かなしいうわさ
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2003年10月10日(金) 207

サイバラの日々まんがが更新されてた。
あー。
いままで鴨ちゃんとサイバラのことを漫画を通して見てきた身としては、泣くしかないよ、これは。




・DJ Shadow /Live at I.C.A.
シャドウのライブ録音。鉄板でブートレグ。音は良い。ちょい値が張る。
2年前のフジロックで体験したのと同じ、自身の音源をエディット&エフェクト&ミックス&スクラッチしていくライブスタイル。
アルバムで聴くと地味だった曲もことごとくタメの利いたファンクさをたたえているよ!興奮興奮。フンガフンガ。
今年聴いたなかで一番の「ロックンロール」のレコードだ。
リチャード・アシュクロフトが、U.N.K.L.E.でやった「Lonely Soul」をナマで歌っているのに
あんまり盛り上がってないのは、ライブの場所がアメリカだからなのかな。
はじめての方には、通常録音アルバムよりこちらを推奨。



【今日曲】
DJ Shadow /Six Days







2003年10月05日(日)   ぼくたちは光の中でチャチャチャ  

じゃがたらの「ナンノこっちゃい」
がDVDで再発。

>じゃがたらが「永久保存」された後にリリースされた3巻のヴィデオ『ナンのこっちゃい』の箱を開くと、どの巻にもギターのOTOの言葉がチラシとして挟んであって、思わずいつも読んでしまうのだが、彼の発言を総合するとこんな感じになるだろうか。こんなヴィデオ、作りたくなかった。どうしてかっていうと、アケミが生きていれば作らなくてよかったのだから。そしてアケミの言葉をナマで聴きにライブハウスに足を運ばなかった人間には見せたくない。そんな感度の低い人間には見せたくない。ではどうしてこんなヴィデオを作ったのかというと、アケミと同じハートの「知能指数」でもってアケミのことを事後的に知り、独特の嗅覚でアケミに接近してくる連中がいて、そんな連中にバトンを渡すために『ナンのこっちゃい』というビデオはある、ということ....
「じゃがたら」陣野 俊史著より引用






2003年10月04日(土) 205


・DJ Mil'o /suntoucher
massive attackの前身、wild bunchのDJだったマイロさんの初めてのアルバム。
○曲目がキラートラックだ! ○曲目をジャイルスがプレイした!というアルバムでは決してないけれど、
聴いているとスコッとはまって、ふらふらと想像をかきたてられる感じ。つまり、これはいいアルバムだ。
100点をつけるわけにはいかないけれど、セオ・パリッシュやムーディマンが好きで、
ブリストルサウンドも好きな人は聴いて損はないと思う。
音数が少なめなのはローテクだからか?と勘ぐりたくなるような音ではあるし、
もっと煮詰めれば更に良くなりそうなのに、と思うような曲や箇所もあるにはあるけど
そのラフさが全体の統一感になっているから問題ない。
たぶん、前に出したワイルドバンチ的DJミックスドCDみたいに
いかにもブリストル・ヒップホップなスタイルのキャッチーなアルバムをつくることは比較的簡単なんだろうけど、
それをやらずにこういう音を出しているというのは、今を生きるブリストル・オリジネイターとしてめちゃくちゃ真っ当だと思う。
おおいに支持。

bounce.comのインタビュー



【今日曲】
Romanthony /Bring U Up

Daftpunkの「One More Time」で歌っている、ロマンソニーのソロ。
JBみたいで、フェラクティみたいで、マイケルジャクソンみたいで、
アル・ヤンコビックみたい。
めちゃくちゃファンキーで格好良いのに、なんだか間抜けですっとこどっこい
なのがイイぞ。
こういう曲をビシッとかっこよくかけられるDJっているのだろうか?
いたら聴きたい踊りたい




2003年10月02日(木) 204

テレビをみない生活をしているんだけど、今日はなんとなくつけている。
せわしなくて、やかましい。
テレビが刹那の連打連打連打であることを実感。

UHFはいいなぁ。サンテレビのホノノン加減は心地いい。




cover
・Neil Young /Hawks & Doves
まとめて出た、初CD化シリーズのなかの一枚。
前半がギター弾き語りに軽ーくドラムがかぶさる。ピンと張った演奏なんだけど、どこか弛緩している。
「今宵この夜」を一夜干ししたような、ひなびた緊張感がいい。 ええ湯加減。
後半(レコードだとB面かな)は、バンドスタイルで、カントリー調に演ってる。
曲と歌はいつものニール節で意外とロッキンロッキンしてて、なかなかいいじゃないかー。
これまたほっこりええ湯加減。
「今宵この夜」を聴く程体力と精神力がない時でもするりと聴けそうだ。愛聴候補盤。





その他購入。
今後、一日にひとつづつくらいで感想書いていきたい。

・DJ Shadow /live at I.C.A.
・Marvin Gaye /I Want You (Delux Edition)
・DJ Mil'o /suntoucher
・矢野顕子 /ライブ・ピアノアキコ。 (DVD)
・はちみつぱい /センチメンタル通り
・Sandii /Mercy
・天久聖一 /悲しみジョニー (DVD)
・Muffs /Alert Today Aive Tomorrow
・こだま和文 /A Silent Prayer
・鈴木みそ /銭
・吉田戦車 /吉田電車
・吉田戦車 /殴るぞ 4巻
・福本伸行 /最強伝説黒沢 2巻
・日本橋ヨヲコ /G戦場ヘヴンズドア 3巻(完結)
・Spectator (雑誌)
・カズオ・イシグロ /日の名残り





【今日曲】
小沢健二 /おならで月までいけたらいいな

こんな曲あったのか。
いけたらいいねー。プップー。





2003年09月27日(土) 203

朝霧JAMやってるね。
うらやましい。
フジロックの携帯のメルマガってのに登録しているので、
そこから朝霧のリアルタイム情報が1時間おきくらいでガンガン入ってくる。
仕事中に。
スカタライツでノリノリで深夜にジョーストラマーの追悼映画でラジオ体操で快晴で富士山バッチリ観えちゃって丼が旨くてマッタリムードでボニーピンクがゲストで大合唱だってやんの。
ムキー。


それにしてもメンツが素晴らしい。観たいのばっかりだ。
Jack Johnsonとかはまだ考えられるとしても
Tony AllenにDepth Chargeだなんて。最っ高。



【今日曲】
 Skatalites /Phenix City
 悔しさ噛み締めつつスキャスキャ




2003年09月24日(水) 202

・Robert Wyatt /Cuckooland
あの声で存分にうたっている。
ヒロシマー、ナガサキー。

相変わらず自分をたったいまこの場所と全くかけ離れさせてしまう音楽であることだね。 
寝起きの音楽に使ったら、起きられなくなって困った。
本人によるトランペットとコルネットもとても良い。
ニューエイジっぽくてださい瞬間もあるけどそんなことは全く問題ない。



・Double Famous /Live In Japan
リトルクリーチャーズにしろダブルフェイマスの既発のアルバムにしろ、
青柳卓司絡みの音はいつも頭でっかちな感じがする。
このアルバムはそれがないから、すごくいい。
はじめて、留保なく心から素ん晴らしい!と思った。
ステージ上で演ってるやつらが楽しくて楽しくて楽しくて仕方が無さそうなのが
いいんだな。ドキドキするし、ワクワクするよ。
観客のゆらーりゆらりと楽しそうにしている様も伝わってくるみたい。
ウッチーのラフなミックスも良。


・Soundtrack /City of God
・Jeff Buckley /Live At Sin-e
・The Very Best of ダウンタウンのごっつええ感じ 4・5巻




82歳のレジデントDJだって!
JazzanovaやTony Allenをかけて朝まで踊るそうです。ヒュー!
>踊るのにイイ感じじゃなー!




【今日曲】
Robert Wyatt /Cukoo Madame


2003年09月21日(日) 201

cover
・SION /光だけが光じゃない+SION-YAON (DVD)
俺がシオンを聴き始めたのは「夜しか泳げない」だった。赤羽の図書館あたりで借りてきて、「うーんおとなのせかいだなぁ」と思いながら良く聴いていた。とくに『12号室』という彼の幼少の頃の話をぽろぽろと語り歌う曲には、よく出来た映画を2時間かけて観るのと同じ程の物語が一曲のなかに詰め込まれていて、それはたとえば当時仰天してとりつかれたように聴いていた真島昌利の『アンダルシアに憧れて』のなかのなかの物語を遥かに超えていて、それはもう凄くて、チンコの毛も生え揃わない当時の俺はそれに感動するというよりもひたすらびびりながら聴いていた。 それ以降のアルバムが俺にはあまりしっくり来なかったのでなんとなく疎遠になり現在に至っていたのだけど、「夜しか」当時のライブが2in1でDVD化で3500円でリリースされたのを知って、あぁそれならお得だ買ってみようと思ってこれを買ってみた。素晴らしかった。なんか普段触られない部分をぐりぐりされたような気になった。今の俺は彼の歌をさすがにびびりはしなくて、すっと感じ入って泣けたりしたんだけど、でもこのぐりぐりされる感覚はむかしチンコ毛なしな俺が感じていたものと同じかもしれないなと思った。そういうふうに昔の自分の気持ち(らしきもの)が今の自分にすっと現れるという事は今まであんまり経験が無くて、なかなか良い感じだな。 俺が見たり聴いたりしてきた、記録物としてのライブ盤&ライブ映像としては、ボ・ガンボスの「Hot Hot Gumbo '92」がベストだと思っていて、これを凌駕するものなんて一生出やしないだろうというか出てたまるかってんだ馬鹿ヤロと思ってたんだけど、シオンのこれが凌駕した、かもしれない、少なくとも同じくらいは良いよ。うーん、よかった、こういう嬉しいことがたまにあると、ふらふらよろよろとでも生き続けていくのもまぁいいかな、と思えるね。


【今日曲】
SION /俺の声

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