羽積風narration
…どうかなぁ?

2003年07月04日(金) 木の実を食べる自由意志を残す残酷さ

耳のほうは「慢性だから完璧には治らないよ」
と言われていましたが、とっとと再発した模様。
また耳鼻科通いか〜。

生理前後の症状もここ数ヶ月、
心身共に格段に酷くなってきているから
婦人科に行ってみようと思う。
なんだろう…こわい。
こうやって日記書いてると、よくわかる。

あんなに医者嫌いだったのに、
去年からはよく行くようになったなー…。

ずっと抱えてるより、
ちゃちゃっと医者に行ってみたほうが
精神的に楽になるかもです(ヤブに当たらなければね)。

“放っておいても治るもの”というのも確かにあるから、
医者行かなくても良かったな〜…ってこともあるけどね。
私の場合は昨日書いた貧血もそうだったし、
毎日毎日出していた洗面器で受けるほどの鼻血も
歳とともに治っていった。

なんていうのかなぁ。

身体に限ったことじゃないけれど
「他にもそんな状況で我慢している人がたくさんいる」
ということは、別にだからといって
自分も我慢しなくちゃいけない理由にはならないと思うよ。

公平とか平等って、ハッキリ言って有り得ないじゃない?
あらゆる規模で。あらゆる分野で。

だけどみんなができるだけ等しく幸せになるように、
苦労も等しく分けるように、
いろんな制度を駆使したりして頑張ってるよね。

それが努力で勝ち取ったものでも、運だけのものでも
「自分は幸せだ」とか「自分は勝者だ」とか
公言するのは、憚られるような雰囲気もあるし。

悪いことがあると、以前の行いの何かの罰だと言ったり。
果ては前世や来世を引っ張り出してきたりして。
なにがなんでもバランスを取って辻褄を合わせようとする。

そういうのって…なんなんだろう。

どうせ有り得ないのに平等を目指す、その“滑稽”さ。

目指す必要があるのかな?なんて時々思ってしまう。
もう開き直って勝者は勝ち誇ればいいし、
敗者は屈辱を噛みしめて生きるなり死ぬなりすれば
いいんじゃないかと思う。

だけど…やっぱりダメなんだろうな。
有り得ないからこそ、目指さないといけないんだろうか。
「ズルイ」という感情が無ければ、世の中は平和なのか。

ん〜、よくわかんないや。

とりあえず明日は歯医者で手術なり。



2003年07月03日(木) 血液検査結果

血液検査の結果が出ました。

…いたって正常。

「先生っ。
 まったく運動もせず、コンビニ弁当とカップラーメンとポテチ
 のみで生活してきた私の10年間は、正しかったのですねっ!?」

「いや…そ、そういうことではないはずなんだが…あ〜…」

みたいな(笑)。

そんな食生活のくせにコレステロールと中性脂肪なんて、
一般的現代人に比べて低すぎるぐらいだそうです。

下の方で基準範囲ギリギリにおさまってる程度。
まぁ、逆に言えば吸収が悪いってことではあるが。

中三の時に指摘された貧血も、
何の対処もしないまま改善されてたし。

周りのあらゆる人に
「おかしいやん!あんたの身体でそんな結果、ありえへんやん!」
と言われたおしましたが、出たもんはしょうがないよね〜♪

あたしゃ人間の身体を舐めちゃうよ?
てなわけで、これからも自堕落生活宣言。

*** *** ***

新潮文庫の今夏の二冊読んだら必ずもらえる
Yonda?Pandaキャンペーンですが…あのキーチェーン、イマイチ。
ちょっと読んでみようかなって思った本はあったんだけど、
書店にぶら下がっていたキーチェーンの見本を見てやめちったよ。

今までの携帯ストラップもそうだけど、
どうしていつもマスコットが異様に大きいのか。
使いづらいよ。デザインは良いんだけどなぁ。

新しくなる腕時計に期待、かな。
そういや溜めてる応募券はどこへいったんだろう。
引っ越しに紛れて行方不明じゃ。



2003年07月02日(水) ありえないことだらけ

まいくはだいぶ成長しましたが、まだ

「どんなソースが好き、だじょ?」

と不自由な日本語で訊いてきております。

*** *** ***

ありえないよ。

昨日母が明るい声で、
「自分が如何に光熱費を節約し始めたか」
を語りに電話してきやがりましたよ。

クーラーはやめて扇風機にしようと思うよ!
から、恥ずかしくて書けないような廃人レベルのことまで。

もうすっかり娘に面倒見てもらうこと決定で、

「私はあなたの負担を少しでも減らしてあげるために
 こんなに頑張ってんのよ。ね、エライでしょ?」

ってアピールしてきやがりましたよ。

あの無神経さは、ありえないよ。

私がキレイに稼いだ金はビタ一文
あいつらに遣ってやる気がしないです。

「あなたが働きもせずにゴロゴロしてるぶんの生活費、
 娘の私が風俗で稼いできて助けてあげるね☆」

と言うことにします。

これで

「そうか、ありがとう。じゃ、よろしく頼むよ」

と言われた日にゃあ、もう親子の縁を切ってもいいよな…。

でもなぁ…言うよな、あいつらは。

私が高校生のときに既に父親は

「女はいいよなぁ。いざとなったら何やったって稼げるもんな〜」

と娘に向かって言ってやがったからなー…。遠い目。

*** *** ***

昨日の帰りは、とてもやわらかい雨が降っていた。
本当は、傘などささずに帰りたかった。

“浴びる”とか“降られる”というよりは“包まれる”感じの雨。



2003年07月01日(火) 猫なら物語にならなかったろうさ

デカイ犬を連れて
「僕、もう、つかれたよ…」
とでも言えば、どこかに召されるってのか。
今日も気分はフランダースです。
らんらんらーん♪らんらんらーん(ついに、壊)。

ここ数日は、出社の準備をするたびに
吐き気がするようになっちまいました。

昨日は不倫相手(…だから、違うって)のT氏にTEL。
根拠のない中途半端な慰めを言わないぶん
キツかったりするんだけれど。冷静で誠実な人です。
この人に相談すると、精神的にも具体的にも
助けになることを必ず一つは言ってくれるような気がする。

おにぎりを食していたら、歯の被せが取れました。
神経生きてるから、ちと痛いっすよ。
リポビタンが染みるぜっ…どうせなら歯より身体に。

投稿用の小作品をチマッと書きました。
編成しなおしただけ、とも言う。

あ〜…印税ガバッと入って一気に問題解決とかな。
(んなことはアンソロジー以外で本出してから言え)。

この世はすべて絵空事さっ。
…って、絵空事じゃないから困っちゃうよ。

風呂場で鏡を見るたびに
「まだ女として商品になる…か?」
と微かな希望を抱く今日この頃ですが。

まぁ、風呂上がりの女なんて誰でも三割増しだわな。



2003年06月30日(月) おさまらねーや

二日前の日記は…別に私が死にたいとか
そんな話ではなかったんだけど。

注目とか同情とか引きたいために
「あたし、今から死ぬからねっ!?」
とか言うの、よくあるじゃん。あれ。

あんなこと言われちゃあ、
「ダメ、思いとどまって、ね?」
って言うしかないじゃん。

「どうぞ御勝手に」っつった後で
ほんとに死なれちゃ後味悪いしさ。

っていうか、ほんとに死にたい人は
誰にも邪魔されないように黙って死ぬよ。

***

うちの親父は自分が働かなくて
生活していけなくなったときに、
既に事実上離婚状態だった妻のもとを訪ねて
「俺は今から餓死するから。死んだ頃に確かめに来てくれ」
というわけわからんことを宣って、
自分の家の鍵を渡そうとしたらしいんだが。

誰がそう言われて
「ラジャ。死んだかどうか見に行って第一発見者になるよ」
と、鍵を預かれるもんか(笑)。

で、結局そうやってまんまと
母の家にニヤリと転がり込んだわけですよね。

んで、その後、仕事を見つけたとたん
「どんな魂胆で俺を招き入れた!俺は頼んでないぞ!」
と暴れ出したらしいですが。もぅ、手に負えねぇ。

***

かと思えば今度は母親が働かずに
わずかな遺産も食いつぶして、
「死にたい。『死ね』って言って。背中押してよぉ」
などと友達に電話して泣きついているらしい。

誰も死なない程度に包丁振り回したりなー。
格好悪いったらありゃしねぇ。

で、私と会ったときに
先日までそんな状態で非常にヤバかった
などと訴えやがるし。

結局「養ってくれなきゃ死んでやる」って脅しじゃん。
勝手に死ねよ。つか、働けよ。

「ほんまに死にたいやつは、そうやって人に予告したり
 せーへんの。同情してほしいだけで死ぬ気もないくせに。」

とは言ってやりましたが。なんつーか…なぁ。

「死にたかったんやもん。ほんまやもん」
って、挙げ句に「殺せ」って迫ってくるしな。
おまえごときのために私の手を汚せるか、って。

「楓菜も身体弱いのに、なんで彼氏に養ってもらってないの?」
って訊かれたのがいちばんイヤだった。

「みんな、あんたみたいに何でも人にやって貰って当たり前
 って思いながら生きてないの。自分のことは自分でやってるの」
なんでそんなことを私が諭さないといかんのか。

***

国から認可されるような身体の障害も無いくせに働かないで
同情されようとするヤツ、ほんとヤダ。

仕事を選ぶヤツとかさ。

「レジや清掃ぐらいしかない」とか言って、何故かそれは対象外
なのな〜。あるんなら、それやれよ!何の権利で選んでんの?

“自称病弱”も“自称鬱病”も“自称老人”も
甘やかしてくれる環境が無い以上、みんな自分の力で食ってんだよね。

「仕事無いよね」「大変だよね」ってみんなに言ってもらって満足して。
「甘ったれんな、ボケッ」を同情の言葉に置き換えるのは、結構重労働。



2003年06月29日(日) 最期ぐらいは他力本願

麻酔医さん

失敗してくれたらいいのになぁ

週末の手術

ちょっと楽しみになってきた

せっかく全身麻酔なら

二度と目覚めたくない



2003年06月28日(土) わたしゃ引き止めないよ?

あれだよ。

ほんとに死にたいやつは
人に予告したりしないで
勝手に死ぬんだよ。



2003年06月27日(金) 限界はどこなんだ

 母に会ってきました。えーっと…たぶん三年ぶり。

 昨日、電話が掛かってきて「大事な相談があるので彼氏と一緒に
来て欲しい」と。
 「何の話かは知らんが結婚してるわけでもない私の彼氏を、しょ
うもない汐家のゴタゴタに巻き込むな」と言って、私一人で会いに
行きました。

 結局のところ金が底を尽きそうなので何とかしてくれ、という話。

 母は持ち家に一人で住んでいるのですが、その家を売り払って少
しのまとまった金を作って母の賃貸の住処を見つけるとか、私(と
彼氏)が母の家に戻って光熱費を入れるとか、老人ホームのような
ものをそろそろ見つけておいてくれとか、まぁなんかいろいろです。

 当然、不動産手続きは全部、私だ。不安だなんていうのは甘えて
いるか…もう25歳だもんな。

 こないだ父に会ったときも「俺が倒れた時のこともそろそろ考え
といてくれよ」とチラッと言っていましたが。

 なんですか。

 私の周りには30過ぎた大の男がマンションの頭金を親に出しても
らっただとかいう話も腐るほどあるというのに、汐はもう親の面倒
を看なくちゃいけないですか。

 などと愚痴の一つもこぼしたくなりますよ。

 そしてそんなレベルの世間の男に、どうやって心を開いて信頼し
て恋愛して結婚しろと?(笑)

***

 母は昨日布団で足がもつれて転んだとかで、目のふちから血を流
してガーゼを貼っておりました。

 何度か、ときどき記憶がフト飛んでは突然「おかあちゃーん、お
かあちゃんどこー?」などと叫び、母の母(数年前に他界)をキョ
ロキョロと探しておりました。

 風邪でもないのに中毒になってやめられないパブロンを二時間ご
とに服用していました。力ずくで制止もできず見る私。

 「そうだ、私を殺せ!今すぐ刺せ!」などと、いきなりスゴイ形
相で迫ってきたりしてました。
 つい最近まで呪いがかった声で「お前、殺す」と電話をしてきて
いたので、いつ「よし、今二人で死のう」と襲い掛かってくるかと
思うと恐怖でしたが幸いそこまでは行かず。

 母が二十歳になったときに父親(私の祖父)から記念にもらった
という真珠の指輪をもらった。
 楓菜が二十歳になったとき、ちゃんと成人式用の着物を作るとか
してやりたかったけれど何もできなかったから、と言う。
 私が二十歳になったときは既に母の家を出ていたし、母も金銭的
にそれどころではなかっただろう。

 母が父との初めてのデートでもらったという縁起の悪いネックレ
スも「こんなもの持ってるのもムカつく」と言ってくれた。

***

 母は言う。

 数年前に父から金を貸してくれと言われたのを、既に父の家賃を
立て替えたりしていた私は遂にキレて断ったことがあるのですが、
私が金を貸さなかったことを父は怒っていたと。
 母の前ではそれを怒っていたけれど、老後の面倒を看て欲しいか
ら楓菜の前では頑張ってニコニコとするだろう、と。

 私に金をたかる前に、父の兄に連絡していたが「あの野郎、金額
も訊かんうちに断りやがった!」と怒って縁を切ったのだと。

 …そうか。

 やめてよ、お母さん。

 私は偶然にも二週間前に父と会ったばかりで、父は本当にニコニ
コと温和だったんだ。少しだけ、心を開いてみたんだ。

***

 家族のことは今降って湧いた問題じゃなくて、汐が高校の頃から
ずっと抱えてきたことだ。
 父も母もほとんど働かない人で、汐が高校のときは既にバイト代
で家賃や生活費も出していたし、家族間の人間関係もメチャクチャ
だったし、自分のせいでヤクザに追われた父は私を残して一人で逃
げたので私は住処を失ったりした。

 私は年数が経っても忘れないし許さない。

 けれど、見捨てることもきっとできないだろう。
 愛想笑いしながら面倒を看るんだ。

 相変わらず仕事のことで真剣に参ったりするけれど、本当は会社
のおっさんたちが社内で積み上げた“年数”というだけのクダラナ
イ地位で偉そぶっていたり明後日方向な経営をしているのなんて、
オママゴトだ。そうだ、そうだよね。
 な〜んて、そんなふうに他人を馬鹿にして生きてちゃいけません
よね☆…と、優等生なことを一応言っておく。

 彼氏には、これ以上私への借金の返済が滞るようなら別れてくれ
と言うしかない。残念だけど、仕方がない。人生は、所詮お金だ。

 なにもかも全部片付いて私が40ぐらいになって本当の独りぼっち
になったときに、同じく独りぼっちの誰かと出逢いがあれば、結婚
とか考えてもいいかな〜と思う。

***

 っていうか、あれだよなぁ。

 この程度のしょうもないことを、書いて吐き出さなきゃやってい
けない自分の弱さがまたいっそうメゲルよな。

 最後に一つだけ前向きなことを書くから、許せ。

汐のすごく好きな女優さんが所属している事務所で
作詞家募集がかかっていたので、
久しぶりに詞の世界へ帰ってみようかと思います。



2003年06月26日(木) 贅沢な朝風呂から始まった一日



寝転がると窓から見える空。

気が付いたら夏至が過ぎていた…。
至らなくていいんだよ!夏!

相変わらず夏嫌いの汐は馬鹿なので
夏風邪を引いてます。

てなわけで、今日は仕事はお休み。
明日も行きません。

バイト時代ならたぶんこのまま
バックレてるな…。二度と行かねぇ。

でも今は派遣社員なので、そんなことをすると
派遣会社に傷が付くので、そんなことしないス。

いろんなこと全部逆手にとって楽しんでやってきた
つもりだったけど、自分を騙すには限界があるです。

(人を騙すのはわりと簡単なんだがなー)

愚痴ることで楽になるとか
何の脈絡も無いカラオケで発散するとか
そういう感覚が無いからな〜。

溜めに溜めて、潰れるだけですよ。いつも。

さて、せっかく良い天気なので出かけてきます。
銀行とか病院とかだけど。

*** *** ***

帰ってきました。いろいろ興味深かったので、報告。

*** *** ***

最近、面白そうな銀行を見つけていたので
そこへ口座を開きに行きました。

…普通の銀行じゃなかった。

一歩入ると、サロンみたいなの。
静かで薄暗くて、待合の椅子も沈み込むようなフカフカ。
銀行員の女性も事務服でなく落ち着いた私服。
待っているお客さんも、きちんとした感じの奥様とか。

汐、明らかに場違いです。ピンチ。

まぁ、でも受付をしてしまったので逃げることもできず
ますます面白そうなのでとことん見てやろう、と。

そして呼ばれて通された先は、個室!口座開設するだけで?
そこで私服銀行員のお姉さんにいろいろ説明を聴いて手続き。

ゆったりした時間が流れる。彼女は上品ながらもざっくばらん。
普通、銀行員さんと世間話なんて、する!?

彼氏のこととか結婚のこととかなんか訊かれて、
相手も「私もねぇ、7年同棲して8年目で籍を入れたんですよー」
とか言ってるし!面白すぎる。なんだ、この銀行は。

プライベートなこと訊かれても全然イヤな感じじゃなかった。
何かのデータで必要だったんだとしてもOKだ。

幸い、裕福な安定した環境の人しか口座が作れないとか
そういうわけでもなかったようで、無事完了。

*** *** ***

血液検査をしてもらいに、近所の内科へ行きました。

近々歯医者でするインプラントの手術で全身麻酔を使うため、
事前に血液検査の結果を麻酔医さんに見せておく必要在りで。

歯科のほうからは

「内科に行って『血液検査お願いします』と言っていただければ
 それで大丈夫なので、その結果をFAXしてくださいね」

と言われていたのだが…

受付のほうでそう言うと、奥から
カッコイイのに頭髪が残念な先生が登場して

「そんなんじゃわからないですよ。その歯医者いい加減だなぁ!
 血液検査と言っても調べる項目も深さもいろいろ在るんだから
 どこが必要なのかちゃんと教えてもらわなくちゃ困るんだよ。
 僕が訊いてあげるからその歯医者の電話番号教えてみ?」

と言われ、歯科の診察券を渡す。さらに

「そういう歯医者に限って、そんな適当に血液検査させて
 何か問題が起こったら『だって内科が大丈夫って言ったから…』
 とか言うんだよ!間にいる患者さんがかわいそうだよねっ?」

などと尤もなことを言ってくれたおかげで、歯科への不信感浮上。

受付付近でそんなやり取りをした後、診察室へ通されたのですが。
これがまた…普通の部屋!一般家庭の部屋じゃん!

私の部屋にもあるような木製の本棚に並んでるのは一応医学書
なんだけれど、月刊誌っぽいものも置いてあるし。
明らかに趣味のグッズやら私信っぽい封筒やら…うまく言えないけど。

白と銀と薬品臭で構成された冷たい空気のあの空間ではなくて、
普通の部屋としか言いようがないんだよぉ。
そこに無理やり医療用ベッドと事務机を置いてみて、浮いてる感じ。

そこで歯科と電話やFAXをやりとりしてくださったんだけど、
返事を待ってる時間なんかにさ、先生しゃべるしゃべる。

一応、医療保険制度の話題から始まったんだけど、そこから
政治論やら厚生省のパートのおばちゃんの時給やら飛ぶ飛ぶ。

先生、話し方とかも面白すぎです。
ちなみに、すぐに私のことは「キミ」呼ばわりになってました。

歯科からのFAXを見ながら
「すげぇ…こんなに調べるんかぁ!
 うわ、この分野はゴメン。僕ちょっと勉強不足。調べるわ」
…正直すぎてナイス!

んで、項目とかチェックしながら
「他になんか調べときたいことある〜?」
 「えー?どんなのがあるか、私、わからないですよぉ」
「そりゃそうだよねぇ」
 「潜んでる病気が発見されそうなやつを適当に見繕ってください」
「そうやねー。保険の利く範囲でできそうなこと適当に足しとくよ」
などと話しつつ、検査内容確定。

別室で看護士のお姉さん(これまたホンワカ良いキャラクター)に
「ほ、細い針にしてくださいね…?」などと言い、ビビリながら採血。

痛くなかったです。

採血なんて中三以来なので構えてしまいました。注射は怖いもん。
欲張って項目増やしたせいで、取られた血も多かったみたいです。
ふ、不覚でした。

*** *** ***

そんな感じでね。
今日行った二件は私の中の固定観念を大きく覆す二件だったのですよ。

またちょっと世界が広がりました。

いろんな所で、いろんな姿勢でお仕事をしている人がいるんだな〜
…という、当たり前のことを。ときどき肌で感じるのです。

以下、おまけ↓ちょこっと関連話?

*** *** ***

私の父はずっと、プレス加工の仕事をしていた。
長く続かない人だったので、職場は転々としていたけれど。
プレスの後も、やっぱり工場でするような作業を主に。
あと、雀荘。そして、パチプロ(笑)。

そんな父だが、ここ三年ほどだろうか。清掃の仕事をしている。
「歳のせいと、特に資格もないせいで、こんな仕事しかない」
と最初は言っていた。

だけどこないだ会ったとき、父はこう言っていたんだよね。

「俺なぁ、清掃の仕事がいちばん性に合ってるわぁ。
 今までの数十年は、いったいなんやったんやろう?と思う」



2003年06月25日(水) 絶不調

自分の理屈に自分の感情が付いてこない時というのは、
大抵、生理前だ。

しみじみ女ってのはクダラナイなぁ…と思う。
ホルモンバランスごときに振り回されるって、何だ。

自分の身体や感情も制御できないようなレベルで
社会に出てて良いのか?と思う。キカイジカケニナリタイ。
私が男なら、女なんかと組んで仕事はしたくないよ。

なんか、だんだんわかってきたんだ。
「あれ?普段の私ならこんなことでここまで落ち込まないはず」

で、カレンダーみて「あぁ…」って納得して
後はなるべく動いたり喋ったりしないようにしながら
ひたすら日にちが経つのを待ち続ける。

昨夜から。

23:30には布団に居たのに、なかなか寝付けず02:30の時計を見る。
途中、携帯が鳴ったので出ると非通知の無言電話。なんなんだ。
04:00過ぎにもまた時計を見て、06:00目覚ましで起床。

起き抜けから三度えずいて、もう会社に行きたくない〜
と思いながらノロノロと用意したのに何故かいつもより早く整う。
ポニーテールを結う気力は無い。

雨上がりの道に横たわるやたらデカイみみずに
「蛇?」とツッコミながら自転車を漕ぐ。

一人でむりやり笑顔を作ってみたりしつつ、
一日で直接会話する人数なんて片手に足りるぐらいだし
笑いかけるべき相手もいないよなぁ…と思ったりした。

頬に手を添えて力ずくでなきゃ、笑顔筋が上がらない。

気が付いたら靴下に穴が空いてる。履く時、確かめたのになー…。

風邪は普通に進行。クシャミがセキになった。微熱でゆるゆると。

急ぎの仕事もないし、ちょっと休もうかな。


 < 少しまえのこと  もくじ  少しあとのこと >


汐 楓菜 [MAIL] [活動記録]

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