一行詩



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2005年10月26日(水)
選集 9/2〜10/26


■グリーンチェックの冬の朝 ++ sai


   だって二人マントを着ている







■時の雫 ++ パセオ


   生来、忌み嫌われていた害虫たちの幾星霜 琥珀の中で美とともにまどろむ







■ながれる ++ サビクギ


   季節の勾配は冷たい石畳だ







■行動学 ++ kshima


   歯磨き→カルピス→歯磨き







■曖昧加減 ++ 時刻人


   僕は果てしなく僕だけど、耳が飛んだから違うのかも







■シエルの空 ++ りこ


   いつも片方なくすでしょ それからあっち向いてほい







■リンゴ ++ 軒下ハッカ


   はじっこからかじってゆくと、青虫の恋をかたどるよ







■(無題) ++ 泉      (MVP)


   ひとりではひとしずく だいちにはもっと沈んでいる







■ 自画自讃 ++ あおば


   質問があるのです、船が出るのです、夜になりました。







■(無題) ++ 悲しい鳥


   歌っていれば誰かが聴く







■私は見た ++ テツ


   帰り際に指差したものは少しずつ色付いている







■折り目にいる ++ 西岡健太郎


   折り目のなかにある折り目に座る私はなぜ濡れている







■月見 ++ syuu


   両断するクリームパイの満月







■あわだつ ++ ふあこ


   世界の裏側って、きっと、違う襟足をしているのよ







■ある秋に ++ 青色銀河団


   公園の池で、さかながいっぴき跳ねた、ただそれだけなんだけど。








秋ですね。秋ていうか、雨ばっかりだけど。約一月ぶりの選集です。今回勝手に自分で自分の投稿強化期間を設けまして、そのせいか投稿数が多くみえました(笑)力を入れすぎなくていいから、こうやって書いていないと書き方を忘れそうで怖いです。

MVPは悩みました。投稿をしてくださる方のを読むと、私には書くことのできないような言い回しや言葉があって、そういうのを見るたびにドキドキするのですが、最近さらにそういうドキドキが多くなってきたように思えます。泉さんの一行は、すーっとしてて良かったです。取り立てて特定のものをイメージさせるような言葉が入ってないのが印象的。いっぱい大地に沈んでるってだけで「いっぱいなんだ!」て思う。それが何のことかとか、あまり気にならないなあ・・・。面白いです。他には青色さんやサビクギさんとかsaiさんも今の季節っぽい感じがして良かったです。

申し訳ないくらいに不定期になってますが、引き続き選集はしていきたいと思っています。これからもよろしくお願いします。





[ マイエンピツドウゾ ]



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