かなしいうわさ
home 日記の表紙 前↓ 次↑


2013年06月20日(木) 初夏

さてさて、夏です。








Alexandre Andrés "Macaxeira Fields"

雨が上がり空に虹がかかっちゃって、そこに気持ちいい風が吹いて頬を撫でていっちゃう、そんな堪らない瞬間が詰まったような一枚。
アレシャンドリ・アンドレス。ブラジルの田舎町ミナスに住む22歳。
22歳でこれって、まいっちゃうよね。








ミルトン・ナシメントとヴァン・ダイク・パークスがセッションしたらこんな感じになるかもなぁ。
そんでPVを「ビッグ・フィッシュ」の頃のティム・バートンが撮ったような...
つか、ティム・バートンの新作映画のサントラこの人でいいじゃん。誰かこのCDを聴かせて!ティムに!
















法盤リリース元のこちらに詳しい解説やライブ映像あります。
http://www.nrt.jp/alexandre_andres/release_information_21.html








2013年06月06日(木) 岸井明が粋です

ヤマンでーす
絶賛無職中ヽ(´ー`)ノ







岸井明 /歌の世の中〜岸井明ジャズ・ソングス


メッチャクチャ良いなぁ.... 粋だぜ...
トニー谷もクレイジーキャッツも居ない頃から、ジャズと娯楽を融合させてたボードビリアン。
おおらかで伸びやか、軽妙洒脱。思わず笑顔になってしまう。
これはお宝、おそらく死ぬまでずーっと聴きます。













で、キシイさんを検索してて辿り着いたブログがやたらめたらと格好良かった
http://blog.goo.ne.jp/lunaluni/e/2daf1f5a017a8bf07dd65f4e52e2548d

しばらく前に患った脳卒中の後遺症で半身の不自由な欠次郎さんはなんと、地面を這いながら夜の飲み屋街を移動していたのだった。
それまで、飲み屋の席に座っている彼の姿しか、知らなかった私だった。月の光に照らされてその姿は、まるで江戸川乱歩の小説の一場面かと思えた。
 一緒にいた友人は息を呑み、「凄げえや。酒飲みのカガミだな」と呟き、私もとりあえず頷くことしか出来なかった。


この方、他のエントリーもとても面白い。
お身体悪くされているようで、快方を心からお祈りしております。













昔の音楽仲間から、イシイもユルい音楽ばっかり聴くようになっちゃったなぁ〜なんて言われたりするんです。
んなこたねぇよと反論したいところだけど、まぁ確かにそうかも。そうだな。ジョギングん時にiPhoneシャッフルで聴いてても、祝祭的な音楽ばっかりだ。
ユルいというのは余白があるということで、余白があると余計なもの、計算以外のものがそこに入ってくる。それが若い頃想像していたよりも断然エキサイティングだったりする。
身を委ねるって怖いことだからね、抗う方が確実だもんね。なのにあえて委ねちゃって、ゆっくり流されてて、てほうが格好良いなぁと
こういうのは歳とって身体や頭が動かなくなってこないと気がつきもしないな、と考えると
つくづく、歳取るのっていいわー。

思います。








たとえば細野さんの新しいアルバムなんてもろにそうだ。
ウソだと思うならブックレットを目をかっぽじってよーく読むといい。









ジェノア・ケアヴェのこの盤なんて、息が止まりそうになるくらいのクソハードコア音楽
Genoa Keawe / Among My Hawaiian Souvenirs
http://www.amazon.co.jp/dp/B006TDEKYY

かつ、フラ踊るにも最適かと思います 〜〜(´ー`)〜〜












`Auhea wale ana `oe 〜〜(´ー`)〜〜 E ka pua lililehua









2013年05月15日(水) 「旅やってどうだった?」

逗子映画祭上映作品 “春の神奈川県遠足SKATEBOARDで”

中学を卒業したてのスケーター達がプッシュで箱根を目指すロードムービー。
メチャクチャいい...
忙しい方も、18分時間を割いてぜひ観てみてください。




後半のインタビュー、旅やってどうだった?という問いに対しての答えが泣けた。











2013年05月07日(火) 祝春一番2013 祝!祝!祝!!!

祝春一番。今年も2日間だけ行くことができた。
今年も天国みたいな場所だった。



心に残った演者。
5/4(土)
アチャコ&フレンズ
ライブを観るのははじめて。観客としては何度も何度もお見かけしてる。春一の期間中ほとんど毎日お客として来て、フォークでもジャズでも浪曲でも、自分がビビッときたら、誰もいないステージ前に出て行ってスラリスラリと踊っている。誰も踊っていなくても、誰かの眼なんて気にせずに、自分の好きなように無心に踊る。そのダンスの美しいことといったら!アチャコさんは俺にとって世界一のダンサーだ。
初めて観れたライブも最高だった。決して巧みではない歌と演奏と曲。だけど、雰囲気・心意気・vibesで魅せまくる。巧まざる魅力とはこのことだ。子供からご年配まで、みんながステージ前に出てきて、笑顔でハラホロと踊りまくった。いつもステージ前で踊っているアチャコさんが大勢いるみたいな光景。歓びしかない空間。たまらない。満面の笑顔のまま涙が出そうになった。


加川良。反体制の曲が有名でどうも聴く気になれなかったアーティストなんだけど、春一で聴くうちに身体にしみ込んできた。冒頭が泉谷の「春夏秋冬」。ラストがなんとブルーハーツの「青空」。青空の歌詞が2013年そのものだ。痛い。自分のいい曲いくらでもあるのに、これを短い持ち時間の中で歌う彼の誠実さが俺はどうしようもなく好きだ。大好きな「高知」が聴けてよかった。南へ向かって高知だよ。南へ向かって高知だよ。飲んで歌って女と踊って。大阪経由、高知だよ。


木村充揮。この人の声は国宝指定しようぜ。日本語歌唱の究極の姿のひとつでしょう。歌いだすと空気がガラっと変わる。春の空も木村色だ。一声一声が沁みていく。ヤジへの対応含めて空気の掌握力ハンパない。This is 大阪。降参。


友部正人。新譜からの曲、詩の力が凄まじく引き込まれた。震災と原発についても友部さんらしいスタンスで詩的にえぐるような鮮烈さで歌っていた。さらに後半、バンド編成になり息子さんとのユニゾンで唄われた名曲群が圧巻だった。歌詞の一行一行が刺さってくるようだった。やはりこの人は詩人だな、と思った。


桜川唯丸。江州(ごうしゅう)音頭。鋭くタイトなリズムが本ッ当にかっこいい。海外のフェスに出たら、エキゾチックな要素抜きで大歓迎されるんじゃないだろうか。子供や外国人やおっちゃんおばちゃんや美人の姉さんや車椅子のお姉さんと踊りまくり。たーのーしーいー! 天国ってこんな場所だろうな、こんな場所なら死ぬのも悪かねえな、と毎回思う。
「福島片付いてないのに原発輸出ざけんな」と詠んでた。さすがリアルラッパー。


良元優作。この人は次世代の木村充揮になれるんじゃないか。こういう言い方嫌いな人多いかもしれないけど、音楽の神様に愛されているとしか思えない歌声。


その他。フロント3人とも顔が凶悪なぐぶつ、在日の悲惨な生活をグザリと切り取った李知承、場慣れしてきてますます快調なボヤキ漫談ナオユキ、毎度のIKO IKOで楽しく踊った石田長生、ささっと出てきてささっと歌ってガンガンに圧倒してささっと帰っていった曽我部恵一、めずらしくロックな感じでビビッとしめてくれたMr.チルアウト有山じゅんじ、タイマーズの税金の歌から「ありがとう」で泣かせてくれた金子マリ、月夜のカルテットをバックにとろけるような豊穣な時間を奏でた大塚まさじ。その他ヘタクソもメジャーどころも、みんなすばらしかった。


そして、お客さん。毎度の事ながらサイコー。板尾の嫁ダンスを終始踊りまくり、最終的に子供を抱きかかえてエアギターしてた姉さんが4日のベストダンサー。坂田明とかのジャズのバンドのときいつもステージ前でひとりで感電したようにブルブル踊ってるおっちゃん、小川美潮でもブルッブルにシビれてた。そして泥酔しながら人を指差し自己流ブレイクダンス?を踊る名物おっさん、岡本っちゃんは今年も絶好調だった。子供抱きかかえて泣かしちゃったり、女性客に(冗談で?)キスしようとしているのを止めて回る三好さん、今年もおつかれっす。真っ黒に日焼けしてダックスフンドを抱えて踊るお兄さん、今年は犬が2匹に増えてたね。毎年女性とワルツを踊る春友のおっちゃん、今年も華麗に舞ってたね。



もし来年もあれば、一緒にビール呑んで寝っ転がったりヤジ飛ばしたり江州音頭踊ったりしようぜ!





※追記
Twitterでのお客さんの感想をまとめてくれた方がいました。助かる〜おもしれ〜


http://togetter.com/li/500054





2013年04月24日(水) ผักชี/香菜/coriander/धनिया

中華屋で「この料理パクチー入ってないよね?」と確認して注文をしたおっさんが、料理出てきたらばっちりパクチー入ってたんで半笑いで店員に文句言ってた。「入ってるじゃん!」「コレハ”シャンツァイ”デスヨー」「おなじだよ!なんだよもー、しょーがねーなー」そういって食うおっさん。いいね。きっとあなたはいつの日かパクチーと和解できるよ。おっ、この変な味は...ビールのつまみに合う...んじゃねぇか...?? と気づく時がくるよ。

俺もパクチー大ッ嫌いだったんだけど、今では大好きだ。3年くらい前に、渋谷で一日バー店長したとき、つまみとしてサルサディップを作るのにパクチーが必要になった。でもおれ嫌いだから入れたくないなーと渋ってたら、妻から「これは”こういう味”なの。諦めなさい。諦めて食べてみなさい」と言われて、渋々食べたら、ピンと来た。来てしまった。サルサにはこの味が必要じゃん!そうピンと来てからパクチーが入っている料理食べたら、あっなるほどこれにはパクチーが絶対必要ですなァと思えるようになった。完全にパクチーと和解したのだ。それからは大好きな食材になった。
同じように、ジャスミンティーも昔大嫌いだったのに今は大好きになったもののひとつだ。昔は何度飲んでも「こんな気取ったもん飲めるかっつーの。お茶がスースーしてどうすんだっつーの。」と思ってた。でも沖縄に行くと、なによりもメジャーな飲み物として地元の人がガブガブ飲んでる。ふーん...と思いながら、燦々と照りつけるクソ暑い日差しのなかでさんぴん茶を買って飲んでみた。ピンと来た。来てしまった。完全にジャスミンティーと和解した。お前、最高だな... それからは、常に自宅にはジャスミンティーを欠かさない。
単純だ。おれは単純だ。単純なバカ野郎なんだ。だから自分の直感を完全には信用しないようにしてる。もちろん直感は大事だけど、咬んで砕いて味わって考えないと分かんないんだ。いつかピンと来たりするんだ。そう考えるようになってからの方が人生楽になった。
昔は自分を縛るものは他人や金や慣例や生まれや組織や国だと思ってた。遠くにいる悪いヤツら、身近にいる理解の無いアホ共に抗って生きていく、生活ってなんて辛くて惨めなモンなんだと思ってた。そうじゃなかった。自分自身も自分を縛る。直感や気持ちや気分はそれまでの経験や勉強から基づいているとても大事なものだけど、それをすこーしだけ疑うマヌケな心を持っておく。心を好きなもの”だけ”でパッツパツにしすぎない。心のなかに、いったん嫌いと思ったものを置いておく余白を確保しておく。あとでその余白に置いておいたものを見直してみると、ピンと来て、大好きになったりする。好きにならないものはバカだから忘れるようにする。逆にいま大好きなものを後で嫌いになることもあるけど、まぁ今はそれを好きだからそうなった時はそうなった時でいーや。そのくらいバカでいいんだ。自分の直感を信じていない自分を信じるなんて回りくどいしバカバカしいけどそれでいいんだ。バカ最高、バカは楽です、バカおすすめです!











今日もりんご姫は元気です。










2013年04月01日(月) Have a Gooooooodtime!








「グッドタイム」
新宿歌舞伎町Be-Wave
4/6(土)18〜0時
入場無料+選曲CD3枚おみやげアリ(先着順)
DJs:
rockability
石井健一 @whistleman
町田町子(bluestars night)
kiichirou



カリプソロックラテンレゲエブラジルソウルハウスファンクジャズフォーククンビアサンバなどなど
ウネリまくってて好きなだけ体を揺らせるessentialな音楽たちと、精一杯のサービス精神でお迎えします。
そしておみやげの選曲CDR4枚で、ご自宅までダンスをお持ち帰りいただけます。
入場は無料です。

日々、暮らしています。これからも死ぬまで暮らしていきます。
それがとても楽で楽しくて仕方がないなことに思える日もあります。
それが果てしもなく難しいことに思える日もあります。
この世はどこまでも自由だ!気の持ちようでどこまででも飛べるんだ!と感じたすぐあとに、
ただ生きるだけで様々なきまりや常識や非常識にがんじがらめにされていて、息をするのも精一杯だよ、と感じたりします。

音楽自体に世界を変えたりする力はきっとないんでしょう。
あるんだったら、こんなにいい音楽がいままでも存在してたのにこんなに世界がクソであるはずがありません。
でも、人がひとり生きていくなかで感じる熱さや冷たさ、熱かったりぬるかったりする温度を
すこしだけ適温に、エエ湯加減にすることくらいはできるはず。
エエ湯加減にするコツ。楽しく生きるコツ。それを僕らは知ってます。
それは、話して呑んで一緒に笑って音に浸って体を揺らすこと。
ほら、カンタンでしょ。

え、恥ずかしい?
そうか、いいかい
「右足出して、左足引けばもうダンス。 ナイショだよ。」



ハードコアな音キチガイから、クラブ超初心者、まじめなヤツもアホッタレも、
赤ちゃんからおばあちゃんまで、また音のある場所でみんなで笑いましょう。
とくに普段クラブなんて行かない人に来てほしい。気楽に音楽を浴びて体をテキトーに揺する、あのとめどない自由さ、楽しさをぜひ味わって欲しいです。
well歌夢!!!









トリスハニーを呑んで、おやすみなさい。








2013年02月15日(金) Funky Funky New Orleans!

2/12、ニューオリンズのお祭り「マルディグラ」の日にちなんで、恒例のニューオリンズustreamやりました
こちらにアーカイブあります
とても好評だったので、俺なりのニューオリンズのおすすめ盤なんかを挙げていきますね。

詳しい方もたくさんいるジャンルだけど、半可通ならではの視点てのも有用でしょ、ということで!



Dr.John /Gumbo

ニューオリンズ定番曲をカバーした、教科書みたいなアルバム。
これを聴けば、ニューオリンズ音楽のノリ、楽しさ、余裕しゃくしゃくな感じを一発でズガーンと理解できると思う。
中学生のときに図書館で借りて「うおお! リズムがデカい口あけて笑ってる!」ってビックリした。

>iko iko →youtube.com
これはニューオリンズのド定番曲。沖縄における「安里屋ユンタ」みたいな曲なので、歌詞を覚えておくと一緒に歌えていいすよ。
>mess around →youtube.com
ボガンボス「見返り不美人」
の下敷きになった曲、これで腰が浮かない人がいるのかいやいない






Dr.Johnは下で紹介するMetersがバックを務めた「In The Right Place」、再度ルーツ回帰した「Goin Back To New Orleans」、
ニューオリンズ流ドロドロサイケファンク「Gris Gris」とか傑作多数。
最新作「Locked Down」もキレキレ。

>Right Place,Wrong Time →youtube.com
この味はこの人しか出せないわー
>MY INDIAN RED →youtube.com
マルディグラ・インディアン賛歌のフェスティヴァルぽい曲
>Gris Gris Gumbo Ya Ya →youtube.com
ファイーストアルバムはVOODOOノリで超サイケ、子供の手の届かないところに保管系








The Meters /The Meters


初期ミーターズはどれもいいけど、まずはこのファーストで。
とにかくリズム。はじめて聴いた時はぶったまげた。JBのファンクとも、レゲエやダブの横ノリとも似ていて、でも全然違う異質なリズムだったから。
隙間だらけのスッカスカなリズム。その「隙間」が鳴っている。弾いてる以上に奏でている。
スネアの一発「スパン」、ベースのリフ一音「ドドッ」、そんな一瞬一瞬からグルーヴがドバドバと溢れてくる。
ボガンボスのどんとが「魔法のビート」って言ってたのはほんとに頷ける。そのリズムを叩くジョー“ジガブー”モデリストは俺にとって神様。
>Cissy Strut →youtube.com
>Live Wire →youtube.com


その後のアルバム「Struttin'」、「Look-KA-Py-Py」も同じ位良いです。甲乙付け難い...
>Chicken Strut →youtube.com
バカだねー最高だねー
>Tippi Toes →youtube.com
このミニマル感...








ボーカルが入るようになった後期だと「Rejuvenation」がド傑作。
The Meters /Rejuvenation

初期のミニマムなファンクと歌ものの融合で無敵に。
でも隙間が際立った初期作品を聴いてからこれを聴く方がよりビンビンくるかな。
ジャムバンド的なファンク1、4、7も最高、ニューエストモデルがひな形にしたであろうニューオリンズクラシックの6も楽し過ぎて最高、
レッチリもタイトル変えてカバーしたスロウファンク9も最高、そして冒頭の気が狂うほど格好良いギターリフ3で何度でも死ねる。
ジャケのダサさを乗り越えて購入してください。
>Just Kissed My Baby →youtube.com
>People Say →youtube.com

 Just...をサンプリングしたPEの曲なつかしいな








Professor Longhair /The Last Mardi Gras

ニューオーリンズを代表するピアニスト、プロフェッサー・ロングヘア。通称フェス。
フェスはブギウギなブルースに、ルンバやカリプソのノリを取り込んで
ニューオリンズ・スタイルのピアノを確立した人。
彼のコロコロと自在に動き回るピアノを聴くと、心がパーッと晴れやかになる。
その上に、スクリーミン・J・ホーキンスを彷彿とさせる豪快なボーカルが乗る。口笛も吹いちゃう。この世は俺のものだぜってな勢いで演奏してる。
もうなんもいらねーやって気分になる。
これは亡くなる前の最期のマルディグラでのライブを収録したアルバム。
このライブをダイジェストで収録した「Big Chief」と「Rum & Coke」はどこでも買えるけど、完全版CDはこのタワレコ再発だけです。お早目に。
オリジナルアルバムなら、初期のラフさがカッコイイ「New Orleans Piano」が俺のお気に入り。


このアルバムの試聴見つからなかったのですが関連ということで
口笛ソング2発!
>Big Chief →youtube.com
>Mardi Gras In New Orleans →youtube.com

風呂入った時、ヒマな時、気分いい午後の散歩やドライブの時なんかこういう曲を口笛で吹けるようにしとくといいです。さらに気持ちよくなれます。
>Tipitina →youtube.com
このたゆたう感じタマンネー
>in the night →youtube.com
辛いときとかに誰もいないとこでまねしてインザナ〜イッて叫ぶと人生に効きます












John Boutte /Good Neighbor


しゃがれてるけど中性的で暖かい声。存命中のヴォーカリストのなかで一番好きだ。
のびやかな声に雲一つない青空や、大海に落ちていく夕日や、満点の星空を感じる。
これは2008年リリースのソロ。どのアルバムもいろいろな趣向ですばらしいけれど、このアルバムが大好き。最ッ高。宝物。
現在のニューオリンズを代表する名演者によるシンプルな演奏に、がっちりと絡み付くブッテの声。
セカンドラインファンクからスロウまで自在に飛び回り、ニール・ヤング「サザンマン」のカバーも髄までニューオリンズが沁み込んでる。
アタマからしっぽまでぶっとく流れるニューオリンズのノリ!



この人は気に入ると同じ曲を何度も収録する。収録するたびに良くなる。
音楽を進化させるってことは、新しい音楽ジャンルやビートやフォーマットを生み出したり取り入れたりすることだけじゃないと思う。
自分の曲にとことん付き合って、更に良くしていく。ごく小規模かもしれないけど、それだってすばらしい音楽の進化だよ。
一聴では同じに聴こえるブルースやロックンロールだって、無限に進化させられるんだ。人の生活だってそうじゃん。

>At the Foot of Canal Street →youtube.com
>Hallelujah (Leonard Cohen cover) →youtube.com
>Broke Down the Door/The Treme Song→youtube.com
>@ Louisiana Music Factory→youtube.com

ああこのインストアライブ最高だなぁ。
Louisiana Music Factoryはニューオリンズにある有名なレコ屋。
ここでこのアルバム買ったら店員が「Yeah,good choice!」っつってシェイクハンドしてきた。













大好きな盤がまだまだまだまだ紹介できてないけど、一旦こんなとこで。
またぼちぼちやります。









前↓ 次↑


石井 | home