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もう 逃げ道などないのだとわかった 散る花びらの 地に降りるまでの ほんの僅かな時だけが わたしに与えられた揺らぎだった いつか 地に着くよりほかはない 何を選んでも どう望んでも 風がわたしを運んでも やはり 地が 待つ そして わたしの落ちた地の上に また とめどなく降り続く 花に埋もれる |
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とても 難しい公式と 向かい合うような気持ちで 恋に向かい合った みんなは あの公式に どのようにして どんな顔して 風穴をあけているのだろう また 風穴はあくのだろうか? |
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忘れられないんじゃなくて 忘れないだけ それはあなたの罪ではなく 忘れないわたしの咎だ |
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無数に連なる偶然を 一つにまとめて運命にしたがる こんな自分が大きらい |
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望んでも手に入らぬものを思って泣く くるまれた思いが いつも ちょうどいい温もりを保つから そのきもちよさに 離れきることができない |
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ぼくの見ている現実を だれかが "それは夢だ" とささやいた だれかが見ている現実のほうが ぼくにとっての夢であるのに 永遠に交じり合うことのない あまたの夢と現実が 世界のそこかしこで出会う ああ どうか ぼくにとっての夢が きみにとっての夢でありますように |
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さまざまな色をした 後悔の咲くを見る 一つ一つ摘みあげては ほのかな香りに名前をつける 一つ一つ摘みとっては すべきはずだったことを 思い返す とりわけ 一番美しい後悔に 目を奪われる こんなカタチを見るのであれば 後悔するもさほど 悪くはないかと思う |
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このまま せつなさの限界を 目に焼きつけにいってみようか 気を抜くと 漏れ出そうになるためいきを どこへ逃がしてあげたらいいのか もう見当さえつかないから そっと何処かに そっと小さく 逃がせる場所を探しにいこうか このまま此処にとどまっていても わたしは何にもなれないから 力を込めて閉ざしても 開いていくこころ けれど どこにも混じりあわないこころ その正体をあばきにいこうか |
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ただ楽になりたかった 語られなかった言葉が ちりちり燻って傷んでも ぜんぶ抱えて生きていけると思った 生暖かい感情が ずっと温度を保ったまま 気づかずにいられるほどの熱を 絶えず発していた しばらくは 曖昧だったきみの残像が 日ごとにクリアになっていく この気持ちに 意味を見つけられない それなのに ぼくはまた 深い深い闇に向かって きみの名を呼びつづけてる |
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誰かを恨んだりするよりも 諦めるほうがラクだっただけ 思い込みを貫くよりも 鍵をかけてしまうほうが簡単だっただけ 道はおそらく いくつかあったのだろう けれど 何もしないでいることを 選んだのはぼくだ きみに撃ち抜かれた傷を ただじっと 宝物を守るみたいに 大切にしていた |
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