かなしいうわさ
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近所のコンビニからハニーブラウンが消えた! 瞬殺! やっぱ甘いビールなんて駄目なのか!
昨日(9日だから一昨日か)、無理矢理に時間をつくり、 ソウルフラワーユニオンのライブを観てきた。 今年はじめてのライブ観戦。
なんか荒かった。「ラフ」というより荒れていた。 一時期の神がかった圧倒的なパワーは無い感じ。 ニューエストモデルの曲ばっかりやった後半なんて、もうヤケクソ。 多分、いまのソウルフラワーには、 フジロックのメインステージであるグリーンステージでクロージングバンドをつとめて、 彼らを知らない客まで巻き込んでドヒャドヒャと熱狂させることは難しいと思う。 数年前、それを成し得たときの彼らは凄かった。神だか悪魔だかモノノケだかわかんないけど、なんかが憑いてた。 それはそれは圧倒的な音を出していた。
でも、今の荒い、そこらの小さなライブハウスでライブやってるような ソウルフラワーのほうが俺は断然好きだ。 「アーティスト」も「客」も関係なくて、みんなでワイワイ騒ごうぜ、と 風通し良い感じ。痛快。 中川の声の調子が悪くて、あまり声量出てなかったけど 汗びっしょりで熱唄してた。いいな、かっこいいな。
ヒデ坊不参加は残念だったけど、代わりに出てた女子が最高に可愛いかったのでヨシ。
ニューエスト時代の「秋の夜長」を聴けて嬉しかった。 かちんかちんな中川(最近は随分良い具合にフニャってきたけどね)が たまに描くこういう可愛いラブソングが大好きだ。 「尾根行く旅」とか。「世紀のセレナーデ」とか。
買物。

bonobos /hover hover はっきり言ってフィッシュマンズだ。 本人達もきっと絶対自覚しているだろう。 中ジャケが空中キャンプへのオマージュだし。 で、まぁそれはどうでもいい。
音は悪くない。 ギターは格好良いけどリズム隊がいまいち。 曲はまあまあ。 可愛くて愛嬌はある。人なつっこさはある。 が、チルれる? うーん、チルれない。はまれない。 うーん。 総評としては「もっとがんばれ」。
オビの「名盤誕生!」という文句は気が早すぎる。自分で言うな。 これがMAXじゃないだろ。 歳食っても、メジャーから切られたりしても、ずっと音楽やり続けて欲しい。 「よりフィッシュマンズに近づく」のか 突き抜けてオリジナリティ溢れる音楽つくるのか どっちでもいい、 ずっとやってたら、たぶん、段々、もっと良くなる。と思う。
その他買物。 Jeff Mills /Exhibitionist (DVD) Directors Label Box (DVD) Hugh Masekela /grrr King Tubby /downbeat uprising presents Holy War Dub Tommy McCook & The Supersonics /top secret
【今日曲】
 Hugh Maselela /Zulu and the Mexican アフリカのトランペッター、マセケラさん。 これは当りだった。すっばらしい。 軽快なリズムの上を トランペットぴっぴゅるるー、ぶろぶろー、と。 サバービアクラシックスでもあるみたい。 確かにそう聴けばそう聴けるかも。
1192行けなかった...成田さん、すまん。
俺は「フィッシュマンズナイト」とかの単一アーティストを特集するイベントはあまり好きではないんだけど、 4/2に開催されるこのオザケンナイトは行ってみたいと思った。 こんな文章を書く人がかけるオザケンはすばらしく響くに違いない。 in between days
ドリームレッツの新作は、Millieの「まーいぼいろりぽっぷ」。 「すっ」としてて良さそう。 つじあやのがロックステディを歌ったらこんな感じだろうか。 視聴→ http://www.jetsetrecords.net/cgi-bin/base.cgi?M=P&G=JP&L=JP&CODE=815000015000
 瀬尾まいこ /卵の緒 良い本。身近に大切な人がいることや、その人とのふれあいを大切に思える人ならじんとくるのでは。 ただ、出てくる人達の生活や性格や発言が俺にとっては綺麗すぎるのと、 自分のテリトリーのなかにいる人以外への拒絶感みたいなものが感じられ、ちょっとむず痒い。 ともあれ、子供を生んだばかりのうちの姉にも送っとこうかなと思っている。

安達哲 /バカ姉弟 3巻 サブカルを通過せざるを得なかった大人たちのためのほのぼのマンガだと思う。 おねいのデコはどんどん広がっていくよ。
【今日曲】
 Fugazi /Furniture
ここいらへんのバンド聴くときに必ずひっかかる「SxE」ってなんのことかね と思って検索してみた →SxE考 ふーむ。
えーと、ストレートエッジとかアニマルライツとかの考え方は棚に置いておいて、音楽だけ楽しむことにします。
ところでCrassのファースト、聴いてみたい。俺好きそう。 音楽的にな。
 保坂和志 /<私>という演算
面白かった。こういうふうに物事を考えられる人は、退屈なんてしないのかもしれない。 頭使って集中しないと途端に内容からおいてけぼり喰らうけど、 さぁ頭使うかどっこらしょ、と気合入れなくても読める。 王将でラーメン食いながら読めた。 これが哲学の本なのかはよくわからないけど、これが哲学ならば 哲学ってのもなかなか暇潰しに使えるものだなぁと。
MOTOMACHIレディオショウも、ときたまそういう空気になる。 ここ一週間くらいとか、まさに。おもしろーい。
その他。 ・ピーズ /アンチグライダー ・ボノボ /Hover Hover
【今日曲】
 Van Morrison /Fairplay ヴァンモリソンがジャズしてる?アルバム「veedon Fleece」より このアルバムは裏名盤なので是非。 ばんもりはムーンダンスだけじゃないぜ。
ヤフオクでスキャナーを買ったら、ヤニ臭くて参った。
買い物
 ・佐野元春 /Visitors 20thアニヴァーサリーエディション
中学生の頃、図書館でCDを借りてメタルのカセットに録って何度も聴いたアルバム。 考えてみたらCDを持ってなかったなぁ、ということでとってもノスタルジーな気分で購入。 あれ?滅茶苦茶かっこいい。もっと古臭くなかったっけ? 中学の頃ですら「これは凄くかっこいい、けれど、やっぱりちょっとダサいよな」なんて思って聴いてた気がするのに。 80年代エレクトロ・ファンクとかたくさん聴いて耳が変わってきたのかな。 日本語ラップの始祖とか言われることが多いけれど、ラップというよりポエトリーリーディングという感じ。 というかディランのトーキングブルースの発展形か。
おまけのDVDも面白かった。 「Tonight」はすごくダサい。本当に本当にダサくて声をあげて笑った。 佐野元春の持つダサさが良く出ている。で、俺はこのダサさがすごく好きだ。 「Complication Shakedown」のPVもまたダサいし笑えるんだけど、こちらは真顔でかっこいい。 スケシンみたいだ。体制の中のディスコテーク、アウッ!アウッ!
「Complication Shakedown」PVのディレクターJohn Sanbornさん あんまり有名な人じゃないみたい。
 ・鴨志田譲-西原理恵子 /最後のアジアパー伝 「最後の」、か。 冒頭の、直球どまんなかてらいなしな西原漫画 こんなもん読んだら泣いちゃうに決まってる。
鴨の文章はへたくそで評判良くないけど、俺は嫌いではない。 戦場取材の話とか面白いよ。 この「パー伝」シリーズは厚くて高いのが良くない。 はやいとこ文庫で安く出してくれ。

・小田扉 /団地ともお 先日出た「男ロワイヤル」で俺の心を妙な感動に包んだ小田扉が スピリッツ連載中の作品が単行本化。 子供のかわいいバカっぷりをするりとスカッと描いた、ソツのない気持ちのいいお話。 それでも小田扉ならではの「気がつくとなんだかせづねぇ」妙な味は健在。 ノスタルジックだけど、ちびまる子のように近過去のお話に逃げていないのも良いね。 うまいことやれば「わたしんち」くらい行くんじゃないか。行かないか。うーん。
ともおはバカでほんとに可愛いなぁ。1ページ一回はかならず泣いてやんの。 ちょっと子供が欲しくなったりした。
その他。
・桝田道也 /朝倉家騒動記2巻 ・保坂和志 /<私>という演算 ・しりあがり寿 /ファンタジー、おじさんをつつむ
【今日曲】 Allen Toussaint /Fingers and Toes 大好きなとーさんのなかでも特に好きな曲。 声量が足りていないのも味のうちだよね。
うちにある「Life, Love and Faith」はこの格好わるいジャケのやつだ
 オリジナルジャケ版のCDってあるの?
うとうとしながらPCに向かい、adwareのスキャン終了時のボイーンって音でビクリと起きる。
ラジオ更新。 今回は番外編ってことで、フロスティッドグラスのウツボくんに選曲お願いしました。 Jaaaaaz? 良い、良いです。 お願いしてよかった。
【今日本】
 小田扉 /男ロワイヤル
せづねえぇぇ。
| 2004年02月20日(金) |
243 Jeb Loy Nichols /just what time is |
ラジオを更新、が、今回は時間がなく、おざなりな選曲。仮って感じ。 深夜に仕事しながら聴いたら、あっちいったりこっちいったりで、いつも以上にまとまりが無いよ。
でも、甘々なDerrick Harriottのchi-litesカバー、 オリジナルメンバーひとりもいねーけど勢い万全のskatalitesのライブ×2曲、
 orbのlittle fluffy cloudsねたでもあったりするライヒのパットメセニー演奏曲×2曲、 足がふらふらになる程エモーショナルなWedding Present、 そしてみたび登場のDetroit Experiment などはおおいにおすすめしたい。
月末からは、フロスティッドグラスのウツボくんの選曲でお送りしますよ。 ジャーズなセレクト。音源が到着次第、開始。期待していいよ。
生で見るより生な写真サイトson of a bit を久々に見てみたら、ものすごいことになっていた。 2/20のをバックに音楽かけてたらクラクラ来た。
画像をクリックするとどんどん過去の作品が見れる。
こちらは、いつも見ている「静かな振動」。
> ギブ・アンド・テイクはミャンマーのカルチャーじゃないんです。
はうあ! ダモ鈴木のライブ観損ねた!
【今日曲】

Jeb Roy Nichols /Sadly Sometimes
地味だけどずーっと聴いてるアルバム。 ジャック・ジョンソンがOKならこれも聴いてくれよ。 右の人が鼻くそほじっているみたいに見えて仕方ない そんな脱力ジャケも含めて大好きな一枚。
海外生産の邦楽CD、国内への還流禁止 著作権法改正へ たぶんきっとそのうち普通の輸入盤も買えなくなるんだよ。 俺らはなめられている。
 ラジオパチーノス、サーバ不調で聴けなかったんだけど、復活したみたい。
 V.A. /Trojan Ganja Reggae Box
(曲が)多い旨い安い、のトロージャンレゲーBOXシリーズ 大麻ばんざーい、な曲を集めたもの。 だらしなくやさぐれていて、非常にセクシーです。 俺の考えるレゲエってこういうもんです。
そういやイギリスは大麻の取り締まりを緩ーくしたそうですねえ。
 渋谷毅オーケストラ /ずっと西荻
ずーっと探してたけど、どこにも売ってなくて。 「渋谷毅オーケストラあります?」って聞いて渋さ知らズを出される事幾度。やっと梅田タワレコで発見。 手の届くところにある近しいよろこびが溢れかえるような音。 長いこと探した甲斐があったね。
 Maria Rita /Maria Rita
エリス・レジーナの娘、ヒタさん。。 声が似ているというのもあるけれど、エリスがまだ生きていたら こんな音だったのかなぁ、とつい思ってしまう。 つまりすごく良い出来。 サウンドも洗練されてて丁寧につくられていて、とってもモダン。 よく聴いている。
2枚組用のCDケースになっているのに1枚しか入っていないので、ありゃ不良品かしらん、と思ったんだけど これはどうやらCDから飛べるサイトで落とせる曲をCDRに落として、 そこにしまえ、ということらしい。ふーん。
 谷岡ヤスジ /ヤスジのメッタメタガキ道講座 「アギャキャーマン」とかの後期のまったりした作風が好きなんだけど、怒りを爆発させたこっちもいい。 絵だけ見てもほんとすごい。飾りたい。
しかし余計な解説の文章がうっとうしいね。マンガだけで充分過ぎるほどに語っているから、 解説したり崇めたりの文章なんて余計だよ。ノイズでしかない。 思い出を語りたいなら別の本でも出してやってくれ。 南伸坊の解説は良いと思った。
映画版がDVD再発されるんだけど、これってどうなの。面白いの?
 阿佐田哲也 /麻雀放浪記(二)(三) 一巻を読了。通勤の電車のなかでどんどん読んだ。すげえ面白い。まさに大衆小説。 悪漢ばっかり出てきて、全員どーしょーもない。 でもそんな悪漢どもがすごく愛らしく思えてくる。 もちろん、博打のヒリヒリしたスリルも存分に味わえる。 麻雀の部分はまーったく分かんないのでスルスル飛ばして読んだけど、問題なかった。
以下は未聴、未読。
畠山真由美 /Live at Gloria Chapel - the great American Songbook - SION /ライブ帝国 山口貴由 /シグルイ 桜玉吉 /読もう!コミックビーム 桜玉吉 /ゲイツちゃん 石原まこちん /カワラバーン 根本敬 /夜間中学 卵の緒 /瀬尾まいこ
【今日曲】 The G.G. All Stars /Ganja Plane
トロージャンのBOXを全部レビューしてるサイトとかないかな。 レゲーBOXいちらん

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