-->
|
一緒に歩んだ記憶など ただの幻想にすぎなかったわ |
|
傷なら1人で癒す 時が満ちれば 凛と開く花のように 舐め合うための傷ならいらない そんな絆は 最初からないも同じ 加速をつけて向かう未来 風は強く肌を刺す 流れ出す血を 空気に溶かして ただ 先を急ぐだけだ |
|
寂しさに取り囲まれるには ものの一秒とかからない 幸せに心躍らせた 一瞬の隙をついてくる 雨の匂いはいつも 失った過去を連れて来て もうそこから遠く離れてしまったことを 今が見えなくなるくらい 必要以上に思い知らせる 逃げるほど苦しみが増すのなら 逃げるのはやめて 寂しさに体を預けてみようか 太陽が覗くまで |
|
失ったものばかり追いかけていたから 得ていたものに気づけずにいた 何もかもを失くしたように思えても まだこの手の中には 僕が気づいていないものが たくさんあると思うんだ これからも僕は 今 手に持っているものを 気づかぬうちに手放し続けながら また新しい何かを 気づかぬうちに増やしていく 掌は いつも適度な重みを持っているから 少しでも軽くなったと感じると 慌てて重さを補おうとする 空っぽのままが続いたっていいのに そこに不安を注入して 重さを保とうとする 陳腐な行動だ 希望を注入するには とても時間がかかるから 重量感たっぷりの不安で満たそうとする 注いだ瞬間に不安は自己増殖を重ね いつしかその重さに支配される 再生するために注いだはずが 再生からは最も遠い場所にいた 失い続けるのが怖かった 空になるのが怖かった ずっと 今はもう それでいいと思う それがいいんだと思う 空になったら また何かで満ちるまで 歌でも口ずさんでいればいい その繰り返しの中で 僕が最後に手にするものは 一体どんな輝きを帯びているんだろう そのために僕が出来ることは 目の前にある今を 磨きつづけることだけだ |
|
きみと キチンとさよならしなかったことが ここまで得体の知れない何かをもたらすとは 正直 思いもしなかったよ 同じ道を行けないなら いっそキライになろうと 長い時間をかけて 自分を誤魔化し続けたしっぺ返しを こんな形で受けるなんてさ |
|
真実の前には いつも取り除けない紗をかけて わざと自分で自分を見えにくくする あの頃もそうだった 夏空の下で 汗ばんだ手を翳して 遠く太陽を見上げる振りをして きみの空気を感じていた 空気を掴みそこねた時は 隣にいるのに 太陽よりも遠く感じた こんなことなら 真っ直ぐに見つめていればよかった でも 真っ直ぐに見る方法がわからなかった |
|
たすけて たすけて このままだと息ができない まだ本当に人を愛していないのに このまま息絶えるわけにはいかない |
|
気がつくと 頭のてっぺんから 足のつま先まで きみが浸透していた ふとした時に 口をついて出る言葉は あの頃のきみがよく言っていたもの よくもここまで 記憶の中で生き続けさせてきたものだ 追い出すチャンスは何度もあったのに きみの放った冷たい言葉の中に 隠されていた温もりが 今になってわかる わかりにくい優しさが うまく伝わらないことに いつも苛立っていた 後から後から押し寄せてくる後悔に 消されてしまう前に きみがいつも吸っていたタバコに 火をつけて 煙と一緒に吐き出してみた とてもにがい味がした |
|
みぞおちが痛い 知ってしまった事実を 欠片も残さず 消し去りたい どうあがいても 消えてくれない事実を前に 息が出来なくなった きみを忘れ去る日なんか 何度眠っても永遠にこない |
|
果てしない憎しみの渦の中に 引きずり込まれていきそうです あたしとは何の関係もない人を 心の底から憎んでしまいそうです それがもたらす影が 日に日に大きくなっていって 逆らえないくらいになったら あたしの行く道は どうなるのでしょうか それに飲み込まれてしまうのでしょうか どうかあと少し ここで踏みとどまる力をください |
| HOME BACK INDEX NEXT |