パパが亡くなってから1ヶ月以内のうちに 公共料金の銀行引き落としの変更手続きなど 一気に行った。 納骨が2月の末にあって、その後は ”のんびり”というよりも気が抜けた状態だった ぱんちゃんとママ。 「ああ、そうだ、遺言書があるんだ・・・」 と思い出して行動に移したのが4月の頭だった。 銀行はともかく煩くて何度も何度も裁判所に出向いた。 ぱんちゃんちには「パパの直筆の遺言書」がある。 公証役場で作成した場合は裁判所に行く 必要はないんだけれども、直筆となると全く別で、 裁判所の検認を受けないと公の公文書とはならない。 検認を受けるには、必要書類を揃えて申し立てに 行かねばならず。 その書類がまた大変なんだ、これが・・・。
パパが生まれてから亡くなるまでの戸籍謄本、 除籍謄本、住民票、収入印紙、切手、 法定相続人全員の住民票、戸籍謄本、 印鑑証明、身分証明書(区役所発行) などが必要。 少しでも記入漏れがあろうものなら絶対に 受け取って貰えない。
やっと揃えて4月下旬に申し立てが出来、 5月下旬に遺言書を裁判所にて公開、 その場で検認。
パパの前の奥さんとの間に出来た子ども2人は 遺言書に不服無し。 納骨の時から「遺産はいらない」と口にしていた。 (娘は一切、関わり合いたくないらしい) ↑ だから言葉は悪いが楽ちん♪
銀行に電話したら(凍結解除に関しては窓口では 取り扱わないんですね)、遺言書の中に 遺言を執行する人が書かれてないということで 銀行が動かず。 「裁判所で ”遺言執行人の選任”を受けてくれ」 と言う。
なので、またもや裁判所へ申し立てに行く。 すると遺言書、遺言書の検認書(裁判所発行)、 登記証明が必要だという。 登記証明はパパが亡くなってから現在まで (申し立て日)、登記変更されていないかどうか、 執行人立候補者(ママ)を審査するものらしい。 これは最高裁の側まで行って申請を行うか、 郵送かで出来るので、郵送しました。 1週間後、返事が来たので、横浜家庭裁判所へ 郵送しました。(郵送してもいいんだって) その際に、裁判所から貰った書類を書かねば ならず、それも同封して送ったんですけど 書き方があって、登記簿通りの番地(数字は不可)、 家屋番号まで書かないと「不備」で戻ってきて しまいます。
我が家でここ1週間近く夕食を共にしている Kさん(奥様)がお友達に司法書士がいると いうことで予め無料で書き方を聞いてくれて 教えて貰ったので、これに関しては「不備」で 戻って来る事はありませんでした。
選任通知が1週間後に届き、会社を休んで 銀行に電話すると、やっと凍結解除に必要な 書類の書き方を教えてくれました。
昨日、それらを持って銀行に行きました。 窓口で出すと、受け取って貰うまでに 1時間半も窓口の椅子に座って待たされました。 銀行のオンラインでは消費者金融以外は裏で 繋がっているようです。 なので、窓口で「審査(確認)させて頂きます」 と言って、窓口のおねーちゃんの後ろで 窓口のおねーちゃんと、銀行のおっさんが マシンに釘付けになっていた。
そのうちにパパのキャッシュカードを取り上げ られて、使えないようにハサミを入れられました。
「ああ、解除に向けて動いている・・・」
と思ったら、泣けてきた。
パパがこの世にいた痕跡が、足跡が、 確実に消されていく。
ママがパパと同じ銀行(支店も一緒)に 口座を持っているので、 そこに一旦パパの預金が一気に入る。 その為、ママの通帳も提出する。 ただし、その場では帰ってこない。 マル優の関係もあって、生存中は非課税だった のが、亡くなった1月7日以降は税金がかかる。 その税金の計算を出さないとならないので 1週間程、銀行がママとパパの通帳を預かる という・・・。
銀行の人と少し談笑した時に驚いたのは、 ぱんちゃんのようなケースはマレなんだそう。 まず、直筆の遺言書を書かれる人は 少ないんだそうな。 直筆どころか遺言書自体を残さないらしい。
だから、殆どの方は銀行から貰った書類に 印鑑を押して終わりなんだとか。
ぱんなのように再婚同士でお互いにそれぞれ 子どもがいる場合は、遺言書があればむやみに モメる事はないと思う。 もちろん、十人十色であさましい性格の人は 「遺産をもっとよこせ」だの、 被相続人(亡くなった人)の意志に反して 「遺留分の権利」を主張する人によって 裁判沙汰になってモメるケースも少なくはない けれど。 もちろん、実の兄弟同士でも裁判沙汰になっている 人は多いよね。
でも大概は、離婚もせず、外に子どもも作らず という家庭が殆どだから、葬儀屋さんによって 死亡届が提出される前(最近では葬儀屋さんが 一手に引き受けてやってくれます)に銀行へ行って 預金を全部下ろして簡単に終わるんだって。
といっても、最近はそれも厳しくなったそう。 というのは泥棒に通帳を取られて大金を下ろす という手口が多くなって、銀行側がそれによって 被害者から逆に裁判を起こされるケースが多い んだそうな。 確か、NHKでもニュース(特集)でやってました。
本人かどうか確認も取らずに大金を下ろさせる 事はおかしい。 普通は大金を一気に下ろすことなんて無いんだから そういう時は本人かどうかの確認を取るべきで、 それを怠った銀行の手落ちである
と、裁判を起こしているケースが本当に多いと 特集されていた。 だから、一回で多額の預金の引き出しがあると 銀行側も本人に確認の連絡が行くようになったそう。 でも、ATMで50万ずつ下ろされたら 防ぎようが無いよねぇ・・・。
で。 最近では、病死の場合は治療が中止になった 段階で少しずつ少しずつ、何回にかに分けて 預金を振り分けるという事を皆はするんだって。 銀行側もその辺はさかのぼってお金の出し入れを チェックする(死亡届が区役所に提出された 時点で銀行の窓口での預金の取り引きは ストップするから。でもATMは動いてるけど) し、その辺りは片目瞑ってくれてます(^^)
でも、ぱんちゃんの家庭のようなケースは 裁判沙汰になる事が多いので、そういう家庭は やれないですけど。 ママの弟が○井○友銀行の銀行マンなので 教えてくれたんですが、 裁判沙汰になった場合、相続人は遺留分の請求は 出来る為、遺言書の内容が不服の場合に「遺留分」 についての裁判を起こされてしまったら、 裁判所の方から銀行側に預金の出し入れの確認の 要請が来るんだそうです。 だからそうなると、何年か前からさかのぼって 確認されてしまい、裁判所が「意図的に行った」 と判定されてしまいやすいんだそう。 そうなると更にすったもんだになるんだって。
凍結解除に関してはその銀行によって多少 手続きが違うのですけどね。
で。
銀行のおっちゃんに、
「お宅様のようにかなりの資産がおありに なる場合は、本当に面倒な手続きとなります。 皆さん、大体、ここまでややこしくなく 処理されてますから・・・」
と言われました。
パパはこの銀行には約3千万しかいれてません。 普通の家庭なら主婦が専業主婦の家庭であっても このくらいは誰でも貯めていますから、 資産があるとは言えないと思う。 正確にはいくらか忘れたけど、でも3千万円には 満たない額なので、この額だとマンションすら 買えません。 なのに「資産がある」という表現を使ったと いうことは、銀行側では裏で全て繋がっていて 総資産額(不動産も入れて)を把握できる 状態なんではないでしょうか・・・。
ちなみにパパは、銀行は1個所しか使ってません。 ぱんちゃんのようにあっちこっち作ってない(爆)
いや、ついつい可愛いキャラクターだと口座を 開いちゃうんだよね。 通帳もカードもキャラクターで可愛いんだもん♪
で、それがさー。
キャッチに捕まったんだよ〜。 それはまた明日の日記に書くけど。
で、一旦家に帰って郵便局へ。 こちらのパパの口座も解除しないとならないから。 郵便局は銀行の窓口と違って戸籍謄本(相続人)、 印鑑証明などがあればその場で動くのには ビックリでした。
銀行は遺言書・検認書・選任書も必要で、 窓口でコピーされました。 その他に印鑑証明や除籍謄本・相続人の 戸籍謄本なども必要だったので、郵便局の 簡単さにはかなり驚いた。
もちろん、銀行も郵便局も相続人全員の 承諾書なる用紙に判を押したもの(全て実印) が必要になるので、要するにモメている家は 実印なんて押してくれないから大変なんですね。
本当は不動産登記もやりたかったんですけど、 時間が無かったのと、書類不備で戻ってくるだろう と思ったので行きませんでした。 パパ方の住民票が無かったから。
それで、一人で処理する事が銀行なども含めて 本当に大変だったので、不動産登記に関しては 司法書士に頼むことにしました。 プロに頼んだ方がお金は掛かるけど楽だから。
昨日、Kさん夫妻とSさんと我が家で夕食を 摂った時にSさんが
「うちの時にやって貰った司法書士を 紹介しようか? 良い人だったよ」
と言ってくれたので、お願いすることに しました。
Sさんは、お花やお茶も師範を持っていて、 (池坊とか言ったよ。有名だよね、池坊って) 天皇陛下も彼女のいけたお花を見にお出掛けに なる程なんですって。 何でも出来る方なので、美味しいお茶の入れ方を 教わりました。
そうなんです、昨日もまたお食事会だったの。 でもね、一人暮らしの彼女が本当に楽しそうに しているのをみると、私も凄く嬉しい。 「Sさん」と呼ばずに名前で「Nちゃん」なんて 呼んじゃってるぱんちゃんってどうよ(笑) 彼女はえっちゃん(パパの入院の時に保証人に なってくれた方)から「ピーちゃん」なんて 呼ばれちゃってるし。 ・・・鳥じゃないんだからさ(笑)
そうそう、Kさんの話ではうちのリフォームは 壁をぶち抜いて、床も張り替えて、センサー付きの 門柱(人が通るとセンサーで電気が自動で点く) を泥棒が入りやすい所に設置するので、それとか バリアフリーにするために天上から吊るすタイプの 引き戸を2個所、キッチンの壁も抗菌タイルを外して 拭きやすい一枚板にするのね。 それにインターフォンを設置するので、 リフォーム代は100万以上するんだそうな。 キッチンの水回りだけだったら50万で済んだんだけど。
あーあ、なんだかガックリ=3 でも、これが終わればまぁ、暫くはね・・・。 本当はお風呂も一枚板にしたいんだけどさ。
でも、こうやって銀行の凍結したパパの口座の 凍結解除の手続きが終わり(まだ口座は凍結したまま で、凍結解除してから連絡が銀行からあると思う) 振り向いてみると、パパが生きてきた足跡が全て 消されてしまうという思いがして哀しい。
|