かなしいうわさ
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2005年09月27日(火) 476

GLOWCUBE (音鳴ります)



面白い。ああ判った判った、とかいいながら何度やってもバネとボールが活用できない俺は阿呆。















突然だけど
初期のミーターズはえらい格好良いよね。
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まず、演奏がダブっぽく乾いている。ドラムの音のスッパカスッパカした凄まじい乾き具合は無意識にキング・タビーの域に達してる。そして、サンプリングのパーツみたいなミニマルな演奏でズッポリはめておいて、ここぞというタイミングで突然出てくる巧みなブレイクで腰をくだけさせるという奇妙かつ絶妙な曲構成が変態だ変態だ。 俺でも30秒くらい練習すれば弾けそうな「ぺけぺけっぺっぺぺぺぺぺ」というフレーズをひたすらギターが繰り返したり、ニワトリの物真似を大声で叫んだりとか、相当無茶苦茶。ドラッギーですらある。テクノとかハウスとかの耳で聴けるし、ダブ/レゲエ好きにもしっくり来るだろう。 ニューオリンズ・ファンクの変態さと奥深さがじわじわと沁みてくるよ。



でも、4枚目から歌が入るようになってきて、なんだか詰まらなくなってしまった。演奏からパーツっぽいミニマルなファンキーさが無くなって普通のファンクになってきちゃって、しかも歌にもそれほど味が無い。ネヴィル・ブラザーズまで行けば格好良いんだけど、このあたりはなんだか中庸な感じ。

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...と思ってたんだけど、iPodのシャッフルでたまに耳にしているうちに、少しずつ好きになってきた。よくよくアルバム通して聴いてみたら、ねっとりとしたファンクに勢いのある掛け声系のボーカルがイカすじゃないの。特に「Cabbage Alley」と「Rejuvenation」は格好良くて、ニールヤング作の『birds』のような泣けるバラードとか、じわっとくる歌からはじまって後半の乾いたジャムバンド的タフな展開になだれ込む『It Ain't No Use』、ねばっこくてブレイキンなギターフレーズが堪らん『Just Kissed My Baby』あたりは初期のミーターズには決して無い味わい。サイコー。
iPod無かったらずっと毛嫌いしてたかもしれない。iPod様々だ。


そうそう、iPodに著作権使用料が課金される可能性があるんだよね。どう考えても2重取りに思えるんだが。納得いかない。されたくない人はこういうとこで意見してはどーか。
「文化審議会著作権分科会法制問題小委員会 審議の経過」の概要
ぶんかしんぎかいちょさくけんぶんかかいほうせいもんだいしょういいんかい....










2005年09月24日(土) 475

Frisco /MelodyLine

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スムースでするすると聴ける。摩擦一切なし。するするとした曲を聴いてするすると時を過ごしたい人にはうってつけだろう。
しかし、おれの生活の中ではこれは土曜日の朝〜夕方くらいしか聴けない。タフな日々の最中にこんなもの聴いて心緩くしたら潰れてしまう。今の俺にはあまり必要のない音楽だ。
この音楽をいつでもガンガン聴ける人はすごくタフなのだろうと思う。タフな日常に負けずにチルれる人。タフだ。ハードコアだ。俺もはやくそっちに行きたい。







同時購入。これは毎日いつでも聴けるな。

Etta James /Etta James Rocks the House
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ブルーズが爆裂している。ソウルシャウター@太眉おっかさんによる爆裂ライブ。バンドの荒くれた演奏も、会場のワキャワキャしたノリも最高。
MC5のキック・アウト・ザ・ジャムスとかストゥージズのロウパワーとかエンケンの東京ワッショイとかCongo Nuttyの12インチとか、そっち側の盤。1300円なんて只みたいなものだね。


アマゾンのレビューが面白い
ちなみに、このアルバムのジャケ、エタの手首に包帯が巻いてあるんですが
私個人的には、恐らく人を殴った際に手首を痛めたものだと踏んでおります。


ちげぇねぇ (´ー`)







メシを残すことで有名な西田
http://nokosu.jugem.jp/








2005年09月20日(火) 474

ちと時間遅いけど走ってくる =(´ー`)
BGMは渚にて。


そっとやさしく手篭めにしたーのー
したーのー
あなたを捨てるのー




帰ってきた。今日は調子良かった。
渚にてのmp3ファイルが見つからなかったので、既にプレイヤーに入っていた井上薫の新作をBGMに走った。これがずっっっぱまり。淀川の大きな橋を渡る時に「Two Punks, Three Indians」がかかってうあああああああああああとなって、頭真っ白でひたすら気持ち良くなって途中の記憶がない。一寸臭い淀川からの向かい風が涼しく体をつつんでふわふわぼわぼわと気持ちよくて気持ちよくて、あっおまんこだと思った。

なんでもおまんこなんだよ
あっちに見えてるうぶ毛の生えた丘だってそうだよ
やれたらやりてえんだよ
おれ空に背がとどくほどでっかくなれねえかな
すっぱだかの巨人だよ
でもそうなったら空とやっちゃうかもしれねえな
空だって色っぽいよお
晴れてたって曇ってたってぞくぞくするぜ
空なんか抱いたらおれすぐいっちゃうよ
どうにかしてくれよ
そこに咲いてるその花とだってやりてえよ
形があれに似てるなんてそんなせこい話じゃねえよ
花ん中へ入っていきたくってしょうがねえよ
あれだけ入れるんじゃねえよお
ちっこくなってからだごとぐりぐり入っていくんだよお
どこ行くと思う?
わかるはずねえだろそんなこと
蜂がうらやましいよお
ああたまんねえ
風が吹いてくるよお
風とはもうやってるも同然だよ
頼みもしないのにさわってくるんだ
そよそよそよそようまいんだよさわりかたが
女なんかめじゃねえよお
ああもう毛が立っちゃう
どうしてくれるんだよお
おれのからだ
おれの気持ち
溶けてなくなっちゃいそうだよ
おれ地面掘るよ
土の匂いだよ
水もじゅくじゅく湧いてくるよ
おれに土かけてくれよお
草も葉っぱも虫もいっしょくたによお
でもこれじゃまるで死んだみたいだなあ
笑っちゃうよ
おれ死にてえのかなあ





井上薫はこれ
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おまんこはこれ
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2005年09月18日(日) 475

ちょっと走ってきます ==(´ー`)
BGMは井上薫



走ってきた(;´ー`)
快調快調
ランニングコースの3/4くらいにある公園でちょっと小休止しているときに、ふと見上げた夜空に綺麗な満月が浮かんでいた。その時mp3プレイヤーから流れてきた曲がChari Chari屈指の名曲、ダブチルアウトな「Flow Dub Outta Borneo」で、あまりに気持ちよかったので広場でふらふら踊った。休日深夜に無意味に公園にたむろしているよーな中学生位の若い衆が遠巻きに笑っていたような気もする。確かに休日の深夜に公園でひとりレイヴする30男は一寸惨いか。まぁ良いだろう。







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最新作も洗練されていて凄く良いんだけど、いかにもファーストアルバムですっ!という勢いがあるコレも捨て難い。一寸パンクっぽい。








2005年09月17日(土) 474

今日も今日とて。


調査の仕事が長引いて終電に間に合わず、見知らぬ町のマンガ喫茶で時間潰し中。「狂四郎2030」20巻を読破。意識して読んだわけじゃないけど、今読むと特に苦いわ。無知とか偏見とか迷いとかは誰にでもあって、それに気がつく人気がつかない人、勝つ人負ける人いろいろいるわけだ。良い人達がつくる悪い流れが一番怖いと再認識させられて薄ら寒い気分になった。
残酷だけど殺伐としていないのは、次々と死に行く端役達に向けた眼差しすらにもあたたかさが感じられるからだと思う。あと包茎の皮ビローンみたいなギャグも下らなくて良い。徳弘正也はマンガ読みの人たちにはあんまり受けが良くないようで勿体ないなぁ。




altz /lalala


大阪在住のDJ。Idjut Boys直系のダブハウスだけど、本家よりこっちの方のが断然好きだ。隙間を生かしすぎてスッカスカだけど、ローファイな軽さに逃げているわけではなく、エレガントな気品すらあるのが凄い。ファニーかつ美しい上モノでウズウズと痒くさせられた背中を、ダビーな低音の孫の手を使ってコリコリと掻いてくれる感じ。reclooseの新作に通じるファニーでエレガントな傑作。お値段もお手頃。
鶴の間行かなきゃ。





2005年09月15日(木) 473

ほう...






このところ濃ゆいブルーズばかり聴いている。


Blind Willie Johnson /complete of

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Mississippi Fred Mcdowell /s.t.

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Magic Sam /Live!

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Houddog Taylor /NaturalBoogie

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Junior Wells /Hoodoo Mans Blues

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どれも濃ゆ過ぎ。
ビンビン。
残暑に効く効くヽ(´ー`)

もっと濃ゆいの知ってるぜという方は教えてください







2005年09月12日(月) 473

民主が割れまくり過ぎ
あああ( ´Д`)
明日早いので寝ます





優待券があったので、「メゾン・ド・ヒミコ」を見てきた。


やさしみに溢れた素晴らしい映画。
人との係わり合いがぎこちない人ばかりで、ぎこちないながらもちゃんとぶつかってギッタンバッタンしている。泥臭い内容だけど、それをさらりと見せるのが上手いなぁ。設定は破綻しているけど、内容には嘘がない。長い映画だけど、細かい伏線もハラハラと絶妙に重なりあって全く長さを感じさせなかった。観た後にああだこうだ考えるスキもうまいこと残されている。画も音楽も綺麗。こういう丁寧につくられた映画には弱いんだよなー。
柴崎コウは本当に不細工で本当に可愛かった。身近にいたらさんざ弄っていぢめてやりたい感じで。彼女が演じる主人公の童貞臭さ(「処女臭さ」ではないんだよね)がこの映画のキモなんだけど、彼女じゃなければこの童貞くささは出なかったと思う。田中泯もオダギリジョーも端役のみんなも、細野さんの音楽も皆良かった。
おすすめ。








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