かなしいうわさ
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2003年08月21日(木) 196

毎度のことだけど、徹夜明けの休日は晴れている。



帰り際、疲れてフラフラになりながらも「あー今年は海を見ていないから海の方へ行こう」と、
家に帰らずそのまま原付で海の方へ行ってみる。
臨海地帯ってのは、工場が多くて人が少なくて寂れていていいなーいいなー、
などと思いながらオザケンのeclecticを聴きつつふらふら。



しているうちに、USJ近くからでっかい橋に乗ってしまって、対岸に着いてみると







あー、これはヴァッサーの設計したゴミ焼却場じゃないか

前から気になっていたけどこんなところにあるとは。
殺風景な臨海地帯にどう考えても異様な建物。





うああ




ひゃああ


初の生ヴァッサーをこんなところで見れるとは。

でかくて、バカで、美しくて、非常に良い。
ゴミ収集車とでかいトラックしかいない僻地で、静かにブリブリと馬鹿力を放出してた。

太陽の塔と同じオーラがあるよ。

関西建築見学会-舞浜工場



その後は、絶妙な公園でテトラポットにあたる波のゴポゴポとした音を聴きながら昼寝。
このあたりは寂れ具合が絶妙だな。また来よう。




あ、また歯医者行くのわすれた





【今日曲】
 小沢健二 /あらし
 「eclectic」はやっぱり今いちしっくりこないな、と思っていたんだけど
 友人が「これはいいね、これはニューヨークに住んでないと出せない音だよね、ニューヨーク行きたくなるよ」と
 いうことを言っていたので、聴きなおしたらまさにそうだな、と納得がいき、好きになった。
 音楽の聴き方なんて聴き手の気分次第で変わってしまうものですよ。

 

2003年08月16日(土) 195

涼しいねー。


・カンバセイション・ピース /保坂和志

cover

いつもながらカバーもいいので、大きく掲載しとこ。

まださわりだけしか読んでないけど、すばらしいや。
この人の小説はどれも、つまみ読みでも最後まで読んでもそのすばらしさが変わらない。
もちろん褒め言葉。

→作家に聞こう 保坂和志





・お笑い男の星座 /浅草キッド

cover

今回は、とにかくエガちゃんの話がいい。 他の話はエガちゃんの話のオマケに過ぎない。
五号橋のマクドナルド禁煙席で遅い昼飯を食いながらこれを読んで俺は泣いた。






【今日曲】
 バンクロバー〜ビッグ・アップル〜杓子定木〜戦火のかなた /Soul Flower Union
 新しいアルバムは気の入り方と抜け方が絶妙で、すごーく良い。

2003年08月15日(金) 194

寝る前(明け方)にソウル飼育をやっていると、
海外に住んでいる日本の音楽好きとチャットが始まってしまい
寝るのが遅くなってしまうことがたまにある。
「anata ha nihon jin desuka?」
なんて感じで話しかけてくる。
少しの日本語と適当英語でゆるゆるとチャットするのはなかなか楽しい。

今日は「日本語ラップ」好きなアメリカ人と話した。
ドラゴンアッシュとDABOとキングギドラとThink Tankが好きらしい。ほー。
俺はECDと韻踏合組合が好きだ、と言ったら「俺も好きだ、全部持ってる」と言われた。
ほー。
こないだは、「日本パンク」好きのメキシコ人と話をしたんだった。
ハイスタやスターリンが好きらしい。
「俺の友達のバンドを聴いてくれ」と言われて聴いたら、
スペイン語で歌ってる175Rみたいで面白かった。
「なかなかイイんじゃないかな、でもオリジナリティがないからこれからガンバレ」
とか適当な感想を適当な英語で言ったら、 彼はhe he heと卑屈そうに笑った。
ああ、このバンドは「彼の友達のバンド」なんかじゃなくて、きっと彼本人のバンドなんだな。
下手な世辞は言わないほうがいいのは日本もメキシコも同じだね。 
ごめーん。


・Lemonjelly /Lost Horizon
cover
牧歌的ジャム・バンドというか、なんというか、ありそうでなかった音。
とことん能天気ですごく気持ちいい。 全力疾走でノホホン、ノホホン。
全盛期のThe ORBが好きな人は聴いて損なし。
フジに出ていたのに見逃したぁぁ。



【今日曲】
 Contortions /I can't stand myself
 「No New York」収録。
 DCPRGのライブ盤を聴いていたら、無性にコントーションズが聴きたくなった。
 ジェームズ・ホワイトのチャルメラSAXはやっぱりカッコ良い。
 プピャカプリプキキュピョー
 Raptureの「House of jelous Lovers」はこの曲の子供でしょ。


2003年08月14日(木) 193

間が空いてしまいましたが、
ぼちぼち再開します。


いろいろありましたが、フジには無事に行けました。
いやいや、今年も楽しかった。
ベストアクトはエンケンさん!



相変わらず散財しています。
最近のオキニ

・Miceteeth /Meeting

正直いまいち冴えないバンドだと思う。
思うけど、でも惚れた。メロメロだ。完全にまいってる。
1日に何回も何回も何回も聴いている。
とにかく歌が猛烈にせづねぇ。
ユニコーンの同名異曲を超えてしまったとすら思う
「素晴らしい日々」を仕事中にふと思い出すだけで、
我ながらバカバカしいが、泣きそうになってしまうここ最近だ。
インスト曲もなかなかにせづなぐ、歌入り曲とのバランスもすごく良い。
いかにもスカです!という曲よりも、オールドタイミーなジャズテイストの
ある曲のが良いな。



・エキゾ音楽超特急 どびだせジャパニ! /サラーム海上
ワールド系の本ってどうしても「お勉強」な感じが拭えないけれど
この本はディープハウスと辺境の音楽を並列で聴いてしまう
著者のフットワークの軽さがいい。
ディスクレビューも旅行記もすごく感覚的で良いんだ。
趣味の合う友人の「お前、これすげー良かったぞ、聴けよ」という
おすすめと同じレベルで信用のできる文章だ。
おかげで欲しいCDが50枚くらい、行きたい外国が20箇所くらい増えちまったよモー!
とりあえず、ジャワのガムランものとスアール・アグンとUSのフィールドレコーディングものとジャーウォーブルのモラームダブとチベット僧の説法とフン・タンとザキール・フセインとアラブ近代歌謡ものとカイロのコーラン朗読とトルコ音楽のSP盤起こしのコンピとタブラビートサイエンスとアンリ・サルバドールのベストとラシッド・タハのCD、
それにラッチョ・ドロームのDVDはすぐにでも買う。
あとフィールドレコーディング用のMDとマイクも買うぞ買うぞ。
あとクスクスも喰う。ラクも飲む。
TVブロスの連載を纏めたものなので、ひとつひとつのコラムが短いのが残念、
もっとまとめて書いた文章も読んでみたい。

ボサノヴァとかレゲエ以外のワールドミュージックも聴いてみたいなぁ、と
思っている方はぜひぜひ。 背中を押しまくってくれるでしょう。
思ってない方もこれまた是非ね。
サラームの家
若山ユリ子の部屋



まだまだいろいろ
ありますよ
フジのレポート含め、
ぼちぼちやります。



【今日曲】
朝のあいだ /Miceteeth


2003年07月16日(水) 192

うーん。

最近はiPodで佐野元春とウルフルズを聴いている。
実直なロックンロールがしみる。

フジロックもあと10日を切った。毎年この時期は出演者の音源をガツガツ聴いているんだけど、今年はそういう気分にならない。
もちろんめちゃくちゃ楽しみなんだけど。


バンバンバザールが主催の勝手にウッドストックが凄く良さそう。
去年の写真見てもすげえこじんまりしてる。船にのらないと会場行けないらしいのも良い。
そう、こんな風に勝手にやって勝手に楽しめばいいんだよな。
いろいろヒントをもらった。

2日目の出演者がめちゃくちゃツボだ。




【今日曲】
 ウルフルズ /笑えれば
 コンビニのゆうせんで聴いて「あーいい曲だな」と思った。
 トータスはつくづくサムクッカーだね。

2003年07月13日(日) 191

ラブパレードのストリーム聴き損ねたー

■ドイツ人らしくない行事『ラブパレード』
■Meet Her At Love Parade
■LOVEPARADE2003 トレゾさん作


> このイベントがよりによってドイツで行なわれるというのは、
> 好奇心をそそりもするが、ある意味ふさわしいとも言える。
> 秋のビール祭りを除き、ドイツ人は世界的に有名な
> パーティー好きというわけではないからだ―
> ―少なくとも今まではそうだった。

> 「ドイツ人は感情表現に問題を抱えている。
> でもこの日ばかりは皆が感情をあらわにしている」とウヒマンさん。



音楽で、良い具合にハメをはずせるイベントがあるのは羨ましいな。


【今日曲】
 友部正人「ロックン・ロール」

2003年07月06日(日) 191

中川敬語録読了。
面白かった。安心して2,500円投資してください。タワレコにあります。
引用しようと思ったけどどれも面白いからやめとこうと思ったけどやっぱりしよう。


やりがいあるね!しんどい方がやりがいあるよ。
最近、俺の周りに若い子らが多いねんけど、調子が悪い、特に女の子が凄く多いんや。同世代も多い。お前も?あんたも?見たいな感じやね、なんか。そういう奴らと話す機会が多かったっていうことも、ちょっと関係してるかも知れん。 みんな「何とかしなアカン」「自分、こんなんじゃアカン」って思いすぎてるから。今はええねん、これでええねん、ということも大事やね。バカボンのパパの「これでいいのだ」の思想が、今強く求められている。引きこもりたかったら引きこもればええ。「アー!」と叫びたかったら叫んだらええねん。他人に迷惑かかると思うからや。大した迷惑かからへんよ。駄目なときはダラダラやってたらええやん。あんたのやりたいことからやっていこう、頑張ることなんか何もないし。で、ちょっと触媒としてソウル・フラワーの音楽とかを利用してくれればいい。ちょっと元気になれる。ちょっと「あした職場(学校)行こうかな」って気分になってくれればね。「なんかこいつらの人生オモロそうやな、楽しそうやな....、あ、自分のやりたいことやってるから楽しいんか?」って。「ほんなら私も自分のやりたいことやろうかな」、「俺も自分のロックンロールをやろうかな」。そういうことを感じてもらえたら、一番俺らのやりたいことが達成されている感じがするな。(P246)




■購入物
新星堂ワゴンセールにて各500円。

・V.A. /Calypso Pioneers 1912-1937

何気にライノより好きな発掘系レーベルRounderのカリプソコンピ。
古い音、ぶっきらぼうに聴こえるボーカル、
日本の古い歌謡曲にも似たかわいいいかがわしさ、全てが良い。
ピアノ弾き語りで歌うせづねえ4曲目に泣く。


・Miles Davis /In A Silent Way (Remasterd)
大学生の頃はじめて聴いたときはサパーリわからんかった。
フュージョン臭えなあ、とか言って。
だんだん良くなってきて今に至る。


・Michel Fugain Et Le Big Bazar /Fais comme L'oiseau
オルガンビーの番長の御用達だよね、確か。
いかにもサバービヤな音。
昔からコーラス系サバービヤは生理的に駄目なんだけど、このオッサンは馬鹿で良いな。
イントロからして馬鹿。


マンガとか。
・いましろたかし/狩撫麻礼「タコポン」
あまり面白くない。しかも上下で4000円近くする。
はじめていましろを読む人にはおすすめできない。


・福本伸行「最強伝説黒沢」
駄目だ。読んでいて辛すぎる。「ヒミズ」なんか全然目じゃない。
たぶん福本が本当にこれを読ませたい人、つきつけたい奴らは、絶対これ手に取らないだろうしな。


No!! WAR 
要するにエレキング号外。たぶん。未読。


あとはロッキンオンとか。カートの日記が出るらしく、巻頭特集されてる。
うーん、今はもう全く読む気がしない。
中川語録は読ませようという意思があって出版されたものだけど、こっちは違うし。 
もう、音楽聴くだけでいいじゃないかよ。
エイダンの相談コーナーに変わって、天久のヘンなコーナー開始。



【今日曲】
The Orb /From a distance
新作一曲目。
コケコッコー。

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