夢中夜
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***この間は夢***ほかは現実です、たぶん。
*** 猫の群と蝶の群が襲ってきた。 猫は速いし、蝶は鱗粉が落ちてくる。 住宅街の道いっぱいに広がって追いかけてきたので、自転車で逃げる。 気がつくといつの間にか振り切っていて、静かな沼のほとりに出ていた。 自転車にまたがったまま休む。 なんとなく水面に浮いている木の上を見たら、腕くらいの太さもある蛾がとまっていた。 もしかしてたくさんいるのかな、と思ったらこわくなった。 ***
N大に通っている人とすれ違った。これから名古屋に帰ると言っていた。 まだ学生なのかな、と思ったら院生だった。楽しそうだ。
真っ白い扉。 反対側の世界がうっすらと透けて見える。 ノブはない。どんなに押しても開かない。
扉の隙間に指をかけて軽く押すと、不思議な反動で自分の方へ開いた。 開いた扉は信じられないほど軽かった。
かすかな記憶を思い出しつつ、ギリシャ文字をなぞる。 チェコ語は、チェコ語かどうかも判別つかない。 画数が多い中国語。なぜかすべてが旧字体になっている。
世界のどこかで、日本語という異様な文字に苦労している誰かがいると思う。 それがどこの国の文字かもわからないで。
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きみの星はやみの夜に輝いている
(Carl Hilty)
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