| 2011年04月23日(土) |
4.23 MaMa&T in あらたると |
友人のMaMa&T のライヴを聴きに、今池「あらたると」に出掛けていった。実は、来る6月19日に我々<沙羅双樹ふたたび>が「あらたると」でライヴをやることが決定。その対バンが、MaMa&T 。 で、今夜のライヴは、沖縄曲に特化。まっちゃんのギター、Toshiさんのギター&マンドリン、まなみさんのヴォーカルで、つまり三線を使わず、沖縄曲をやるというのだ。三線の独得の響きが入ればこそ沖縄の雰囲気を醸し出すことができるというものであろうが、今回はその三線が一切入らないというのだ。ところが、ところが、このトリオの演奏は、見事に沖縄を感じさせてくれた。 我々<沙羅双樹ふたたび>も、ギターとアコーディオンだけでアイルランドを感じさせられるよう、頑張ってみようかな? まぁ、遠い目標だな。
| 2011年04月22日(金) |
クレズマー・ウェディング |
岡林和歌さん(クラリネット奏者)から「今度、クレズマー、やるんですよ」とお聞きして、岡崎シビックセンター・コロネットまでクラシックのコンサートを聴きに行ってきた。 M・カーティスの「クレズマー・ウェディング」という曲を、クラリネット四重奏で聴いたよ。クレズマーは、東欧系ユダヤ(イディッシュ)、アシュケナジムの民謡をルーツに持つ音楽ジャンルのひとつだが、そうしたルーツ・ミュージックに大いに関心があったので、興味深く聴かせていただいた。 クラリネット四重奏というのもこれまであまり馴染みはなかったが、それぞれの演奏者の個性も感じられ、面白かったね。
| 2011年04月21日(木) |
ワタル世間は春まつり |
今夜、栄「DOXY」で行われた<ワタル世間は春まつり>なるライヴに行ってきた。出演は、大熊ワタル、こぐれみわぞう、上村美保子、JIGEN、河村博司の5人衆、名づけて<珍多摩FIVE>。私の大好きなバンド<ソウルフラワーユニオン>にも絡む5人だ。 大熊さんのクラリネットにはいつもながらに魅了されるが、みわぞうさんのチンドン太鼓やパーカッションの格好良さにも目を奪われた。美保子さんの明るいキャラとそのヴォーカルも、JIGENの格好いいベースもいいが、河村さんのヴォーカルが凄くよかったな。控えめながら芯のある歌声、俺は好きだな。 途中休憩をはさみながらの2部制のライヴだったが(休憩中の、5人衆によるオークションも面白かった)、凄く元気をもらったな。いい音楽は生きる活力を与えてくれるよね。 俺も、自らが楽しみながらも、人の心にしっかり届く音楽をやっていきたいって思ったよ。
毎度のことながら年度末・年度始めと気ぜわしい日々を送ってきた。加えて、東日本大震災もあって、暗い気分で過ごす時が多かったような・・・。大規模地震、そしてあまりにショッキングな津波の映像、さらには現実のものになってしまった原発の恐怖。自然に対する脅威を呼び覚まされ、また原子力という制御不能なものを持ってしまった文明をこの際徹底的に見直さなければと考えさせられた。 個人的には、仕事中に胸をひどく締めつけられるような症状に襲われ、緊急通院する事態も起こった。心筋梗塞か、あるいは重篤な病かと、精神的にも追い詰められたが、数日後に「肋間神経痛」に類似した症状と判明(これは病院ではわからず、行きつけの鍼灸院でわかったことなのだが)。徐々に快復はしてきたが・・・。
ところで、「こんな時期にこそ音楽(お笑い・芸能・祭り等と言い換えてもいいが)が必要ではないか」(反対に、自粛すべきという意見もあるだろうが)という意見を聞くが、俺はこの意見に基本的には賛成だ。 基本的に、と言った。この先の意見は俺の好みの問題かも知れないが(また、俺のような感じ方は少数派に属するのかも知れないが)、一方でこんな時期だからこそ聴きたくない音楽というのもある。 「がんばろう東北」「がんばろうニッポン」という言葉に俺は若干の違和感を持ってしまうのだが、いわゆる「がんばろうソング」には違和感を通り越して腹立たしささえ感じてしまうことがある。「がんばろう」的メッセージの薄っぺら加減が透けて見えてくるような音楽には耳を塞ぎたくなってしまう。少数かも知れないが、俺と同様な感じ方をする人は一定数存在すると思う。 こんな時期だからこそ、それぞれの表現に対して、その姿勢が問われているのだとも思う。このあたりはきわめてナイーブ問題だとは思うが、表現者やそれに関係する人には特に自覚的であって欲しいと思う(俺自身はプロの表現者ではないし、周りへの影響力も少ないが、たとえそうあっても、アマチュアとて例外ではないと思っている)。
さて、話したいことはまだあった。 今年1月、チンドン太鼓をやってる友人Tさんから「きっと好きだと思うから聴いてみて」と、<踊ろうマチルダ>のCDを手渡された。期待感を持って聴いて、そして、完全にはまってしまった。 <踊ろうマチルダ>は釣部修宏(ツルベ・ノブヒロ)の一人ユニットだが、世界のルーツミュージックをベースにした独自の世界観を感じさせる作品といい、二十代らしからぬブルージーなヴォーカルといい、好きな要素が満載だった。 この2〜3ヶ月、<踊ろうマチルダ>の楽曲を聴きまくった。心の支えにもなっていた。話を蒸し返すようだが、そこには軽薄な「がんばろう」的メッセージはない。人生の起伏を、時に激しく、時にロマンチックに、時にリリカルに、歌いかける。それが、俺にはすごく届いてくるんだな。
で、今夜は待ちに待った<踊ろうマチルダ>のライヴだったというわけだ。いやぁ、ここまでが長かったな。 ライヴ会場は、今池「TOKUZO」。「きっとマイナーなアーティストだから、そんなに客は入っていないだろう」ってタカをくくっていたのだが、ざっと見て150人くらいはいたかな? 会場にぎっしり人が入っている感じで、ライヴが始まってからの盛り上がりがハンパじゃなかった。 CDでは何回も聴いていたが、やはり生音・生声は何ものにも代え難い。ギネスやスコッチウィスキーなんかを飲みながら、<踊ろうマチルダ>の世界にどっぷり入り込んだ。気持ちよく酔い、最高な夜だったゼ。
| 2011年03月31日(木) |
歌のつづき 夢のつづき �� |
(開場前) ・客席のセッティング ・衣装の着換えを済ませる(開場後は、着物姿でお客さんをお出迎え) ・楽器、楽譜などのチェックとセッティング(会場の状況を見ながら) ・その他?
(開場後) ・MM&Kは、劇場内にて、お客さんへのご案内、チラシ配りなど。 ・他のメンバーは劇場内で、チューニングなど最終チェックを各々で行う(お客さんの前でも、気にせずに行う。チューニングをすることで、開演が間近であることを知らせる意味がある)。徐々に定位置に着き始める。
(開演) �.船鵐疋鷆福嵌�しき天然」 ・K:定刻となりましたので、そろそろ始めます。よろしくお願いします。 ・T:(MMのアカペラを誘導するように、ギターの音) ・MM:(アカペラ)「聞けや人々〜」 (アコーディオンのイントロで、「美しき天然」の演奏が始まる) (1番はクラ&三線をフィーチャー、2番はアコーディオンをフィーチャー、3番は口上を聞かせるため楽器の音量を下げる、というイメージ) (2番ではYのチンドン太鼓が一時中央に)
K:(口上)さあさ、皆さん、お待ちかね。寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。これが噂のわが楽隊、チンドン結社・伎遊群にございます。これよりお目にかけまする演目は、うた芝居「密室シアター版・うたのつづき ゆめのつづき」であります。右のお客様から左のお客様までどなた様も最後までお楽しみくださいますよう、ずずいっと御願い奉ります。 (万一、口上が終わりきらない場合は、最後の一音を極力延ばす)
| 2011年03月30日(水) |
うたのつづき ゆめのつづき�� |
�▲船鵐疋鷆福岷豼陲里瓩里瓠� MM:春は桜の〜(ゆっくりと話す)
・その間に、Yはチンドン太鼓を椅子の上に下ろす。 ・Y(チンドン)の合図で演奏スタート。
| 2011年03月29日(火) |
うたのつづき ゆめのつづき�� |
�F戸悄屬△猟�この町」 (K以外でボーカル)
「煙草のめのめ」演奏後 M:(かくれんぼの鬼になって、目をふさぎながら)もういいかい C、Y:まあだだよ(Cは、アコーディオンから三線に持ち替える) (C、Y以外は2回は「まあだだよ」、3回目で「もういいよ」) ・・・(Kは、劇場入口方面にに退場し、着替えしてスタンバイ) M:もういいかい C、Y:(スタンバイできたら)もういいよ(4回目の場合もあり) M:(目を開けると、予期せぬ世界が広がっている。劇場内をさまよい歩く)
「あの町この町」演奏
「あの町この町」演奏終了間際 M:(作品群を見て歩く) (曲が終わるとともに、敏さんの写真の前で立ち止まり)あ・うん。あ・うんか。 (C、Yのほうにある覗き絵の椅子を不思議そうに見ながら、Cの前まで移動) (その椅子に貼り付けてあった紙を取り) (たどたどしく読む)い・の・ち・あ・る・う・ち・に・は・な・し・か・け・て・よ (読み直して)命あるうちに話しかけてよ、う〜ん (ゆっくりトイレ側の袖へと退場していく)
| 2011年03月27日(日) |
歌のつづき 夢のつづき�� |
�ぁ屮汽愁蠅硫弌廖糞楝�賢治『銀河鉄道の夜』より)
K:(MMのセリフ途中に、静かに再入場。MMのセリフが終わると間髪入れず)俺は殺し屋のサソリ、虫けらどもに恐れられるサソリさ。その俺がイタチに追いかけられて、井戸に落っこちて・・・、このざまさ(力なく笑う) ああ、この暗い井戸から抜け出す方法はないのか。 (もがいて、いろいろ試してみるが、ことごとく失敗) (やけくそ気味に笑い、怒り、悲しみ、やるせなさが入り混じる) 俺はこのまま死ぬのか。死ぬ、のか。死ぬって・・・。おい、おい、助けて、助けてくれよ。おい、おい、誰か、誰か。 (へなへなと崩れ落ち、立ち上がる力さえ入らず) (気がふれたかのように笑い) 俺はこれまでたくさんの命を奪い、今日まで生きてきた。容赦なく奪った命たち。そうか、これが死の恐怖ってやつか。やっぱ、俺、死ぬんだな。 あああ、なんてことだ。どうせ死ぬ運命にあるのなら、この命、イタチにくれてやるんだった。そうすりゃ、ヤツだって、明日まで命をつなぐことができたのに。 どうか神様、こんなにむなしく命を捨てずに、どうかこの次にはみんなの本当の幸せのために私のからだをお使いください。どうか、どうか、どうか・・・。(見得を切って劇場入口側にに退場)(Y、ツケ打ちを合わせる) (T、ツケ打ちが終わったら、すぐに『星めぐりの歌』のイントロを演奏)
MM:(劇場入口付近の袖からゆっくり再入場) サソリは死ぬ間際、神様にひたすら祈りました。みんなの本当の幸せのために、と。そして、いつしかサソリは、自分のからだが真っ赤な美しい火となって、夜の闇を照らしているのを見たのです。
| 2011年03月25日(金) |
歌のつづき 夢のつづき �� |
�ァ崟韻瓩阿蠅硫痢廖併譟Χ福У楝�賢治)
MM:(セリフが終わるとともに、歌い始める) (3番は、K以外で歌う)
(歌い終わったら、大木の陰に後ろ向きにたたずむ)
(MM、K以外の5人で転調して、「星めぐりの歌」をインストで演奏)
| 2011年03月24日(木) |
歌のつづき 夢のつづき � |
�Φ楝�賢治「永訣の朝」(朗読) 「ブラザー軒」をBGMに
(『星めぐりの歌』演奏終了後、MM、大木に腰掛けるようにして、朗読)
けふのうちに とほくへいってしまふわたくしのいもうとよ みぞれがふっておもてはへんにあかるいのだ (あめゆじゅとてちてけんじゃ) うすあかくいっさう陰惨〔いんさん〕な雲から みぞれはびちょびちょふってくる (あめゆじゅとてちてけんじゃ) 青い蓴菜〔じゅんさい〕のもやうのついた これらふたつのかけた陶椀〔たうわん〕に おまへがたべるあめゆきをとらうとして わたくしはまがったてっぽうだまのやうに このくらいみぞれのなかに飛びだした (あめゆじゅとてちてけんじゃ) 蒼鉛〔さうえん〕いろの暗い雲から みぞれはびちょびちょ沈んでくる ああとし子 死ぬといふいまごろになって わたくしをいっしゃうあかるくするために こんなさっぱりした雪のひとわんを おまへはわたくしにたのんだのだ ありがたうわたくしのけなげないもうとよ わたくしもまっすぐにすすんでいくから (あめゆじゅとてちてけんじゃ) はげしいはげしい熱やあえぎのあひだから おまへはわたくしにたのんだのだ 銀河や太陽、気圏などとよばれたせかいの そらからおちた雪のさいごのひとわんを…… …ふたきれのみかげせきざいに みぞれはさびしくたまってゐる わたくしはそのうへにあぶなくたち 雪と水とのまっしろな二相系〔にさうけい〕をたもち すきとほるつめたい雫にみちた このつややかな松のえだから わたくしのやさしいいもうとの さいごのたべものをもらっていかう わたしたちがいっしょにそだってきたあひだ みなれたちゃわんのこの藍のもやうにも もうけふおまへはわかれてしまふ (Ora Orade Shitori egumo) ほんたうにけふおまへはわかれてしまふ あああのとざされた病室の くらいびゃうぶやかやのなかに やさしくあをじろく燃えてゐる わたくしのけなげないもうとよ この雪はどこをえらばうにも あんまりどこもまっしろなのだ あんなおそろしいみだれたそらから このうつくしい雪がきたのだ (うまれでくるたて こんどはこたにわりやのごとばかりで くるしまなあよにうまれてくる) おまへがたべるこのふたわんのゆきに わたくしはいまこころからいのる どうかこれが兜卒の天の食に変わって おまへとみんなとに聖い資糧をもたらすやうに わたくしのすべてのさいはひをかけてねがふ
(MM、劇場入口側に退場。ジョバンニの衣装に着替えてスタンバイ)
|