*不敗*
*もくじ**きのう**あした*


2005年05月13日(金) 花のじゅうたん〜  電話3

いましがた 電話がなった

(番号は覚えてへんけど ディスプレイに表示されたのが
 数字がズラズラと並んでる様子から !花のじゅうたんからや・・と確信しながら・・)


なぜか 緊張しながら 出る


「もしもし」


「おはようございます」


まさしく 聞き覚えのある 田舎のおばちゃんやった


昨日とは 少々 感じが違う


「れお子さんですね?」


「はい れお子ですっ!」


「花のじゅうたんです 昨日お問い合わせいただいた花の件について電話しました」


(おばちゃん こんな営業文句もちゃんと言えるんや・・・笑)


ちょっと 戸惑いながら あたしも 背筋を伸ばして電話をもちなおす  わはは


「ハイ!」 元気よく返事を返した



「やまぼうし ちゃうかな」


「(え?落胆)
 (やまぼうしという花を知らんけど それはおそらく あたしの見た花とは
 似てもにつかん花なんやと 想像できたから・・)

 (おばちゃん ちゃう花のこというてる・・あたしのいうた花 みつけられへんかったんや)
 
 (でも これいじょう 無理をいうのも気がひけた)

 そうですかー」 そう答えた



「たいさんぼく と間違えてない?」

あたしの落胆がバレてしもたんかな・・

またおばちゃんは 昨日のおばちゃんに すっかりもどっていた



「たいさんぼくですか? (やっぱし その花を知らんけど それも絶対ちゃうとおもえた)」


「やまぼうしってな たいさんぼくに似とんや
 ほやけど たいさんぼくは お寺とかに多くて高級なんや  わははは
 やまぼうしは そんなたいしたもんちゃうねん はははー」


「アハハ〜 そうですかー」


あたしは どうゆうてええのか 迷いながらも
否定しまうことも気がひけ 
かといって 嘘のからげんきも出せず

沈んだ声のまま


「たいさんぼく?? 白山木じゃないですよね?」と 確認した


「白山木? それはおばちゃん知らんわー
 たいさんぼくはな お寺にあるんやけどなー 
 うちには そんな高級品はない  ははは
 お寺で見たんとちゃうかあ?」


「ううん・・・お寺ではないです」


「そうかあ・・・ハナミズキと間違えてへんか?」


「ううん・・ハナミズキは絶対ちゃいます
 お寺も寄ったんやけど  でも その知りたい白い花は まちがいなく
 花のじゅうたんで見たんです」


(ハナミズキを 自分が知ってて うれしかった・・・覚えててよかったなー
 絶対ちゃう!と 自信もって はっきりおばちゃんに言うことができたから)


「そうかー うーん・・・ そんな白い花・・・あったかなあ」


「(もっぺん ちゃんと位置を丁寧に説明した)
 (花の様子も あたしの思いつく限りの言葉を駆使して がんばって伝えてみた)」



「もっぺん見てくるわ」


おばちゃんは 明るくそういう


「え? ぁぁ・・・ もういいですよ (明るくそういった)」


「あはは かまへんかまへん おばあさんにはええ運動になるんやあ
 また見てくるわなー ちょっとまっとき」






↑押すと「文章」がかわります。エンピツ投票ボタン


  


一生懸命 思い出す



小さい小さい 白いのが 緑のなかから目にはいってきた


「これなんやろ?」 そうおもって 近づいたら 花やった


そう

ハナミズキや (たとえば 桜)みたいに  見るからに 「花が咲いてまーす」
みたいなほど 花は主張してへんかった


花や木に詳しいひとなら
気にもせず ちらりと見て 「ああ ○○さいとんな」というほどのもんかもしれへんし

花や木に興味ないひとなら
その白いものにも 気づかんかったほど さりげないもんやったんかもしれへん


スノーフレイク? も  ニラ水仙(勝手に改名)の後ろのほうにあるんを見つけた
雑草みたいな中にあるんを プランプラン探知機のあたしは 発見した


誰も そこに注目してるひとは おらへんかった


あたしって 変なんかな?



もうええやー
おばちゃんを ウロウロ山歩きさせて
困らせて 悩ませてしまった

ぎゃははは



また 来年いって

そんときは ちゃんとその場できこ


・・・・っちゅーか おばちゃんHPまであるんやから メールアドレスくらい取得してーな




(もしまた おばちゃん電話くれたら 報告したいとおもいます)



たいさんぼく♪ ←立派で綺麗な花でした


やまぼうし♪ ←ハナミズキによく似てました・・高級ちゃうんかもしれんけど 関係ないやーん 綺麗です





(●・・●)れお



こじかかじこ |MAILHomePage*花のある風景*

My追加