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+ rat rhyme +



    












きみが一番幸せだったと言った
あの日々の中に
確かにぼくはいたから
それはそれで
いいのかな
なんて
思うことで
キモチをすり替えようとする
















    












あいたいキモチが
どこにもゆけずに
あたしをぶつから
あっちこっちがキズだらけ
















    












ああ 神様
今度目覚めたら
一面のタンポポが広がっていますように


そして
愛しい人の支えなしにも
そこを走り回れますように


温かな黄色が
孤独の闇を追い払って
明日に向かうぼくを
そっと包んでくれますように
















    













今のことを
懐かしく思い返す
そんないつかの日には


きみが隣にいてほしい












    












きみにまつわるあらゆる感情が
星のように散らばって
カタチをなさない胸の内


ひとときごとに姿を変えて
心の休まるヒマがない














    












遠雷が夏の終わりを告げにくる
ひとつため息をつく間にも
秋は廻り来ようとしている


きみの心に誰がいようと
かまわないと思っていた


ぼくの心さえ確かならと
同じ言葉ばかり
呪文のように繰り返した


そうして
我と我が身に魔法をかける


季節がゆっくりと変わっていくみたいに
ぼくの体にゆっくりと毒が回っていく


いまや誰かの手のひらの上で
のたうちまわっている心境


もういっそ
あの稲妻に撃ち抜かれてしまおうか














    












終わりなど
まるで見えないこの恋に
ほんの少しの安息を


きみから遠く離れた場所で
きみと過ごした僅かな時間を
幾度も体にめぐらせても
求める救いがないのなら















    












ぼくは
きみと
果てしなく閉じた世界に
行きたいと思っているんだよ


そう
まるで卵の中みたいにさ


空気がやっと入るくらいの
細かな穴しか開いていないくらいの
閉じた閉じた世界


そして


そこでしか見ることのできない
きみとぼくの姿を
息がかかるくらい寄り添って
見せ合ってみようよ


そこで見たものが
もしも絶望だったなら
きみから殻を壊すがいいさ















    













ねぇ 向こうでそっと輝いている
あのきらきらしたものはなに?


その正体を確めたくて
一刻も早くそっちに行きたいのだけれど


近づこうとすればするほど
きらきらも遠ざかっていく


うかつに動かないほうがいいのかと
じっとこちらで蹲っているのだけれど


息を殺せば殺すほど
きらきらは薄れていく


決してこの手に掴むことのできない
あのきらきらしたものの正体


それは


きっと…















    














ぼくの中の何かが
音をたてて崩れていく
引き裂かれていく


もう一度積み上げようとしても
その力さえ残ってはいない


見上げた夏空の
真正直な青さが
眩しくて目を閉じる


無数に選べたはずの道を
選ばずに来てしまったから


真上から照らす太陽が作る
短い影の先は
追いかけても掴めない
きみのようだと思う
















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