--> + rat rhyme +





+ rat rhyme +



    










いつもきみが連れてくる不安に
もう付き合いきれない












    









見つめた言葉の中
互いに違う意味を見出していた













    










ぼくがきみを好きな訳は
きみが輝いていたからではないんだ
もちろん
きみの輝きは
何にも勝る魅力ではあったけれど


きみの輝きが
いつしか消えてしまっても
その亡骸ごと
その存在ごと
全部愛せる自信だけで
この思いは成立している













    











もしもそのときがきたら
ぼくは
かみさまと心中してもいいとすら
おもっているんだ












    










しあわせは
まるで影絵みたいに
幕の後ろ側で
カタチを変えて
光が消えてしまったら
それでおしまい











    










哀しみの名残りが
体から出て行こうともがく


出て行く先の
心当たりが
あるとでもいうのだろうか















    









もうさ
あれこれ
御託を並べるのはやめて
いいかげんにぼくら
出会っちゃおうよ


そしたら
すぐにわかるはず
ものすごく気が合うはず


2度と離れられないぼくらになろうよ











    








きみはまだ
出会えてないかもしれないよ
きみにとっての
たったひとりの人に


きみの隣で笑っているその人は
実はそうじゃないかもしれないよ


だって
きみは探してもいないじゃん
きみはいつだって
探されるばっかりじゃん


だからきみはもうすぐ
ぼくを探しはじめるよ












    









あなたはいつも
わたしから言葉を奪う


なんにも言えずに
ただ見ているだけ


桜色に染めた爪が
恋に堕ちたわたしを嘲笑う











    









過去と
とてもよく似ている今にいる
あの夏から始まった時間は
知らぬまにわたしの中にあったのに
もうそこを見ずにも
ちゃんと笑えてたことで
もうすっかり「忘れた」と思い込んでいた


けれど
やってくる季節のそれぞれに
あなたに纏わる記憶があって
その確かさが
あなたをいつまでも今にとどめてしまう













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