【優しき歌:2】
兄さんが好きだった 誰よりも好きだった そして、それが 私と兄さんの間を、決定的に広げてしまった 兄さんはそれいらい、誰とも近づこうとはしない
兄さんは優しい 不器用に優しい いっぱいしゃべるくせに 肝心なことは、一言もしゃべらない
だから、婚約者の話題が出されたときも それは、私のためを思ってのことだと思ってた
「沢村司くんvいい男だよv」
だけど…
「つかさくーん」 「劉さん…;」
だけど あの日… 兄をみておもったのだ あぁ、兄さんは…
兄さんこそが、彼を好きなのだと
だから、私とくっつけたがるのだ 私と彼の幸せではなく 彼が私と結婚し、義弟とするために 兄さんはそれをねがっているのだ、無意識に いつも抑えている顔が 彼といっしょにいるときだけは あの頃の兄さんの顔にもどっているから あのひとは、兄さんにこそ必要な人なのだ かつて私が兄さんから奪ってしまった笑顔を あの人が取り戻せるというのなら 私は喜んで婚約者になろう 【終】
ごめんなさい、ぜんぜん、やおひくさくないですね
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