| 2006年10月28日(土) |
白バラの祈り・・・を見たじょ |
「白バラの祈り」のDVDを見た。 実話過ぎて逆に実感がないというか・・・。 映画も最初はゾフィーが友達と ラジオから流れる音楽を聴いている ところから始まるけど、すぐにゾフィーが お兄さんの所へ向かってしまう。 ショル兄妹がナチス政権を批判する 文書を大量に印刷し、切手を貼って 投函するシーンになる。 そして、大量にビラを大学構内に置き、 直ぐにとっ捕まってしまう。 ナチス政権やヒトラーについて良く 知らないぱんちゃんとしては、 物足りなさを覚えた映画だった。 むしろ「アンネ・フランク」の方が 鬼気迫るものがあって、最後、 父オットーが生還し、妻と上の子 マルゴーが亡くなった事は既に知っては いたものの、アンネの所在がわからず、 至る所に置かれた尋ね人の情報を 貼り付けたボードを見ては下の娘 アンネの情報を探し回り。 強制収容所で一緒だった女性から アンネが既にこの世に亡く、 その最期を知って、隠れ屋で1人、 アンネの部屋で泣き崩れるシーンは、 もう自分も顔がグチャグチャになるほど 泣いてしまったのですた。 「アンネ・フランク」もアンネが 生まれた時からを描いている映画では ないけど、オランダで不自由ではあけれど、 外を歩ける状況から始まっている。 でも「白バラの祈り」は、ビラを配って 捕まった後、処刑されるまでのたった 5日間の事を描いているので、 いまいち「白バラ」については判らず。 裁判らしい裁判を受けられず、 ただ一方的な裁判で形だけの裁判を受け、 その場で判決。 「処刑」という刑は最初から決まっていた。 ただ裁判と言う名の席で裁判長から ミソクソに言われて侮辱されただけ。 弁護士も名ばかりで、弁護なんて 一切しない。 何より、この裁判に一番怒りを覚え、 この裁判長に怒りを覚えた。 自由が無い当時のドイツで生きるのは、 裁判長とて大変だったろうと思う。 でもねぇ・・・裁判長が被告を ベラベラと罵り、虫けら呼ばわりし ・・・こんなの、今の先進国の裁判じゃ 考えられないよね。 弁護士も全く弁護しないし。 ゾフィーが国選弁護士に
「人としての権利」
を主張すると、
「法廷でうんと泣く羽目になる」
みたいな事を言ってサッサと 帰ってしまう。 当時、ドイツでは判決が「死刑」 だったとしても執行までには70日の 猶予があると台詞であった。 が! ゾフィー達3名は、裁判がたった1度 行われただけでその場で「処刑」という 有難くも無い不名誉な判決を頂戴し、 さっさと処刑されてしまう。 彼女は表向きは自分の行為を恥じず (実際恥じてはいなかったろうと 思うけど)、凛として言葉で警察と 闘ったけれど、監獄では神にすがっていた。 人間だから当たり前だと思うけど、 あともう少し連合軍が早くヒトラー政権を 倒してくれたら、ショル兄妹は現在も 生きていたかもしれない。 ・・・いや、それはありえないな。 映画を観る限りでは「白バラ」は 3名が処刑され、それも
“ビラをばら撒いた直接の犯人“
というだけでショル兄妹は処刑された。 連合軍がもっと早くヒトラー政権を 倒したとしても恐らく処刑された後 だったろう。。。 何せ逮捕されたからたった5日で 「処刑」だからねぇ。 信じらんないっす。 何故「白バラ」が結成されたのか、 結成された経緯、ゾフィーが何故、 どうやって仲間に入り、どう活動を始め、 最初はどういう事から始めていたのか 知りたかった。 あと、ゾフィーが組織の中で紅一点 だったから注目されるのは仕方が無いのかも しれないけど、お兄さんの事が殆ど映画に 出てこないのが残念。 ともにビラを配り捕まったのだから、 兄の調書もたくさん残っているハズなのに 兄ハンスや仲間については殆ど出てこない。 ショル兄妹と共に処刑された仲間(ショル 兄妹)よりも後に捕まり、学生で結婚し (当時ヒトラーは子どもを産めよ増やせよ と言ってたらしい)3人の子どもの父親で 3人目がまだ1歳未満という青年が言った 「そそのかされた」だの何だの・・・という 裁判での言い訳する場面を見て、 何故彼が「白バラ」に加わったのかを 知りたかった。 あれ、実話で、台詞も本人の調書から 抜粋して使用、ギロチンも当時ゲシュタポで 使っていた本物で、裁判の場所も ミュンヘン大学も当時のまま戦火を逃れて 現存しており、そこで撮影されたという。 何もかも実話どおりなんだけど、 映画というよりはドキュメンタリーに 近い内容だった。 ともかくあの裁判長の傲慢さは何なんだ? というくらい1人で喋りまくって 罵りまくっていた。
あの裁判長、結局2000人強の 自分達の国民であるドイツ人を反逆罪で バタバタと処刑した。 ゾフィーが裁判で
「今にあなたがここに座るわ」
と言い放ったけれど、ヤツは ソコ(被告人席)に座ることは 無かった。 座る前に死んだ。 絶対に良い死に方はしないと思って いたけど、なんともお粗末な死に方をした。
裁判の資料を探しているうちに 角材で頭を打って死んだ
のだそうな。 アホみてぇ=3
今、ぱんちゃんはアンネ・フランクに 魅せられた人の小説というか、 紀行本かな・・・を読んでいる。
ナチスに迫害を受けてきた多くの ユダヤ人だけではなく、 実は多くのドイツ国民もまた迫害を受けて 暮らしていたと知った。 ドイツ人はユダヤ人大虐殺の事実の上に あぐらをかき、自分たちの民族は 「優れている」と勘違いしたまま、 優雅な生活を送っているのだとばかり 思ってた。 だって、強制収容所で彼らがやって きたこと、ガス室送りになった人達の 歯から金歯・銀歯を引っこ抜き、 女性の長い髪を剃って絨毯やら洋服やらに 仕立て、焼いた骨は砕いて肥料にした。 そこまで人を無駄にしなかったのだから さぞ優雅な生活をドイツ人は送って いたんだろうと思った。 考えてみれば日本だって、国民は大戦中、 優雅じゃなかったよね・・・。 ヒトラーについての書物はたくさん ありすぎてどれから読めばいいのかと 言う感じなんだけど、ちょっくら買い漁って 読んでみようかなぁー。
でも。 ちょっち失敗だった感のある DVDですた、はい。(^^;)
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