|
2005年09月16日(金)
野良ミドリ物語 4
ミドリの不思議な行動のナンバー1を飾るのはこの出来事しかないってエピソードを書こうと思う 見たことないメス猫と喧嘩をしていたミドリを見た時【野良猫の世界】を実感し、同時に野良猫の世界のルールやコミュニケーションに非常に興味がわいた 野良猫達が夜中の公園で集会をしているのを見たことがあるが、情報交換などをしているんだろうか 「団地裏の黒猫は3匹の仔猫を生んだらしいわよ」とか 「第ニ公園に迷い猫がいるらしい」などなど・・・ 育ててた仔猫がそろそろ親離れする時期、育児に追われてたミドリがホッと一息してるような頃(確か晩夏か初秋だった)だと思う 夜、家族みんながリビングにいたら窓の外から猫の鳴く声が聞こえてきた ミドリは人間の姿が窓の近くに見えないとそんな風に鳴いたりしなかったので、何事だろうと思った リビングから隣の部屋を見てみると網戸越しに見たこともない茶トラ猫が私の方を見て「ニャーニャー」鳴いているのだ 網戸を開けたら部屋に入ってこようとして、妙に人懐こい猫だった 「誰、これ」と思ったものの、お腹を空かせた野良猫だと思い、ミドリ専用の皿にご飯を盛ってあげた ところがご飯を目の前にしても見向きもせず、鳴きやむことはなく「ニャーニャー」と擦り寄ってくる どうもウチの中に入りたいらしい 毛並み良く丸々太ってる若い茶トラは、見たところ病気でもないらしいけどミミがいるウチに野良猫を入れるわけにもいかず、仕方ないのでベランダに出て背中を撫でてあげた するとゴロゴロ・・・と喉を鳴らすではないか そしてベランダの隅を見たらミドリがこっちを見守っている姿があった その瞬間、電撃のように1つの考えが頭の中に浮かんだ 「この子は人に飼われてた猫で飼い主に捨てられたばかりなんだ」と・・・ その夜は何も出来ず(つーか、保護しようとしたら母の猛反対にあってしまい)離れると鳴く茶トラに後ろ髪を引かれながら窓を閉めた そして翌日、窓を開けたら目の前に茶トラとミドリが座って待っていた ミドリの目は私にこう言っているようだった 「この猫は野良猫の世界では生きていけないので、なんとか面倒みてやってくれませんか」と 母が出かけた後、ダンボールを用意して茶トラをウチに入れてあげた (その時の茶トラの喜びようったら激しかった〜) チェックしたら毛は艶々でとても綺麗〜 肉球も固くなっていないし、年代を重ねたような汚れもない ホントに2〜3日前まで部屋の中で飼われてた猫なんだな、と分かった 簡単にシャワーをしてご飯を与えたら、すっかりリラックスした雰囲気になりビビってるミミにも友好的 何時間かしたら一緒に遊ぶようにもなっていた そしてラッキーなことに妹が知り合いの年配ご夫婦が猫を欲しがっているという情報を持ってきてくれた ご夫婦2人だけのマンション暮らしで、少し前に愛猫を老衰で亡くしたという 更に良いことに「仔猫は世話が大変だから、ある程度大きくなって懐いている猫が良い」と言うのだ 早速茶トラを見てもらったらご夫婦はとても気に入ってくれ、引き取って大事に育てますと約束してくれた 茶トラは"ハナちゃん"(ちなみに♀だった)と言う名前つけてもらい、たった一晩ウチにいただけで翌日貰われていった なぜハナちゃんが人に飼われてた猫だってミドリが分かったのだろう そしてハナちゃんはどうしてミドリに着いてきたんだろう 考えれば考えるほど不思議な出来事だった 猫には猫のコミュニケーションが存在するって証拠なんだろうな〜 ただ1つ分かっていることは、私達がハナちゃんの面倒をきっと見てくれるとミドリは信じていたんだろうってこと 素敵な偶然が重なって期待に沿うことが出来てとても嬉しかった ハナちゃんをウチに入れた時、横で見ていたミドリが心なしか喜んでいるようなホッとしているような感じだったことを思い出す 振り向いて窓の外を見たらミドリはすでに姿を消していた たぶん迷子の決着がついて安心したので"自分の仕事"に取り掛かりに出かけたんだろう ミドリ、お疲れ様でした その後、ハナちゃんはご夫婦に文字通り猫可愛いがりされ今も悠々自適なマンション暮らしをしているそうだ (外に出たがることは全くなかったらしい) |