昨日いっきに散財です。 基礎化粧品と服とブラシとVガンの設定資料集買いました。いやー、けっこうあっさり消えてしまいますね、いちまんえん。 というか、Vガンの設定資料集、資料集じゃなかったし。や、もしかしたらそうかもなあと思いながら買ったんですが、解説書?というやつでした。全話解説してくれるから、これはこれで便利なんですが……知りたいことにはちょーっと足りないんだよな。参ったね。二千三百円もしたのに(苦笑) でも新しく判明したことはいろいろあって、衝撃だったのが、カテジナ・ルース十七歳の事実。そして驚愕だったのがクロノクル・アシャー二十歳。
…………二十歳っ!?
私より下っすか!? もうね、すんごい色々動揺した。やばい。 個人的に、カテジナさん二十歳前後、クロノクルさん二十五から二十八くらいって思ってたのに…二十歳? カテジナさんが十代っていうのはまだ許せるとして……二十歳?二十歳ってなに?(汗) 各話解説読んでからその年齢知ったんだけど、んとね、なら仕方ないって思った。とりあえず仕方ない。 だってさ、Vガンダムそうなると、主人公のウッソ・エヴィンが十三で第二次性徴前でしょ。そりゃ素直に大人の言うこときくさ。私だって中一のときは親のゆうことちゃんと聞いて学校だって毎日行ったし勉強だってしてたさ。 あのさ、宇宙暦ではどうなってんのかしんないけど、十三歳じゃ反抗期前じゃん。過酷な運命を前に逃げずに戦うウッソって、そりゃ戦うだろ、十三(なりたてってことは十二に近い)だもん。アムロは逃げたしカミーユは切れたって、そりゃ彼らは逃げるし切れるわ、十四/五でしょ?思春期じゃん。 ははは、この解説書いたひとは自分が子どもだったことは覚えてないのかな? 反抗期って結構大きい。第二次性徴もめちゃくちゃでかい。 んでさ、十代の年齢ごとの刻みがいかに大きいかってこと、制作サイドは分かって年齢きめてるのかなー。 カテジナさん十七? 私は、なら勘弁してあげてよって思った。 十七なんて、一番心んなかぐちゃぐちゃなときじゃん。中に鬱屈したもの抱えてるって、そりゃ抱えるさ十七だし。反抗期終わってめちゃくちゃモラトリアムじゃんか。仕方ないべや。 で、クロノクル中尉二十歳? クロノクル大尉二十歳? クロノクル司令官二十歳? おいおい、マリア女王の弟だからって二十歳かよっ!?(いっそ爆笑) 二十歳の司令官って、ええと、銀英伝のラインハルト氏は…例外だからいいとして(冷汗)、とりあえず将官クラスがなぜか一人も出てこないこの話では凄すぎる設定では?(銀英はなんかいい。だってあれ読んでると大佐以下しょぼい階級にしか思えないもん。准将以上じゃないと記憶に残らない。だから最初ガンダムに触れたときに、その階級の低さに吃驚した。元帥とか、いないんだ!) でさ、二十歳って。 私が二十一だから思うけどさ、未熟で仕方ない、というか未熟さに足掻いても仕方ないのでは…とフォロー入れたくなる。というかこの設定を見て恐ろしくなったのは、まさか一年戦争時のシャア・アズナブルもまさか……。 おそろしすぎて調べてないんですけど、なんなんだろう、この年齢は。 今まさにローマ史にはまって色々読んでる私としては、ちょっといただけませんな。 共和政ローマからユリウス・カエサルのところを読んでる私としては、ポンペイウスでもここまで若くない…と言いたい。大器晩成という言葉があてはまる、カエサルなんか、二十歳はおしゃれにこったり、女の子と遊んだり、とりあえず心行くまで充電してた時期じゃないですか。
二十歳になにができるよ。 二十歳なんて、ようやく自分が子どもではないんだなって漠然と分かって、かといって大人ではない自覚もありつつ、だから大人ってなんなの?という疑問を抱くときでしょ。少なくとも私はそんな感じだし。それで、四十代五十代のひとたちから「最近の若者は」とかひとくくりにされるのに、「はあ?」と反発しちゃう年齢(笑) 反発といっても、中学生高校生のときよりも進化してるから、わりと理性的だと思われます。 だけどそれでも、十三の主人公vs二十歳の敵というのは、思春期以前とモラトリアム(あるいは社会的な建前としての成人)直後という、どっちもどっちじゃん?な構図なわけで、それを踏まえてせりふの解釈とかするともはやどうしようもない。二次創作やりにくくて仕方ない。クロノクルがウッソに「大人の事情だ、子どもには関係ない」なんて、云えるか?そんなこと云えるほど「大人」の自覚なんてないだろ。だって二十歳だよ?(しつこい/苦笑)
そして解説書いわく(解説というより評論だった、と今思い出しました)カテジナさんはクロノクルさんに理念を求めていたのだろうって。 理念? 十七の女が理念なんか求めるかって(笑)
てかなんなんだろう…この本、トミノ監督のインタビューとかも乗ってて……、なんっか思考の硬さ?というかどうにも差別的、というのとは違うかもしれないけど、なんかなーって感じる部分がある。Vガンダム全体を通してもいえるかもしれないけど、それは男の論理だよね、みたいな。 とりあえずVガン見てて思ったのさ。 女をちょっと理想化してるような。 なんか、ちょっと「ん?」って首を傾げたくなるような、ざらっとした手触り。
うまく言葉でいえないからやめよう。 とりあえず、年齢に驚愕しました、と。 ああ、そうそう、ファーストのホワイトベースチームの年齢にも異議ありです。 あ、これは設定が設定だから年齢自体はいいんだ。 問題は、ゼータで再登場したときの女性陣のあの扱い。私だったらあんなんされたら怒る。 七年後でしょ? ミライさんもフラウも二十代前半じゃない。なんであんなに所帯じみてんの! 二十一歳で子ども三人(養子)+妊娠中って私ならいやだ。 時代が違うから考え方も違うし、それが八十年代のアニメということなんだろうけど、ちょっとねえ。 これは他のメカ類にもいえることだな。八十年代テイスト。 森博嗣先生の作品中に出てきた文を借りれば、「かつてのスーパーコンピュータを高校生が当たり前に持ち歩いている時代」が現代、二千年代なわけで、こうやって普通にパソコンや携帯電話を扱う状態からみれば、ガンダムの世界ってひどくちぐはぐ。未来の話にはとても思えないもんね。 宇宙にはいけるし住んでるのに、なんでここでこんなもの使うんだろうって思うこと多い。作中人物の思考も硬いし、古い。
うーん、どんどん悪口になってきた(笑) こういう風に日記で、思いつくままに書いていくと、言葉がぐちゃぐちゃになって分からなくなってくるんだよね。整理されてない。口でしゃべるほど早くはなく、論文を書くときのように整然ともしてないから、言葉は足りてないし、どうでもいいとこがきつくなったり、うん、だからもうやめます。
読み返さないからな、日記なんて。 あとで読んだときに吃驚、という趣向であります。
ま、結局なにが言いたかったかというと、昨日買ったムック本には欲しい情報はほとんどありませんでした、と。 あの本に書いてあるようなこと、私もアタマのなかに持ってはいるけど、それを私はああいう形で出そうとは思わない。↑みたいに書いてはいるけど、こんなもんじゃないです。 はっきりいってこの台詞の解釈、このひとのは違う、と思ったけど、私はそれを批評とか評論という形で出すのは違うし足りないと思うの。 私には書くことしかできないけど、評論という形の書く、じゃ駄目。 それじゃすっきりしない。 だから結局、二次創作ってやつです。私はオマージュだと思って書くけど、そうは受け取られないかもね。 芸術なんて気取るのもアホらしいから、ファンフィクションというわけで。私のファンフィクションは、感想文代わりなんです。
アホらしい、で、また思い出した。 トミノ監督、インタビューで「バカ」という言葉をたくさん使うんですよ。 私はとっさに、 「その言葉の痛さ、重さ、に気づいてるのかな監督は」と思い、「深刻に罵倒する気持ちがないならアホと云って欲しい」と思いました。まじで(笑)
やー、バカって痛いし重いよ。 笑いながら云うならアホがいいね。アホなら傷つかない。 相手を傷つける意図がないのならアホというのがいいと思います。
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