今日のお席はE列上手側。前回はH列下手だったので、だいぶ見方が違いました。 前回はフランス窓の中身は見えなかったので、最後、手錠を外したシドニィさんが梯子を上っていく様子とか見えなかったし。あ、雨がSじゃなくて本当に降っていることにも今日気付きました。 今回は、フランス窓の中はよく見えたし、下手に立って上を向くことの多いクリフの顔はわりとよく見えたかな。でも、玄関口は見えなかったし、シドニィ氏の奥方の表情はほとんど分からなかったかも。まあ、パーセントの問題で、まったく見えなかったとか分からなかったということではないけどね。
で。 今日思ったこと。 ラスト、シドニィをクリフが手錠かけるとき。上にはマジシャンの手錠、下にはただの手錠とならんでかけてあって、クリフは上のマジシャンの手錠をシドニィにかけるのだけど。それで、結局逃げられて後ろからボウガンで刺されるのだけど。 なんだろう。 博さんが単純に間違えたのか、クリフが迷ったのか。それとも選んだのか。 一瞬、下の手錠を取ろうとして、それから上のを取ったんだよね。わざと? だいたい、クリフは下の手錠こそが外れないやつだって、シドニィ氏の奥さんを「死の罠」にかけたときに知ってたんじゃないの? なんでマジシャンの手錠を使うの? シドニィさんが逃げることを期待した?ほんとは彼に殺されたかったの?
と、まあ妄想がいろいろ。 あの一瞬の逡巡はミスなのか何なのか、次回要チェキです。
あと、クリフさんの性格についても色々思った。 彼は一見、ひとあたりのよい好青年だけど。本当は凄いワガママな自我の肥大した幼子みたいな感じなんじゃないかなって。 それは前回も感じてはいたんだけど、うん。 決定的なのはね、自分のタイプライタの音のうるささは当然の顔で、シドニィの机をたたく癖を「うるさい」と怒るとこ。 あとは。 二幕、クリフが「死の罠」を執筆していることにシドニィが気付いて、クリフとしては多分驚きながらもシドニィはよろこんでくれると踏んでいたのだと思うの。それが、怒られて反対されて、シドニィが言葉を重ねれば重ねるほど冷たくなっていくクリフの表情――私には賢い子どもが拗ねてるようにしか見えないです。 笑ってほめてほしいのに、そうしてくれないシドニィに「もういい。僕は出て行く」って。 うわー。 どんだけクリフを甘やかしたんだシドニィといいたい(笑)
もちろん、クリフは計算高いし賢いんだろうけど、多分彼は彼自身が思っている以上にシドニィさんを心のなかに入れてしまってると思う。 シドニィに甘えかかるしぐさとか、苛々したときの、ちょっと低くて語尾が空気に消えるかんじの声の出し方とか、怒ってふれられることを拒否する態度とか全部が、計算しているわりには無秩序で無防備。
照明で気付いたこともあるんですよ。 それは暖炉の上。煙突が出て煙が出るの。ファイルとか燃やすとき。 で。 その煙にもきちんと灯体を一灯つかって、ちゃんとその煙がきれいに見えるようにしてあるの。 うわあ、丁寧に作ってるなあと思った。 でも、上手に座ってると、フランス窓奥の明かりとか、つねについてる木漏れ日明かりがまぶしいかも。
ほかにはほかには。 んと、前回下でよく見えなくて、上でもよく見えなかったので、次回は二階席なので思う存分野鳥の会して確認しようと思います。 何をって? そりゃシドクリキスシィンに決まってるじゃない!!(笑)
いやあ、カーテンコール、健さんの長野さんへのからみが凄いって聞いてたから期待してたのに、そこまでやるにはテンション落ちてきたか長野さんが嫌といったか…わからないんですが、ハグもキスもなくて哀しい今日この頃。 楽ステくらいはやってくれるかなあ、とせめてもの願いを! 博が何といおうとやっちゃっていいすよ、健さん!(おーい)
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