かなしいうわさ
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おれわたし的2005ベスト 募集中。よろしくどうぞ。
ものぐさな俺が、久々にアナログで所持して表裏ひっくりかえしながらじっくり聴きたいナーと思った一枚。
Renato Motha e Patricia Lobato / Planos

ブラジルの夫婦デュオ、ヘナート・モタとパトリシアさんの新作。ほとんどふたりの声とギターとパーカッションだけの、静かな静かな40分間。手練れの職人が時間をかけて丁寧に丁寧につくった装飾品のように、細部までほれぼれする程美しい。音数少なく丁寧に仕上げることで生まれている凛とした緊張感を、ふたりの醸し出す「あたたかさ」がふんわりと包んでいく。 この作品を聴いてまず思い出したのはジョアン・ジルベルトの「三月の水」。おなじ空気だ。違いは温度。ジョアンのつきはなしたようなクールさは彼らには無い。けれど彼らにはジョアンには無い独特な「あたたかさ」がある。俺はそのあたたかさを随分気に入っている。 これみよがしではない天然にプログレッシヴなアレンジも、人懐っこいんだけどどこか照れてはにかんでいるようなメロディも、ハァ、良いなぁ。できるだけ多くの音楽好きの耳に届くといいと本当に思う。 世界に愛はある!あるよ!ヽ(´ー`)ノyeahhhhh なんて気分になった。
中川敬インタビュー@ミュージックマシーン とっても良いインタビュー。人懐っこいおっさんになったなぁ。
毎晩飽きずにテフテフと河原を走っている。走るのは本当に楽しい。いやいやそんな走れるわけねえっつうの!と思っていたコースが、3日後にはぜんぜん楽に走れるようになっている。長く走るコツがつかめてきたみたいだ。 努力すればするだけ報われるってのは気分が良い。はまったのがドラッグとか酒とかじゃなくてジョギングで本当にラッキーだった。
走っている時間がだいたい40〜60分。その間、何も考えずに音楽に没頭できるのもいい。中学生の頃、Clashのファーストを録音した46分テープを、モノラルのラジカセの前に正座して聴いていた頃のひたむきな音楽への向かい方が少しだけ戻ってきた気がする。
でかい音でよい音楽を聴きながら長い時間走っていると、だんだんと野外イベントで踊っているのと同じような気持ちよさがやってくる。じわじわーとやってくる。毎晩ひとりで模擬レイヴをしているようなもんだ。その上今日みたいに綺麗な満月なんて出ていた日にゃもう気分良くて良くて。実際に土手でへろへろ踊ったりしてさヽ(´ー`)ノ
今日は大好きなビートルズ「Rubber Soul」と、その「Rubber Soul」全曲まるごとカバーしたトリビュートアルバム「This Birds Has Flown」を聴きながら走った。特に設定しなかったけど、元曲とカバーが交互に流れてきてとても幸せな気分になれた。
 トリビュート盤は詰まらないものが多いけど、これはかなり良い出来。ラバーソウルが大好きな人が演っている音がミチミチ詰まっているから、ラバーソウルが大好きな人はぜひ聴くといい。ますますラバーソウルが好きになれると思う。ラバーソウルをちゃんと聴いた事ない人は、これじゃなくてラバーソウルから聴いてくださいね絶対! Cowboy Junkiesの「Run For Your Life」が気だるくてたまらん。大好きな曲「You Won't See Me」の素直なカバーも最高。Ben Harperのレゲーな「Michelle」もいいぜ。Lowの誠実すぎる「Nowhere Man」もいいけど、I Am Samのサントラに入っていたPaul Westerbergのカバーには敵わないかなー。
昨日の日記はちょっと追記しました。なさけない感じです(;´Д`)

おれわたし的ベスト2005 投稿のおねがい 今年もやります。よろしく。 12月末まで受け付けますので、ゆっくりお考え下さい。
つい買ってしまった
fishmans /若いながらも歴史あり 96.3.2@新宿LIQUID ROOM
 「空中キャンプ」リリース後、フィッシュマンズというバンドが一番脂乗っていた時期、何やっても最高にしかなりようのないのライブ。そりゃ凄いさ。 凄いけど、芯までは響いてこない。佐藤のアホなMCに懐かしさを感じて甘酸っぱい気分にはなれたけど。もう俺はfishmansは一生分聴いてしまったんだなぁ。いまでもたまに口ずさんだりはするけど、新曲じゃなかったら頭ん中でいくらでもリピートできるから、音源はもういいや。
ダーツのギターがやっぱり五月蝿い。小暮がサポートギターの頃が一番良かったと思う。
この頃の客は大人しかったな。ナンか喰ってるような輩が後ろの方でレイヴみたいに踊るようになるのは2回目の野音くらいからか。楽しかったなぁ。とてもとても良い光景だった。
みなさんは再結成(?)ライブ行きますか? ただ昔の曲なんてやられても郁子ちゃん永積タカシのほっこりパワーに負けて有名人カラオケ大会になっちゃうんじゃネーノ?って気がするので俺は行きません。行く人は酒とかその他色々がっちょり決め込んだり決め込まなかったりして奇声あげてキチガイみたいにバカスカドガシャカ踊ってきてください!! 同窓会なんてたくさんだ!!!
>追記 戸田さんの日記にあるフィッシュマンズ再結成の話にやられる。すごすぎる。自分のしょうもなさを再々々々々々々認識した(;´Д`) 日付でリンクが張れないので引用します。
2005/11/13 [日] 〜中略 →このところフィッシュマンズの音源・映像が次々出ている。当然コンプリートするわけだが、このDVDでいちばん見たかったのは『BABY BLUE』『すばらしくてNICE CHOICE』を歌う佐藤の姿である。この2つの歌でフィッシュマンズは、(俺にとって)ものすごく重大なことを歌っている。そのときフロントマンたる佐藤はどんな表情で、どんな身振りで歌っていたのだろう。ついに佐藤伸治生存中にフィッシュマンズのライブに行かなかった俺には一大関心事であった。 一言で言えば、佐藤は仏像のようだった。2曲ともギターは持たず、右手を高く差し上げたり、Vサインで印を結んでいた。法(ダルマ)を理解するには衆生はいかにも愚かであり、仏像という「視点を集めるもの」「思考を集中する焦点としての偶像」を必要とする。佐藤のパフォーマンスはまさにそれだ。 今月27日のフィッシュマンズライブには、もう佐藤伸治の姿はどこにも見あたらない。彼の姿のないところで、俺はどこまで彼の遺した法に近づけるのか。山崎まさよしがボーカルを取るらしいが、そんなのはどうでもいい。試されるのは俺の、今日までの修行である。 〜後略
行く前から同窓会だなんて。受け取り方なんて観る人次第なんだ、っていつも言ってるくせにこうして何度もポカをやる俺は糞アホだ。そんなこと十分判っててそれでもライブを演るメンバー達の想いや覚悟を観に行ってしかと確かめてくるべきだ。とはいえチケットは即ソールドアウト。ダフるか。幾らでも出す。
RCサクセション /Rhapsody Naked
 完璧だ。楽しいせつないやかましいバカアホきちがいまじめやさしい格好良い格好悪い青い渋い粋野暮限界その先イエー等のロックンロールが俺にみせてくれる奇跡がすべて詰まっている。編集なしのライブでこれだけの音。臨場感が凄いから、でかい音で聴くと鼻血が出そうだ。ボガンボスのライブに拮抗できるライブ音源ってこれくらいじゃないか。
ただそれでも、音源としてなら俺はNakedじゃない「Rhapsody」の方が好きだ。このライブをLPの長さに凝縮するならこれしかないだろう!という最高の編集。1枚の「アルバム」として本当に素晴らしい。RC大好きで仕方がない人が編集やったんだろうなぁ。はじめてこのライブの音を聴く人は裸じゃない「Rhapsody」から聴こう。
ハイロウズ解散 ハイロウズのデビュー(というかヒロトとマーシーによる「イチからやりなおし」)当時からバッチリ付き合っていたファンとしてはとても悲しいニュース。おっさんからもガキからも愛される素晴らしきチンピラバンドであった。
だけど、これでマーシーが久々にソロ活動するようになるかもしれん、と思うとちょっと嬉しかったりもする。悲しんでいるファンの人、ごめんなさい。ヒロトは世界一のボーカリストのひとりだと思う。ラケンローの神様だか悪魔さまだかが憑いている(そんなもんは居ねえけどそれ程凄いということ)。マーシーは世界一のボーカリストのひとりでは全然ない。神も悪魔もついてない。でも俺は全世界の唄うたいのなかでマーシーの歌が一番好きなんだ。だから俺はマーシーの歌が聴きたいんだよ。
とはいえ次の一手も結局ふたりでやるような気がしている。それも良し。
ヽ(´ー`)ノ「ちょっと飯喰いにいってきま」
ヽ(´ー`)ノ□「戻りましたよ」
(´ー`)y-~~「遅いよ」「なにその白い袋」
久しぶりにハービスentのJEUJIA行ったら、ジャズが滅茶苦茶でかくなってて驚いた。品揃えが良いし、輸入盤もかなり安い。ジャズの名盤ガイドに載っているようなタイトルは殆ど1200円くらい。エヴァンスのラファロ在籍時なんか全部980円だよスゲー。ジャズに詳しい人ならもっといろいろ掘れると思う。おすすめ。
ディジー・ガレスピーがカリプソやってるやつを1000円ちょいで買えたのが嬉しい。 Dizzy Gillespie /Jambo Caribe
 本場のカリプソ・ミュージシャンを迎えたカラフルなアルバム。ジャズ版の「Discover America」といえるかな。カリプソ曲もバップ曲も良い出来。まぁとにかくしやわせな一枚だよ。1曲目のホカホカ感とかたまらんね。2曲目はカセットコンロスの「あーあバカだなー、アーハ アーハ」ってやつ(曲名忘れた)の元曲だね。

ジャケットも混沌としてるけどピース。このセンスで1965年作だって。まいっちゃうよ。
あとこれも安く買えてナイス。 ラテンなアレンジばかりのアルバム2枚をまとめたもの。 ジャイルズ・ピーターソンのラテン系コンピで知って以来ずっと探してた。 Peggy Lee /Latin ala Lee! + Ole ala Lee!
 これまたとびきりしやわせなアルバム。 ペギー・リーはいかにも白人らしい洗練されたジャズをやる人なんで、「ブラックジャズ大好き!スピリチュアル命!!」ってな若いジャズファンにはあんまり聴かれていないと思う。でも、実はその洗練のされかたは滅茶苦茶センスが良くてアーティスティックなんだよね。テンポの速い曲ではあでやかに、スロウな曲ではしなやかに!素晴らしい。エリス・レジーナを彷彿とさせる位だ。何より音楽として敷居が低いのがいいよ。俺の両親にあげても喜んで聴くと思う。ダンスフロアでピークタイムに鳴り響いてもいいさ。「from now on」なんて滅茶苦茶キラー。
どちらもジャケットからのリンクで試聴可能。
夜食の豚丼を食った後も延々と続く会議 沢山貰い過ぎて余った紅生姜を袋ごと何個もガシュガシュ食う。

(´ー`)y-~~「これ駄菓子の杏のやつと同じだよ やべえ旨え」
ノ(´ー` )ヽ「ねぶってると旨いけど、咬んじゃうと辛いナー」
(´ー`)y-~~「分かってるのについ咬んじゃうのな こういう気持ちお前分かる?」
ヽ(´ー`)ノ「分かります 咬むと喉ピリッピリします 俺的にはそれがたまんないっす」
(‘−‘)「...捨てるよ生姜」
ヽ(´ー`)ノ (´ー`)y-~~ ノ(´ー` )ヽ「ウアーーーッ」
と停滞している会議を、トイレに行くと言って華麗に抜け出し、タワレコ行って、友部さんの新作買って戻ってきた。
ヽ(´ー`)ノ■「すんません、ウンコ止まんなくて 下痢でシャーシャーっす 帰りたい」
(´ー`)y-~~「いやいやなにその黄色い袋は」
ヽ(´ー`)ノ■「いやーまぁーそのー」
(´ー`)y-~~「首だから帰っていいよ」

首になった甲斐のある一枚。帰宅しながらまず聴いて、ずっとリピートして、既に通して4回聴いた。ド傑作でしょ。 ソリッドな前作から比べると、今回はかなりメロウ。ライブで一回聴いてからずーっと好きだった「ニレはELM」をはじめとして、せづねえ曲満載。マーガレットズロースとの乾いたラケンローも、とびきりいかしてる。
後日また紹介します。
仕事(´ー`)非終 俺疲眠
そんな状態に良く効ますコレ
YOONKEE /Old Habits
 よんきー君、3作目でそろそろマンネリに陥るかと思いきや、ローファイを突き進んで更に先へ奥へ高みへ到達。ほぼ全編リズムボックスがしゅぽしゅぽ言っていて、とても良い湯加減。 刹那刹那のひらめきがとにかく冴えている。「激しくて冴えている」ものやことはたくさんあるけど、こういうふうに「ゆるいまま冴えている」のは中々無い。スゲー。その冴えているのも偶然っぽいというかテキトーっぽく聴こえるのは全盛期のリー・ペリーと通じるところがあるね。でも実は滅茶苦茶苦心してテキトーを追求してんだと思う。リー・ペリーだってそうじゃん。結局人から見えないところでどれだけやれるかってことだよ。 わけわかんなくなってきた。仕事する。
しゅぽしゅぽ。
仕事続ヽ(´ー`)ノ終無 音又然

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