2018年09月02日(日)
安室奈美恵さんの最後のライブ映像作品
私も予約していたBlu-rayを今週購入していました

最後のライブを見るのはまだ気が引けて
今日、沖縄での野外公演を観た。
昨年のデビュー記念日の
これはWOWOWで放送していたものと同じなのかな

いやー、かっこよかった。
痺れるほどかっこよくて、
ストイックなステージはまさに超人的
それに時折見せる少女のようにキュートな笑顔

奈美恵さんは私の兄と同じ年で
私もアムラーの時代から当然、その活躍を見て知っている
けれど私は
漫画が好き、お笑い深夜番組が好きな子どもで、
安室奈美恵のことは、ギャルの神みたいな
別の世界の出来事と思っていた。

ギャルの世界とは相容れなかった私が
自分の意志で安室奈美恵のCDを買ったのは2008年
そのころ児玉裕一監督が好きで
「NEW LOOK」の映像とサウンドに釘付けになって
「60s 70s 80s」を買った。

作りこまれた世界観と、豪華絢爛な映像美
その中心に立つ、安室奈美恵の完ぺきなまでの美しさ
曲ごとに違う表現力
私の知らない安室奈美恵だった

それから3年後、同僚に誘われてライブに行き
さらにまったく知らなかった安室奈美恵の姿を知る

これが、スターなんだ

この感動は何度も書いてるからあれだけど
一番のカルチャーショックは、お客さんとの関係性だった。
観客はずっと、手拍子なんだよ。
私も音楽に詳しいわけじゃないけど
奈美恵さんの曲やダンスって
いろんなジャンルやルーツをもった
すっごく高度なことをいくつもやってると思う。
でも、それを理解するとかじゃなくて
手拍子でのったり、サビを一緒に歌ったり
そうやって応えることを、奈美恵さんも望んでいる。

ジャンルもルーツも難易度も関係ない
学生時代の思い出、通勤時間の励まし、子育ての合間
それぞれの生活の中に、曲は溶けていて
みんなの中に生きている曲の在り方を
委ねてくれるって、素晴らしいよ
許容範囲の広さ、懐の深さ、スターだな、と思う。

いつも一緒にある「奈美恵ちゃん」の音楽
孤高ともいえるシーンでの存在にあって尚、
こんなにファンに親しみをもたれているのって
本当にすごい。

1対数万人であってなお、
1対1でいる

まあ、想像で語ってますけども。
ファンでもないのに、長々とすみません。
ライブでの「奈美恵コール」聞くと、そう思うんです。
MCも一切ないライブで、あんなに感情をやり取りしてる
アーティストとオーディエンスは見たことがない
あの感動を味わえたことは
私の人生の中でも、すごく貴重な体験だった
奈美恵さんと、ファンの皆さんに私も感謝しています。

「安室奈美恵と、そのファン」のファンだったかもしれない

3枚組だから、あと大阪とラスト東京もある
贅沢だー


2018年08月30日(木)
のび太のようによく眠れることだけが取柄なのに
ここ最近眠りが浅いと自覚する日が何度かある
寝付けなかったり、目が覚めてしまったり。

今日はよく寝たと思っていたのに
日中すごく眠たくて、午後になったらお腹壊した
なんともなかったのに。
自分でもわけがわからん。

料理めんどくさくて野菜とか食べてないからなのか
野菜らしきものは納豆しか食べてない。
ヤクルトは毎日飲んでる。

はてなダイアリーが終了するという。
エンピツも、はてなが流行ったときすごく人減ったよね
好きで読んでた人たちもはてな行っちゃって。
私もアカウント作ってたけどさ。
結局こっちが落ち着くから移行しなかった。

もうブログの時代でもなくなって。
SNSの次の時代は何になるんだろ
そのときも、ここは書けるのかな。


2018年08月27日(月)
なにかの予兆とかは信じてない
んだよ本当に。

きのうの夜、風呂に入るときになにか考え事をしていて
なにを考えてたかも忘れたんだけど
「ま、そういうふうにできてるんだよなー」
と思って。自分の中でその言葉を発したとき
そういうふうにできている、
これって、さくらももこのエッセイのタイトルにあったな
持ってたよなたぶん
何冊も持ってたじゃん
富士山とかも
少しずつだけど全部ブックオフに売ってしまったな
あんなに何冊も読んだのに内容ほぼ思い出せない
なんてバカな頭なんだろう
と、シャンプーしながらボヤボヤ考えてた。

今夜は早めに帰宅していた
雷がすごくて、停電するかもと思うと風呂にも入れず
ご飯も落ち着いて食べられる気がせず
おろおろとスマホで雨雲レーダー見たりしてて
実際2分くらい停電した瞬間もあった。

19時30分、ツイッター見てたら
さくらももこの訃報が流れてきた。

心臓がびくんとはねた
さっきから雷の音でなんども驚かされているのに、また。

なんで。え。病気だったっけ。だって何歳よ。

追いつかない頭に、指先を滑らせるだけで情報は流れ込んでくる
乳がんだったんだって。53歳だって。
亡くなったのは15日だったって。

藤子先生より早いよ。53歳なんて。

何歳まで生きたら偉いとかじゃないけどさ。
私が「りぼんっ子」だったのも、
ちびまる子ちゃんが載ってたからだし
初めて自分で欲しくなった漫画もちびまる子だし
アニメも見た、映画も見た
誕生日にもファミコンのカセットとか
人形で遊べるセットとか、まる子の買ってもらったよ

母はよく私を見て「まる子に似てる」と言う。
私は人を笑わせるような元気な子どもじゃなかったけど
小さくて、絵を描くのが好きで、空想が好きで、
生意気で、負けず嫌いで、年寄みたいな口の利き方をするから
似てたんだよね。
似てるっていうか、影響されて、真似してたんだよね。
富士山の見える町で育ったことも、同じだった。

私がエッセイを読んでたのも、大学生くらいまでかな
会社をやめて漫画家になったり
作詞したり脚本書いたり、雑誌編集したり
多才なさくらももこは憧れだった。

憧れのひとは、亡くなってもずっと憧れだし
原作者がいなくなっても、プロダクションは
アニメを作り続けてくれるだろうし

それでも、やっぱり、さみしいよ

まる子だけじゃなくて、
野口さんや永沢や藤木にも共感してたし。
コジコジにも。


まる子が、これからもいろんな人の手で命を吹き込まれて
茶の間に笑いを届け続けられますように




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