけのことも多いみたいだけど。
そこはもう、酔っ払いの相手は大抵そんなもんだと諦めてもらうしかない。

「だーって、智の声が聞きたかったんだもん。迷惑?」
『いや、酔っ払いの麻斗も気に入ってるから良いけどね。気を付けて帰れよ』
「うん、大丈夫。遅くにごめんね」
『別に良いよ。ああ、それから。次は酔ってない状態でかけてきて良いんだからな』

・・・智って凄いなって思うのは、こんな時。
アルコールのせいか、ちょっと泣きそうになる。
ばれないように、平静を装って。
それでも、嬉しいと言う気持ちは隠さず伝えて。

結局、駅から家に着くまでの時間、電話が切られることはなかった。


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平野 咲 [MAIL]