1年ぶりくらいに、大学時代の友人と連絡を取った今日。 久しぶりに幼なじみと二人で、ダラダラトークを楽しんできました。 友人も幼なじみも、何やかんやで幸せにやってるみたいで、ほんわか気分になれた日。 うん、明日も頑張ろう(笑)
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最近、ちょっと思うことがある。
「拓坊はホント恭平のこと好きだよなー」 唐突な言葉に、言われた側の拓弥は思いっきりむせた。 瞬時に顔を赤くさせたのは苦しさからか恥ずかしさからか。 相変わらず反応が楽しいヤツだ。 「い、いきなり何?」 「いや、お前はホント顔に出るよなぁって」 恭平が側にいるときは、何よりも幸せそうな表情を見せる。 普段は単純そうでもどこか遠慮がちな部分があるだけに、そんな表情が見られるだけで安心もする。 俺や泰成の前でも素直に表情を見せるが、やっぱり恭平には敵わない。 「ちょっと誠一さん!何ひとりで納得してるのさ?」 「いやいや、お前が幸せならお兄さんとしても嬉しいということですよ」 そう言えば少し膨れっ面を見せて、それから小声で「幸せに決まってんじゃん」と呟く拓弥とその恋人に、こんなとき心から祝福を贈ってやりたくなる。 誰かの側にいることで、幸せな顔ができるというのは何てすごいことだろう。
でも、そんなときちょっと思う。 俺は泰成に、幸せな表情を浮かばせることはできているのだろうか。
「・・・・・・何なんですか、さっきから」 「何が?」 「さっきから人の顔をじっと見てるじゃないですか。何か文句でもあるならハッキリと言ってください」 と言われても、文句なんてまったくないんですが。 いや、文句があると決めつけるところに文句を言いたいか。 仮にも恋人に見つめられたら、にっこり笑い返してくれるとか照れてうつむいてしまうとか、もっと違う反応があっても良いのではないか? そう思ってみても、実際は泰成の機嫌を少し損ねただけ。 そもそも泰成が素直に笑ってくれることなんて、あまりないのだけど。 「・・・拓坊には甘いくせに」 泰成の愛想笑い以外の笑みを見ようと思ったら、拓弥の側に連れていけば良い。 まるで本当の弟かのように溺愛しているから、これでもかというほど見せつけられる。 ってことは何か?泰成を幸せにしてるのは俺じゃなく拓弥ってことか? ・・・・・・それは少し、いやかなりショックかも。
「何考えてるのか知りませんが、散々人のこと見ておいて今度は一人で落ち込むとかやめてくれませんか。僕が何か悪いことしたみたいじゃないですか」 「いや、俺より拓坊の方がお前のこと幸せにできるのかなぁって思ったらさ」 「は?・・・まあ拓弥くんは可愛いし、一緒にいると楽しいのも事実ですけど」 はい、そこ。あっさり認めるな。 「・・・・・・でも、先輩ほど言いたいこと言える人はいないですよ」
・・・・・・それは、喜んで良いのか悪いのか。 やっぱりちょっと悲しくなりながら泰成を見れば、そっぽ向かれてしまう。 でも、その表情に少しだけ穏やかなものが浮かんでいるのを見逃しはしない。 どうやら、俺も少しは思い上がっても良いらしい。 きっと今の俺はそれこそ幸せな表情ってヤツをしてて、でもそれも悪くないななんて思った。
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