妄想穴倉生活
ヒナコ



 前回の日記

…も含めて、最近皆様にご心配お掛けする内容の日記ばかりですいませんでした…!前回の日記は…書いている時…かなり、我ながら、珍しく、激しく落ち込んでいたので、あのようになってしまいました。もうちょっと事務的に書くべきだったかと…反省…!もちろん、書いた気持ち(内容)にウソはないんですけど。書き方がね、無用な心配を掛けるやり方は控えなければいけないと思いました(汗)(--なのでちょっぴり改稿しときました(笑)ま、ニュアンス変えた程度ですが--7/7)BBSやメールでたくさん励ましの言葉を頂いて、もちろんとても嬉しく、有難く、励まされたわけですが、必要以上にご心配おかけしてしまったようで、それが一番申し訳無いです…!本当にすみませんでした&有難うございました…!それに、お互い忙しく最近連絡を取り合えていなかった友人が、アレを読んで「どうしたんだー!」と電話をしてきてくれましたよ。忙しいのにホントごめんよ…!有難う!(私信)

そんなこんなで、ここしばらくやさぐれていたのもあって(ぇ)BBSのレスおよびメールの返信が溜まってます。ごめんなさい…!一気には無理なので、今ちょっとづつ返信しています。もうちょっと待ってくださいね。

足はもう随分と良くなったように思います。まだ深く膝を曲げると痛みますが、腫れる頻度が少なくなってきたかな、と。包帯もようやく取れて、これからは通院の回数も減らしていいと言われました。良かった〜。加療にかかった3週間近くの期間のスケジュールがぶっとんだために、今後のスケジュールも結構厳しくなっていますが、今月は頑張らないと。日記も通常モードに戻れますように(笑)

2003年07月05日(土)



 ★重要なお知らせ★(7/7改稿)

ご報告-----------------------------------------

大変申し訳無いお知らせがあります。
先の日記でも書いてるように、私は今月頭、交通事故に遭いました。それが、自分で思っていたより加療に時間がかかってしまったため、最終的に六月の仕事を調整…早い話が休むことになりました。拙作を、それでも楽しみにして下さっていた読者の方々には本当に申し訳ありません。

そういう話になったのはもう少し前なのですが、間際まで判断を迷っていたので、結果、休ませていただく出版社に多大な迷惑を掛けてしまいました。休むのは海王社GUSHVol.5のリトルバタフライです。六月〆切の漫画仕事がたまたまリトルのみだった、というだけのことですが、自分の中でも思い入れが深い作品なだけに休むのはかなり心苦しいものがあります。本当に申し訳ありません。

事故当初は、この日記でも書いてたように、私自身、1週間くらいで治るだろうと思っていました。骨にも異常がなく、腕も無事なので、仕事に影響はないだろうとタカを括っていたわけです。だからこそ、日記も面白おかしく書いたのですが…。事故後「一番酷い怪我は足だし、仕事は出来るハズ」と信じて、実際にいくつかの仕事をなんとかこなしたのですが、結果、体全体に不調を感じるようになり、能率が劇的に落ちていきました。加えて思ったより治療が長引き、最終的に3週間ほどスケジュールがずれこむことになってしまいました。見通しの甘さを痛感するばかりです。

このままではいけないと思い始めたのが遅かったため判断が遅れ、編集部に相談させていただいた時には、既に予告が動いてしまった後でした。なので、7月発売の号の予告に私の名前が載っていますが、8月発売の号のリトルは休載です。ごめんなさい。もちろん予告のことだけでなく、そもそも連載なのだから、編集部にはそれなりのラインナップがあって、私の連載が1回延びれば、延びた号のラインナップの調整もあるだろうし、編集部全体に、そして同雑誌の先生方にもご迷惑をかけたことになります。本当に申し訳ありません…。プロとして、自覚が足りなかったと深く反省しています。

それでも今回は「事故なのだから仕方ない」と割りきって、休む決心をしました。迷惑かけて今月は休ませてもらうことにしたのだから、きちんと休んで、次は良いものを描くことでしかこのマイナスを挽回できないと思うので、残されたチャンスをキチンと頑張るつもりです。掲載はどうなるかというと、2回やって1回休み、そして2回描く、という予定だったのが、休みが2回になるわけです。一応、事故で休みます、というトークか何かを描かせていただけるようです。
怪我のほうは切開以後、かなり良くなってきているように感じますので、来月には仕事復帰できると信じて頑張ります。

編集部をはじめ、迷惑をお掛けした皆様、なにより読者の皆様、本当に申し訳ありません。ここの更新もしばらく滞るかと思いますが、なにとぞご了承ください。
復帰後も変わらず応援していただけるよう頑張りますので、どうぞ宜しくお願い致します。

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思うところあって、少々修正しました。(7/7)

2003年06月25日(水)



 ジャムひと瓶

仕事があって週末医者に行き損ねました。
それでちょっと無理して椅子に座りつづけていたら
右足全体が腫れ上がってしまいました。

そんなこんなでようやく今日医者にいったんですけど
今日の先生は院長先生でした。
そこの病院は曜日によって先生が変わるのです。
院長先生は私の足を見て
「こりゃー2〜3ヶ月かかるかもなあ」と言いました。
ににに、2〜3ヶ月!!?診断書では確か1週間と。
冗談じゃないっ!仕事はどうなる!
つか診断書、警察に出しちゃいました。
わ、私が無理したのが悪いんでしょうか??(涙)(弱気)
(警察のほうはあくまで*見込み診断*なので
問題無いと言われましたが)

院長先生は他の日のカルテを見るなどして
私の症状をよく吟味しておられました。
先日のぐりぐりの一件も御覧になって
「注射は細い針じゃ出てこなくて当然だよ。
何?太いのでやった?それでこれだけ?成る程」
などと下の先生から聞いておられます。

で。結局
「切っとく?」
と言われました。
(何故ここの医者は押しなべて
どんな話題でもトーンが変わらないのか…)
まあそれはそれとして、院長先生は
前一度見てもらった時も結構信頼できるカンジだったので…
私はそれもいいと思いました。
しかし、先日の件もあるので、私は恐る恐る
「麻酔してくれます?」と聞いてみました。
「麻酔して欲しいの?」と院長先生は言いました。
(言わなきゃしないつもりだったのか…)
私はやさぐれました。
だってさー。看護婦さんが麻酔注射よりも早く、
まずメスを出してきたんだよ。怖!
チームワークいいな、おい。
「切るって言ってもね、2cmくらいだよ。
悪い血を出してしまえば2〜3週間で治ると思うからね」
それでもそんなにかかるのかぁ…と思いましたけど
切らないより3分の1の期間で済むんだし
思いきって切ってもらうことにしました。

で、麻酔を切る部分に施して、さくりと切られました。
「寝てていいよ」と言われましたが
「いや、見てますよ」と凝りもせず答えました。
切った部分から真っ黒な血の塊がぶちゅっと出てきました。
そりゃもう、すっごく不健康そうで
本当に固まりかけてて、なんというかゲル状です。
こんなちょっと切るだけで大丈夫かな?とか考えていたら
院長先生はぎゅううううぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜っと!
力いっぱい搾り出したんです。
ぎゃああああああああああ!!!
いてぇぇぇぇぇぇぇ〜〜〜〜!!!
すると切り口からどんどん、もうどんどん
ぶしゅぶしゅ出てくるわ出てくるわ。

私は笑いました。
想像してください。
--小さな犬小屋からでかいゴリラが4頭でてきたら--
ありえないでしょう?
びっくりして笑うでしょう?
まさにそれです。
確かに私の膝は腫れていたけど
どこにこれだけの悪い血を抱えていたのやら。
そして笑いながら言いました。
「ブルーベリージャムみたいですね♪」
先生も笑いました。
看護婦さんも笑いました。
助手のお兄さんは
「どうして皆笑ってるの?(汗)」とぶるぶるしました。
(萌えー)

ジャムはたっぷりひと瓶ほど取れました。
絞ったあとの私の膝はしわしわになっていました。
曲げた状態なのにしわしわの膝。めったに見られません。
その後、縫合するのかな?と思っていたら
「新しい血が溜まらないようにね♪」と言って
その傷の中にガーゼをぐいぐい詰められました。
2cmの傷口からガーゼの端がちょこっと覗いています。
そりゃ詰められますよね。
今あんなにいっぱいジャムが入っていた場所ですものね。
しわしわですものね…
私は笑いが止まりませんでした。
院長先生は
「お産みたいだったねえ。すっきりしたでしょ!」と言いました。
私は最後まで笑っていました。
泣き笑いでした。







2003年06月16日(月)
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