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台所は いい
ちゃんとした 時間が流れる
なにを どう茹でればいいのか なにを どう炒めればいいのか
ちゃんと時間がある
そのなかで 過ごしていると
自分も ちゃんとしているような気になる
洗い物をしているあいだ 考えている
考えていない
堂々巡り
どこかに行って
どこにも行かない
手繰っても いつか 切れてしまっていて
あるいは
いつか 切ってしまっていて
そうして
また 繋がってゆく
街灯に 光る
もう 雪になりそうな
音のような
静か
ガラス窓が白い
昼休みの ひとり
風景が 霞む
湿った風が
夜を渡ってゆく
普通の 一日
ただの 一日だけれど
このまま 終わってしまってしまいたい
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