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あの夏を追っているのか あの夏に追われているのか よくわからなくて すくむ足 どんなに時が経っても 折れない心を見て 泣きそうになる もうとっくに折れて 壊れてしまったと思ってた でも 少しも形を変えず すっくとそこに立っていた とてもとても強い心だった あの頃よりも 強さを増した心で もう一度 新しい夏を迎えていた 再び 始めようとしている 見果てぬ旅を 派手な見送りもなく 行く先の不安もなく ただ 静かな想いに満たされている |
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とってもいいことを思いついたんだ ああ どうしてもキミに聞かせたい いちはやく キミに知らせに行きたい メールより早く届けたい 今すぐに届けないと 鮮度が落ちちゃう 今 この時に 一字一句間違うことなく 正確にキミに伝えたいのに それっくらい とびっきりのいいことなんだ 明日 会ったら話そう 会ったらすぐに話そう 一緒に笑おう 涙流して笑おう とってもいいことが 明日になったら どうでもいいことにかわっちゃったとしても 今度はそれを キミと一緒に笑おう |
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昨日の夢だと思いました 夢を見返しているのだと思いました けれど あれは夢ではなくて 寸分の狂いもない現実そのものでした あれから幾つもの季節を見送り わたしは気づかぬうちに だいぶん強くなりました 失うことや壊れることを 以前より恐れなくなりました 失うことや壊れることに 美しささえ感じます 夢のような現実で会ったあなたは やはり以前とお変わりなく 顔をあげて 前を見て 笑っていました 重ねてきた季節の分だけ 密かに密かに増していた想いを見て ただただ驚くしかすべがありません たとえこの道幅が 縮まるものではないにしても あなたと同じ速さで 前に進んでいくことができれば わたしの見た夢は 正しかったといえるのだと思います |
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絡みつくような焦燥に 連れ去られることはもうないわ あなたがとても大好きだけれど あなたがとても大好きだから わたしはわたしの時間を生きることにした それが正解のような気がした |
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安心してね もう私は 簡単にココロを引き渡したりしない 心配しないでね もう私 あっけなくココロを留守にしたりしない 私のココロは私がしっかり掴んだままで あなたを好きでいることが出来るんだから |
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伝えたいコトバを 全部言い終わらないうちに いつもキミは駆け抜けていく 追えない速度で 変わらぬ速度で 伝え切れなかったコトバを 空へと放つ 星が光る キミがどこかで見上げた夜空に ひときわ輝く星たちの 一つ一つを繋いでいけば ぼくのコトバがそこにある |
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そこにいたのは 恋に似たものなんかじゃなく まぎれもない恋そのものだった きみはいつだって だれかのなにかを 変えていく 胸に大きくあいてた穴を まじまじとみつめた その深さに ただ涙がこぼれた |
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なにもかもすべて このいとおしさのなかに 笑顔でも涙でも どちらでもいい それがあなたでありさえすれば |
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そうだ ぼくの目の前には 透明なくせに ひどく分厚い壁があって そんなこととは知らずに ここより前に進めないのはナゼなんだろうと すぐそこに欲しいものが見えているのに 手に取って眺めることが出来ないのは どういうことだろうと 来る日も来る日も考えてたんだ そうだよ ある日 突然 ぼくの目の前の 透明なくせにひどく分厚い壁は 色を持った ぼくは少し驚いて 手にしたハンマーで 壁をコツンと叩いてみた 諦めていた ビクともしないと思ってた 果てしない時間が必要だと思った きっと すぐにはムリだろ けれど どうしてか 胸に 初めて虹を見た時みたいな 希望だけが満ちた 無心に祈ってコツンと叩いた 壁は散り散りになってった 掻き消えてった もう 平気 なの かな もう 向こうもこちらもないのかな 足を踏み出せば 前へ進める の かな 進んでいい の かな それは 怖いことではない の かな 今日を はじまり と名づけてもいい の かな |
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いちごの匂いの染み付いた 爪先がほんのり赤い 唇にそっと這わす指 甘い残り香 |
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