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きみ以上に
好きになれる人なんかいなかった
大好きだけど
憎たらしくて
頭もよくて
口が達者で
だけど
優しくて


喧嘩もして
頬もぶたれて
ほんとに好かれてるのか自信がなくて
だからいつもまとわりついて
時々ほっとかれて
時々だきしめてくれて


季節がいくつ変わっても
その香りにきみを思い出す


今 きみの隣には
違う誰かがいると知っても














    











きみの今を知った時
ある人から
「つい最近1つの波が終わったんだね」
と言われた意味がようやくわかった


心当たりが全くなくて
何のことだろう?と思っていたけど
きみの中でのぼくが
すっかり終わってしまった
ということだったんだね


ぼくの中では
もう終わった出来事だったつもりが
実は少しも終わってなんかいなくて
何もかもが
きみに繋がっていって
終わらせるすべがなかったから
そのまま手をつけずに
放置していただけだった


きみの中でぼくが
すっかり息絶えた事実を知るまでは
とても終わらせることなんか出来なかった


やっとこれから少しずつ
きみを終わらせていけるから


きみはその人を大切にしてください
あの時のような苦しみを
その人に与えないでください














    











あなたは結局
自分より弱い者しか
好きになれない人だったのね













    











きみが
共に歩く人を見つけるまでに
これだけの月日を費やしたことに
救いを見出してもいいのだろうか


その間
きみの中で
存在できたと思ってもいいのだろうか


だとしたら
もう
それで
すべて
いいことにしてしまおう
おしまいにしてしまおう













    












あの頃のきみにとって
ぼくが少しでも救いとなりえていたなら
それを喜ぼうと思う


そうでもしないと
浮かばれやしないよ













    











大嫌いだと思うことで
大好きだった事実を
打ち消そうとしてきた


傷つけることで
傷つくまいとしていた


こんな思いにかられるくらいなら
あの長い時を
もっと慈しみながら過ごせたのに
幾度もきみに好きだと言えたのに


きみはもう
共に歩く人を見つけてしまった












    











もし
今のわたしのまま
あの頃のあなたに出会っていたら
2人は離れずに
ずっと一緒にいられただろうか


ありえないことばかりを並べることで
この大きな隙間を埋める












    











きみはきっと
そのことを決めた時
ぼくとの時間を思い出したに違いない
そして
きみの未来においても
ぼくを断片的に思い出す時が
必ず一度はやってくるだろう


それが
きみを苦しめたり
ふしあわせにしたりしないよう
祈りたいけれど
ぼくは今も
思い出の中のきみでさえ
完膚なきまでに傷つけてしまう


どこまでも
決して分かり合えなかったぼくら
それなのに
出会ってしまったぼくら














    












あなたより
一秒でもいいから早く
幸せになりたかった














    










あの長かった時間は
わたしが思うよりずっと深く
あなたを焼きつけていた


あなたを
もうすっかり消してしまったと
あなたは
もうすっかり消えてしまったと
そう
思い込んでいただけだ
あなたが
とても必要だったと
どうやって伝えたらいいのか
少しもわからなかったから


あなたの中で
わたしが色を失ってしまっても
わたしの中であなたは
永遠に生き続けてしまう


泣きたいのに
涙も出ないほど
残酷な現実だけがそこにある












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