カタルシス
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2002年05月27日(月)  勝敗の行方 

去る25日の土曜日は劇団☆新感線の次回公演の前売り予約開始日だった。10時から電話をし続けたものの、つながった時には既に完売。残るチャンスは窓口発売と、一緒に観に行く友人に頼んでおいた。
その発売日が本日27日の午前10時。

ここのところ、観たい公演のチケットは何とか都合してきた我々だったが、前回の公演で黒星をこうむった。『天保十二年のシェイクスピア』客演・主演に上川隆也と沢口靖子。他にも熊谷真実などの有名俳優が名を連ねていたこの公演のチケットがどうしても入手できず、「観たいのに行けない」状態を経験した訳だ。
役者の面子を見て「今回はいいや」と思う時もある。例えば『犬夜叉』とか再演の『スサノオ』(主宰違うけど)とかは面子に惹かれなかったので、チケ争奪には参加しなかった。が、その逃した公演は観たかったんだ!かろうじて古田新太が加わっていたし、舞台の上川っていうのにも興味があった。
で・も・な。
多分、その上川のおかげでチケ取りが異常に困難だったんだよ。上川ファンは他の芸能人のファンよりも舞台のチケ取り手慣れているだろうし、劇団系のネットワークには目を見張るものがある。我々のようなにわかファンに勝ち目がないと知らしめるかのように、この公演を2度、3度として観たことを報告する声も耳にしたし、脚本のデキを褒め称える賛辞も目にしている。
何か悔しい…。何か負けた感じだー! どチクショーッ(泣)

…という辛酸を嘗めた後だったので、今回は何としても取りたいな。と思っていた。
今回の客演は市川染五郎、堤慎一、水野美紀… 何だよその豪気な面子は〜(^^;) また大変じゃないかぁ!
しかも、今回は新太さんの出演はない。ガックリ…
『スタアの恋』にレギュラー出演していたと思ったら『木更津キャッツ・アイ』にも出てくるし、『眠れぬ夜を抱えて』ではかなり美味しいポストについていなさった。今クールこそ舞台に戻ってくる!と思いきや『ぼくが地球を救う』に出演が決定? …マジ?

もう一枚の看板である高田聖子は、日曜朝の子供向け番組にレギュラーで出ているから1年は空かないと見ているので、今回の公演は3番目のバロメーターにしている粟根まことがかろうじて出演しているくらいのものだった。何だかなぁ… でも観たいからチケ取りするのだ。

10:30頃友人からの一報「チケ取れた」。おお、さすが友人様々!
「楽日は無理だった」仕方ないよね。
「土日も無理だった」まぁ、覚悟はしてたさ…
「平日の昼間はかろうじて避けたよ」あ、ありがと〜う心の友ヨ!(泣笑)
と、いう訳で今回はかろうじて勝利をもぎ取ったのであった。って、私何もしてないけど(^^;)ゞ

午前中は舞台のチケットのことで そわそわしていたが、解決した次に控えていたのはライブのチケット。実は今日はヴェスのライブ。前売りの申込方が解らなくて前回も当日券で入った。僅かな差とはいえ、あちこち飛び回っている身としては少しでも経費は浮かせたいのが本音なのだが、確認がのびのびになって、結局当日になってしまった。他のよもやま事に気を取られ過ぎた。ぬかった。

同行はお馴染みの小川ちゃん。出番の時間は事前に調べていたので時間までごはんでもしていようということになり、下北沢で落ち合ってから会場に近い店を選んで中へ入った。あまり時間もなかったので、注文しがてら急いでいることを店員に告げた。客足が薄かった所為か融通をきかせてくれて早めに運ばれてきたメニューをパクパク。普段食べるのが遅い私は時間に遅れないようにと一生懸命だったが、向かいに座る小川ちゃんの皿がまだ運ばれて来ない。大丈夫かな?と思っていたところにやっとお給仕さんがやって来た。遅れてスタートの小川ちゃん、割と余裕…?

時間が少し過ぎてしまったが、多少は押しているだろうと期待して会場の251に向かう。階段を降りるとヴェスのデスクに「ただいま演奏中」と置き紙がしてあった。「え?!」慌ててチケットを買おうとしたらカウンターの兄さんが電話中。「少々お待ちください」のジェスチャーで話をやめようとしない。
中からは聞き慣れた曲が響いているものだから、思わず
「今出てる人達聞きに来たんです!始まってるんですけどッ」と必至に訴えると、隣にいた人が
「店の人間じゃないんだけど、代わりに…」と言ってチケットを売ってくれたので、半券を受け取るや否や二人揃って中へ駆け込んだ。

録音時間28分。
一体何曲スッ飛ばしたんだろう(泣)周りに聞いてみたら3・4曲目で入ったようだった。無念…
でも、珍しく会場がノリノリで ちゃんとどの人がヴェスのファンだか解る感じだった。普段はみんな驚くほど大人しいので、いつも不思議に思っていたのだ。
そんな今日のノリをメンバー達も感じていたのか、いつにも増してテンション高めのステージだったから、遅れても見られて良かった。と思えたし、たまたま偶然だけどベースのセキドさんが投げたピックをGETしてしまったので、アンラッキーとラッキーは相殺された感じかな。いや、出口でドラムのタケひさんと会話できたし、上で王子とセキドさんの姿も見られたしで ラッキーの方が上回ったと思おう。

うむ。


2002年05月26日(日)  鑑賞曜日 

日曜朝の週課となっているTV鑑賞をしながら、昨日のバウムクーヘンの切り落としを朝食がわりにヒョイとついばむ。
「あれ?」
何かちゃんとバウムクーヘン味だ…。しっとり感が抜けて頃合いの口当たりになっていて、ちょっとびっくりした。
レシピに「生クリームを添えると良い」と書かれていたのを思い出して、生クリーム…と思ったけれど買い置きがなかったので、少し考えてから 無駄に豊富なマイ・チーズ陣の中からマスカルポーネを取り出して器に適量を取り分けた。それにラム酒を少々…と思ったけれど これも買い置きがなかったので、代わりにピーチリキュールを少々加えてミキシング!そのままでは少し硬目だったので牛乳をちょっと加えて更にミキシング!!
ポマード状になったマスカルポーネをバウムクーヘンに添えて食べてみた。

「美味!」

行き当たりばったりの調理もたまには功を奏すものだ。お気に入りのモーニングアッサムをミルクティーにして、ご機嫌のブレックファースト。…をひとりで演出。
ここで優雅なBGMでもかけていればもう少し様になったかも知れないが、一連の動作は全てTVを見ながらやっていることなので、優雅な雰囲気はこれっぽっちもない どころか、そもそも切り落としの余り物食べてる訳だから貧相な影が落ちるというもの。見ていた番組がいっそ潔いくらいだ。

毎週日曜日はビデオ屋へ行く日になっているので、先週借りてきたテープを並べ 見逃しがないのを確認するとフラリと外出。返却後ガオvol.2、3、4と香港映画を1本借りてきた。本当は目星を付けていた韓国映画のうちのどれかを と思っていたのだけれど、そこはいなかのビデオ屋さん、キッパリさっぱり置いていなかった…。だからってまだ『シュリ』や『カル』を観る気分じゃなかったので、代わりに元々好きな香港モノに手を伸ばしてみた訳。

今回のタイトルは『永遠の恋人たち/バタフライ・ラヴァーズ (原題:『梁祝』)』ちょっと笑えるでしょ(笑) 元になっているストーリーが『梁山箔と祝英台』と書かれていた。これは中国の古典的な悲恋物で、そのあらすじは私も知っている。ただ、監督がツイ・ハークだったので もしかしたら斬新な切り口で描かれているのかも?と変な期待があり、王道とも思われるこの作品を借りてきたのだった。が、観てみたら、意外にも王道の王道。めちゃくちゃ普通に『梁山箔と祝英台』だった。なんかちょっとガッカリ。ツイ・ハークも昔は普通だったんだな…と思ってしまった。(何を期待していたのか自分/笑)

あらすじを少し説明すると、良家の娘が女の身でありながら学問を好み 両親を説き伏せ、1年の約束で家を出て学舎に入る。当時は婦女に学問は不要という考えが普通だったので、彼女は男装をし正体を隠しながら学んでゆくのだが、学問のライバルで同時に親友にもなった青年に次第に惹かれていく。
学舎の者に正体がバレれば1年を待たずに家に連れ戻されてしまうし、1年経てば自分は家へ、彼は科挙(官吏になるための試験)へ旅立ってしまう。青年は貧しい家の出で、学問のみが道を拓く術とばかりに色も恋もない日々を勉強ばかりに明け暮れて、彼女を弟のように可愛がり義兄弟の杯まで交わしたというのに、それが女性であることになど全然気が付かない。
そして1年が過ぎようとしていた…

と、いう感じかな。その後は一応ネタバレ防止で伏せておくことにするけれど、とにかく見事にそのままの話だったのよ。笑うしかなかったさ。わはは。
まぁ、本物の話だと、娘は聡明な子で純粋に学問を習いたくて親元を離れるのだけど、この映画だと何をやらせてもダメで 書・詠・琴といった女性としてのたしなみすら ままならないお転婆娘に将来の不安を感じた両親が、母親が若い頃そうしたように男性に混じって学問を習っていらっしゃい!ってな具合で無理矢理山へ送られてしまう。という筋書きになっていた。

そのお転婆娘・祝英台を演じていたのがチャーリー・ヤン(楊采[女尼])。美人というには抵抗があるが、キュートでチャーミングな女優だ。この作品だと娘姿の時より男装している時の方が可愛く見えた。屈託ないキャラクターがピッタリとくる。
相手役の梁山箔に扮していたのがニッキー・ウー(呉奇隆)、台湾のアイドルである。この彼がまた随分と綺麗な人で、ボーイッシュなチャーリーと並ぶと彼女が陰ってしまうような華やかさがあった。映画を観ていて、ついチャーリーが気の毒になるような瞬間が 時々…。
華奢なので初めは弱々しい感を受けていたが、半裸のカットを見て意外にしっかりした体つきをしているのに驚く。後で知ったことだが、幼いころから蹴拳道(テコンドー)をたしなんでいて しかもなかなか成績優秀だったらしい。優秀ったって、蹴拳道は型で進段だから組手が強かったかどうかは計れないのだけれど。ちなみに型は「トゥル」組手は「マッソギ」と言う。(不要なマメ知識)
マッチョというのではなく、バランス良く締まった体型でめちゃ好みだったん。…良いかも ニッキー。

ところで、この作品の説明書きに「あの『金枝玉葉』のモデルにもなった物語!」とあった。ここでいう『金枝玉葉』ってレスリー・チャンとアニタ・ユンの『君さえいれば』のことなんだけど、私はこの映画を公開時にちゃんと観に行っている。確か学校の帰りだかに一人で行った。(一人かよ…)
当時も『梁山箔と祝英台』の内容は知っていたが、この映画のモデルになっているなんて ちっとも気付かなかった。説明書きを見て「え、あれが?!」みたいな。
確かに男装した女の子が「女です」と言えないまま男性に恋してしまう話だったけど、ハッピーエンドだったし… 男装ものなんて他にもいっぱいあるじゃない。あんまりかけ離れた物語だったので解らなかったよー。(^^;)ゞ

そんなこんなで香港熱が再発。ニッキーもチャーリーも台湾の人だから香港熱っつーのも正しくない気がするけれど、製作が香港の公司なので無理矢理ひとくくり。ツイ・ハークがもたらした新たなる出会いに乾杯☆なのだ。


2002年05月25日(土)  サタデーナイト☆ 

午前中は掃除洗濯買い出し。割と気持ち良く過ごす。
フライデーOh!Oh!のライブがあるので夕方からおでかけなのだ♪

昼過ぎてから思い立って菓子づくりを開始。家にあった材料で適当に作り始めたから皆に配れるほどの数ができなくて、仕方なく葛迫さん分のみ用意することにした。こんなことなら卵の買い置きしておくんだったなぁ…。

作ったのはバウムクーヘンだったんだけどね、何か本に書かれている材料と分量見ていたら「…これってホットケーキなんじゃん?」って思えてきた。でも、簡単だし、材料もありもので都合がつくので細かいことは無視して作業に取りかかることにした。
無塩バターと小麦粉と砂糖を混ぜて作った生地をフライパンに薄くのばして焼き、裏返してその上にまた生地を薄く重ねてひっくり返す。その繰り返しで40分くらい経ったら適当な厚みになった。出掛ける時間も迫って来てるし、こんなもんでいっか。網台にのせて冷ます。

端を切り落として味見をしてみたら、やっぱりホットケーキ風味で少々ブルー。独断と偏見で指定の分量よりも砂糖を減らしたのが悪かったのか、味がもの足りない気がするし。そもそもバウムクーヘンてこうじゃないだろう… でも、今更遅いわな。他にあるものといえば…
そうだ、ブルーベリージャムつけたらどんな? あ、美味しい。結構イケるかも。
料理は化学と母に教わった私。でも、彼女の作業を見ていて学んだことは、料理は目分量だということ?いや、分量を重さや数で覚えるんじゃなくて、割合で覚えろって言われてたんだけど、間違った応用の仕方してるみたいね、私。
でも、結果的に食べられるものがデキれば良いや。って思考の人間だから毎回こんな感じよ。どうだ参ったか。(誰に言っている?)

形を整えて、パックに入れて簡単に包装。横にされても良いようにジャムを塗った上にパラフィンを乗せてからフタを閉じた。見た目は悪くないが、こんな経緯があったなんて知ったら食べてもらえないかも知れないな。だから黙って押しつけよう。うむ! もらう方にしてみたら いい迷惑。(苦笑)
いつもみんなから美味しいものもらってるから警戒しないで食べちゃうだろうなぁ… ごめんねぇ、かっぴん。(--;)ゞ

ギターの真崎さんが明日お誕生日だと聞いていたので、会場に向かう途中で洋酒を購入。細かい好みが解らなかったので、無難にシャンパンを選んだ。まぁ、取り敢えず飲めるだろう。(苦笑)
本日のライブはなかなか趣向の凝らされたイベントで、場内では杏仁豆腐やビーフシチューの販売があった。早速ビーフシチューを頂く。美味♪ フランスパンが添えてあって、個人的にヒット☆
やっぱフランスパンだろ フランスパン(笑)※5/4の日記参照

今日のフライデー、新曲あり重大発表ありと やけに盛り沢山。嬉しい情報はヘイカモン!だけど、今日のはそういう訳にもいかなかった。ギターの真崎さんが来月いっぱいで卒業するとのことで少なからずショック。ええ?!そうなの?厚みのあるツインギターが大好きだったので、6月以降はどうするのか気になってしまう。

その後ドリンクを交換しに後ろへ退却。ドリンクを受け取ったものの、前へ戻るには混み合いが過ぎていて 仕方なくドリンクカウンターの隅で続きを眺めることにした。
程なくしてフライデーメンバー 真崎さん、タコさん、ヤスヒコさんが連れだって登場。3人仲良くドリンクカウンターで飲み物を注文していた。そのまま3人は元来た方へは戻らず、その場でステージを楽しむ様子。
最後に出演者によるセッションがあるって言ってたけど、3人ともここいて良いのかな?と思ってみた。でも、落ち着いて考えてみたらあの狭いステージに各バンドのメンバーが全員乗っかる訳がなく、最終的には各バンドからボーカルさんのみが代表で上がっていた。つまり、フライデーはお兄さんだけ。その姿に3人は大盛り上がりで、私はそっちも気になっちゃってステージを見たり、隣を見たりと大忙し。
その時思ったこと。「もう一人いるでしょこのバンド…」イカすぜマイペース。孤高の荒虎!(笑)

全メニュー終了後、受付のヒロさんに真崎さん宛の品を預けて外に出ようとしたら「そこに本人がいるから直接渡してあげて下さい」と言われた。そうね、せっかくだしお言葉に甘えて手渡ししますか。洋酒の包みを手に提げ、トコトコと歩み寄って声をかけた。
「マナさん」一瞬“誰?”って顔。まぁ、そうだろ そうだろ。
「明日お誕生日とお聞きしたので粗品ですが受け取って下さいまし」包みを渡すと破顔を見せた。前々から思っていたけれど、愛嬌のある人だなぁ。
「来月でお終いなんてショックですー。どこ行っちゃうんですか?」ついでの勢いで聞いてみたら思いの外詳しいことまで話してくれて、少々驚いた。それでも、
「長年やりたかったことを始めようと思って」と語る明るい表情に 少し気分が晴れた。
「そっか。そういうことなら応援します、頑張って。いってらっしゃいませ。」
頭を下げたら向こうもお辞儀をしてくれた。残り2回のライブを大切に聞こう。と、思った。

…あれ? 残りっていつよ。確か6/4と 6/22じゃんね。22ってBAMBIとかぶってんるんだよね。…ええーッ!嘘ぉん! どっちかだけなんて私に選べるのか?両方見逃したくないじゃんよ。ぐぁ〜…(苦)
よし!時間がズレたらハシゴしよう。完全にかぶっちゃったら諦めてどっちかを選ぼう。今はまだ選べないけど… ぐすん・。

外へ出たら葛迫さんが階段の上に座り込んでいたので、持ってきたブツを渡す。実は本日のメインは菓子じゃなくてビデオ。ちょっと見て貰おうと思って用意してきたんだけど、内容が子供じみているので バカにされるんじゃないかと内心ヒヤヒヤしてた。なもんで、中身を告げずに渡したら
「何?いかがわしいもの?」と聞かれた。 …んーと、ある意味いかがわしさもあるかな?水着着た女の子が悪者蹴り上げるシーンとか入ってたからなぁ…(←謎!) 返答を濁していると、向こうから別の話題を振ってきた。
「それより見て見て♪スゴイもん買っちゃった。」

彼が取り出したのは本。写真集のような感じだけど、内容はヒーロー戦隊の総集編みたいなもの。
…わお。俄然自信が出てきたぞ、あのビデオはきっと喜んでくれる!よし!
何を用意してきたのかはご想像におまかせするとして、彼の持ってる本はなかなかのワザ物。いや、クセ物?だった。ここまで特撮が好きだったとは、予想以上だな。私も子供の頃はよく見ていたけどね。見なくなって久しかったのに、この兄ちゃんの所為で禁断の扉を開けちゃったみたいだよ…。 基本的に好きなんだってば、ああいうの。(困)

しかも その手の写真集(図鑑?)を2冊も持っていて、荷物が重いと文句を垂れていた。
「だったら1冊借りて行きましょうか?次のバイクメンの日に持ってきますよ。」と声をかけたら
「マジ?」喜々として荷を開け始めたので、
「ただし大きい方ね。」と付け加えたら、「そっちはダメ!」と即答された。
「じゃあ借りない。」「む!」
およそ大人の会話じゃない。でも、こういうやり取りができちゃうところがラブvなんだ。ああ、いよいよ核心まで腐れてきたか 私の頭…

結局本は借りて来なかった。大きい方というのは歴代戦隊が全て集約されている図鑑のことで、もう一方は歴代26ヒーローを2つに分けたうちの前半作品のみが収録されていた。つまり、古いヒーローしか載っていない。彼曰く、
「この本を読破した上で明日のハリケンジャーを見るんだ!」だって。
だってもう11時だよ?ここ(吉祥寺)から横浜までバイクで帰るんでしょ?明日の番組って7:30からじゃん、間に合うの? だいたい打ち上げどうすんのよ。
「行かない」
……。

山田く〜ん、座布団ありったけ持ってきて!
もう兄さんが大将です。文句言いません。惚れました!(>o<)q!!
こんな話に夢中になって、あわや終電に乗り遅れそうになっている自分は相当の大阿呆だよ。ささ、明日の朝も元気にTV見なくちゃね☆

忍びチェンジ! はぁッ!
          ↑
        ※ポイント


2002年05月23日(木)  クロコダイル 

BOBBANDを見に原宿へ行った。
去年の夏スプリングベルと対バンになって、それ以来時々行ってる 踊る系の人達なんだけど結構BBSとかぶっちゃってて私は今日が今年初なのだ。クロコダイルに行ったら階段の下に液晶画面が設置されていてビックリ。一緒にいた2人は前回見ていたようで、「前からあるじゃん」と言っていたけど、絶対なかった!今年からの設置だろ。中のライブの様子が入り口の階段上から見られるようになっている。何か、スゴイぜ。

到着した時にはひとつ前のバンドが演奏してる最中だったのだけれど、店員さんに中へ入るよう促されて 案内されるまま席に着いたら、それが一番前のかぶりつき。いや、ここはちょっと近すぎますぅ…((((^^;) 目下演奏中のバンドもハイテンションな踊る系。その名も『魅惑の東京サロン』だって。金管入りの編成でムード歌謡をこよなく愛する大人のバンドと銘打たれていたけど、ボーカルの兄さんのキテレツな格好と動きに3人して苦笑い。友人に「君、結構好みでしょ」と囁いたら、にんまり顔で「とってもv」と返ってきた。ハデでキテレツだったけど演奏も歌も上手いし、衣装を脱いで私服になったボーカルさんの地味さ加減もかなり点数高かった。
滅多に書かないアンケートをきっちり書いて出している友人の 気に入り度合いが知れるというもの。

さて、BOBBAND。彼らは毎回テーマを決めて出し物チックにステージを演出すんだけど、今回はW杯。サッカーでした。何かね、メンバーが… もとい、リーダーとボーカルがサッカー大好きみたいでさ。最近HPの掲示板サッカ話ばっかで埋まってんの。そんななんでサッカ音痴の私はここのとこ書き込みに参加していない、ってかできない(苦笑) メンバーが10人、客席でカメラを構えた常連さんが1人、合わせて丁度11人の青いユニフォームが会場を埋めて、楽しそうだった。ここのバンドの売りはオケ編成と本人達が楽しそうにしてるトコ。技術や演出の冴えのことを言ってしまうとまだまだ精進せいや〜って感じだけれど、楽しそうなのが伝わってくるのが良い。頑張って欲しいもんだ。実はリーダーやボーカルは自分と同年。だから余計に頑張って欲しいと思っちゃう。
その昔SONY主催のSDオーディションに応募したことがあると聞いてちょっと笑えた。何故ってそのオーディションでブルームはデビューしてるから。っていうとどんな位置づけなのか解らなくなっちゃうだろうから書いておくと、平井堅がそこ出身。…やっぱり微妙?

クロコダイルってさ、原宿より渋谷の方が近かったりする?しないか??いつも気になるんだよ。ついでに考えることといったら、以前ここでBahahaもライブしてるんだよな〜ってこと。見てみたかったね、それこそ最前列かぶりつきで(笑)


2002年05月22日(水)  頑張って 

大宮までスプリングベルを見に行った。
前日まで行こうか行くまいか考えていたのだけれど、出番の時刻と仕事のボリュームをすり合わせたらギリギリ間に合いそうな感じだったので挑むことにした訳サ。職場から向かうのにはさほど難しい経路じゃないのだけれど、何分行ったことのない会場だったし 乗り換えの駅が不慣れな場所なので、滞りなく辿り着けるのかが不安のタネだった。

何しろ初めての道はかなりの確率で 迷う。今回は同行者もいないから余計に心配だった。私の迷い歴を挙げてみると 吉祥寺曼荼羅、下北沢 Club Que 。どちらも地図を持って目前まで来ているのに、会場が見つけられず街を徘徊した。吉祥寺スターパインズカフェも事前に調べに行った時はアーケードを突き抜けて奥の通りまで出ちゃったな… 阿佐ヶ谷DRUMもビルの周り何周したか知れないゼ。QUATTROも何故か地下だと思い込んでて、下のパルコの周りをかなり廻った。表参道FABも入り口解らなくてロイホの奥の道まで行っては返ってを繰り返したし、最近では西荻窪TARNINGがある。これらの過去を思い起こすだに 大宮の道のりが遠く感じる訳で…

仕事がちょっと押して、予定の時間に出られなかった。 あ、ちょっとヤバイかも。ネット検索した最速経路が使えない。通勤時間帯の埼京線はダイヤが複雑で使い慣れていない者にとっては乗り換え・乗り継ぎで明暗が分かれるのだ。この上、乗り継ぎに失敗したら出番の時刻に間に合わない。とにかく急いで現地へ行き着かなくては。

赤羽で運良く通勤快速なるものに乗換えができたので、思ったよりも早く大宮駅に着けた。こりゃもしかして、幸先が良い?と明るく展望、ライブハウスまでの案内地図を確認する。「東口へ降りる」よし、東口だ。

出演の予定時刻まで10分くらいの余裕があったが、決して油断してはいけない。自分の迷子遺伝子はなかなかにくわせものなのだ。緊張の面もちで大宮駅構内を移動するが、階段を上り、上り、また上り… おいおい、一体いつまで続くんだ?コレ(^^;) 上りきったところで出た改札が『南口』だった。
「?!」
手にした地図には東西の口は記してあるが南北はない。しばらく改札の手前で思案…むぅ。落ち着け自分、周りをよく見るんだ!
と、改札の向こう側に『東口』を指す案内板を発見。 あ!あった、このまま行けば良いんだ〜(ホッ)いざHEARTSへ。改札を抜けて意気揚々と外へ出ようとした その先には、長〜い通路。…え、まだ出口じゃないの? 方向が間違っていないのは一定間隔に設置された案内板で確認できたので、とにかく黙々と歩いた。
何となく、いやきっとだけど私、大宮の駅 嫌いかも…。

この通路の突き当たりが東口の出口だった。構外へ出るとまず地図と照らし合わせて道の確認。ざっと見て分かり易いのは、目の前を堂々と通っている大通りを行き目印のある角を曲がる行き方だが、どう考えてもロスが出る感じだったので、周囲の様子をうかがい最短距離の想像をしてみた。普段なら絶対にしないことだ。時間さえあれば例え回り道と解っていても確実な道順を選ぶのだが、予想外の駅の広さに手間取り、既に時刻は出演予定の2分前。

私は賭けに出た。
おそらくこの道はつながっている!

根拠のない確信を胸に高島屋の裏手を進み、そのまま直進。中山道を越えてパーキングを突っ切って、出た道は市役所の前だった。大宮HEARTSは市役所通りにあるコンビニの下にあるので、この道だ!とばかりに右折をしたらコンビニの明かりが煌々としている。「I win,yes!!」
足早に進みながら勝利の拳を握る。何とかギリギリ出演予定時刻だ、ちょっとは押してくれるだろ…

ライブハウスに通じる階段を降りると、マネさんが「間に合ったね」と声をかけてくれた。前日、前チケ予約のメールに「ギリギリだし方向音痴ひとりで不安」とメッセージをつけていたのを読んでくれていたのだろう。本当はめちゃめちゃ嬉しかったのだけれど、そこに行き着くまでのテンションの上げ下げに疲れていた上、無事に辿り着いた&出番に間に合ったという安心感で気が抜けて やや放心気味に「あ…ありがとうございます〜…」と返すくらいしかできず、ちょい後悔。
反応鈍くて申し訳なかったなぁ。本当は抱きつきたいくらいだったんだけど。<それはそれで迷惑

中へ入ると前のバンドが演奏している最中で、客の入りもまぁまぁといったところ。ただ、このライブハウスちょいと音がビンビンしている。割れ気味の音やハウリングにめっぽう弱いので、耳が心配になった。

スプリングベルの番になったので前の方へ移動。しかし、ステージの真ん前にズラリと並ぶ人達に遮られて前が見えそうにない。最近の女の子は背が高い人が多いな〜と思いながら、荷物を録音セットをテーブルに残して後方の一段高い場所へ移動した。準備をしている影に湧いてる様子からして前方の人達はスプリングベルを見に来た人なんだろう。前回のegg-siteの時も思ったけれど、着実に動員数増やしてるんだなぁ。と感心しながら眺めていた。ちょっと遠いけど、ここならステージが見えるので悪くない。後ろから他の人の反応を見るのもなかなか面白かった。

今夜のスプリングベルさん、一生懸命盛り上げようとしていたにも関わらず 会場の反応がイマイチで何かやり辛そう。後ろの方では大声で話しをしている人達があって、何で演奏中にそんな大声で話すかなァ?!(--;)とムッとした。別に聞きたくないならそれでも良いんだけど、聞こうとしている人もいるんだから邪魔はしてくれるなよ。と思う。床にベタっと座って数人で輪になってベラベラ… 私の位置からは斜め前方にその姿が見えていたのでブルーになった。ついでに音チェックなのか、マネさんがその辺に立って腕組みしながら険しい表情をしているのも同じ視界に入るのが、何ともかんとも。 きっと見ていただろうし聞いていただろうなぁあのお喋り。辛…

そんな感じでね、中途半端にライブを見てきた所為か 正直言って今ひとつテンション上がらなかった…。誰が悪いんだ?自分か??

帰りは大宮の駅から埼京線で 途中まではゆきさんとご一緒させて頂く。行きよりも更に近そうな道を選んで駅まで向かった。帰りは家に着けさえすれば良いので、帰路に冒険をしかけることは結構多い。知らない道を歩くのが実は好きだったりする。迷うのは目的地を設定するからであって、当て所もない散策であれば関係ない話なのだ。初めて行く目的地に辿り着くのは大の苦手であるけれども、一度通った場所は「道」が変わらない限り大体覚えている。それが何年も前に一度行ったきりのところでも、土地開発等で道が変えられていなければほぼ思い出す。来た道を戻るのには迷わないので、散策していて帰って来られないことはまずない。
だから、進んでみてダメだったら戻れば良い。くらいに思って歩き廻る。が、同行者にとってみればいい迷惑かも知れぬ…

この時は難なく駅まで最短コースで辿り着いた。スムーズに帰れば22時からのドラマがちょこっとくらい見られるかな?と思いながら大宮駅の構内へと進んで行く。来た時には長く感じられた道のりが、時間を気にしない所為か、はたまた同行の相手があった所為か存外あっさり屠れてしまった。
改札を抜けてすぐに電光掲示板の案内が出ていて、現在の時刻と発車の時刻を見比べながら 乗車するホームを目指した。ところが…

全く失念していた。 階段を上り続ける延々とした時間のことを。ホームに向かう為には今度はこの階段を降りて行かねばならない訳で、降りて、降りて、降り続けて、やっとホームに着いたと思ったら、目的の電車は一足先に発車してしまった後だった。まんまと乗り遅れてしまった我々だが、決して道に迷った訳ではない。順調にやって来た結果がこれなのだ。行き慣れた駅であれば、道のりの目安もつけられるだろうが、初めて来たっつってんだろ!
空っぽのホームでしばし呆然。仕方がないので次の電車を待つことにした。そして数分後…
目の前に目的の電車『埼京線/新宿行き』が入ってきた。来た来た、あれに乗れば良いの… か…?
あれ?何か、違う気するんですけど

ホームが。

乗りたい電車は向かい側のホームヘ入って来たのだった。時間がズレたために乗り場が変わったらしい、慌てて階段を駆け上がるも時既に遅く、2台目の埼京線も見送るハメになった。
脱力の我々、次こそは間違えまいと掲示板を探し、次の到着ホームをしっかりと確認してから、再び階段を降りた。ああ、本当二人で良かった。この間の悪さは私の所為かも知れないが、一人だったらどこまでヘコみ続けたか知れない。共連れの有り難さよ…

ホームを降りると程なくして『埼京線/新宿行き』が入ってきた。ああ、この電車だ と乗り込む。発車時間にはまだ間があったが、しばらく停車する様子だったので この駅始発か何かだったのだろう。席もガラガラだったので並んで座り、歓談。

数分後、同じホームの反対側に電車が入って来た。何気なく視線をくれると『埼京線/新宿行き』。
…まさか。
隣の車両に座っていた人達がパラパラと立ち上がり、向こうの電車へ移動を始めたので 慌てて立ち上がり今来た電車に飛び乗った。
プシュー。 電車は動き出した。先ほどまで腰を下ろしていた車両が どんどん遠くなる。あ、危なかった〜… もう少しでまた一台見送るところだった。今回はギリギリでセーフ。(^^;)

行きは通勤時間帯だったので運良く通勤快速に乗ることができたが、さすがに帰りの時間にはそんな上等なものは走っていないし、そもそも「のぼり」だ。通勤快速は朝に走っているんじゃなかろうか? 最終的に乗り込んだ電車はお察しの通り各駅停車。いやはや道のりの長さを感じずにはおれない。ドラマの後半?そんなの全然無理〜。最初の電車に乗れなかった時点で諦めたさ。別にさほど固執している訳ではないから、もうどうだって良い。
無事帰れさえすれば。

ゆきさんと別れてからも暫く埼京線に揺られ、池袋で乗り換えて、高田馬場で乗り換えて、私鉄にまた揺られ… やっぱり結構遠いんだなぁ。と改めて感じながら思った。

何となく、いやきっとだけど私、大宮の駅 嫌いだ。


2002年05月19日(日)  とうとう… 

特に何の予定もなく家にいたので、フラリとビデオ屋へ赴く。先週貸出中だったアレがあったら借りて来よう、と思って棚を見ると、きっちり返って来ていた。 おお、あった…。 しかし、手に取るのを少々躊躇。
目的のブツはキッズコーナーの特別ブースにある。何故か他の物とは別格に扱われていて、どうも人気の高い作品らしいことが伺えた。

いわゆる『特撮』ってやつ。そのブースには主演のオダギリジョーが注目されるきっかけになった『仮面ライダー クウガ』、その次回作の『仮面ライダー アギト』、背中合わせになった棚には『タイムレンジャー』と『ガオレンジャー』。雑誌の切り抜きだか絵本のコピーだかで飾り立てられていて、前に立つのが非常に恥ずかしい。いや、借りようと思って店に行ってる次点で充分恥ずかしいんだけどさ…(--;)

大人としての羞恥心よりもお子さま的思考の好奇心の方が勝り、意を決して棚からテープを引き抜くと即行でその場から離れる。誰が見ているともないが、居たたまれない感じがしてしょうがないのだ。そのうち慣れるのかも知れないが… いや、ちょっと慣れたくないかも。

『ガオレンジャー』のテレビシリーズ第一巻と歴代ヒーローと競演してる映画版?を1本。でも、この2本だけでカウンターに行くのもナンだったので、韓国映画の『八月のクリスマス』を混ぜて持って行った。こう書くとついでみたいに聞こえるだろうけれど、公開当時 気にしながらも結局観に行けずに終わった作品なので観たいには観たかったんだよ。…や、ついでだったのも認めるけどさ。

ガオに関してはおいておくとして、この『八月のクリスマス』、観てみたらなかなか面白い作品だった。盛り上がりや盛り下がりがサッパリない。気味が良いほどに淡々としている。セリフが少なくとても静か、なのに飽きずに観られた。ふむ… 不思議な映画だったな。映像は爽やかで綺麗な世界が印象に残る。綺麗といっても飾られた美しさとかではなく、普通の街や人々を 普通に撮っているだけなのだが、純な感じがしていて気持ちが良かった。
韓国で1・2を争う人気の俳優ハン・ソッキュが主演。『シュリ』や『カル』での名優振りを観る前にこの『八月のクリスマス』を観ておきたくて、あえて話題をさらっていたこの2作品は観ずにおいたのだが、どうやら正解だったようだ。顔やイメージが固まっていなかったから、ハンとしてではなくジョンウォン(役名)という一人の男性として観られた。相手役の女優も割と名のある女優さんらしいが、解らない。質素な役の所為もあるが、実に地味。言ってしまうと華がない。でも綺麗。他の作品で本当にスッピンで出ているのがあるのだが、彼女の可憐な美しさは絶賛されている。
目を見張るような華やかさも確かにありだが、見ていて心地良いもの、もっと言えば不快を感じない段階で「美しい」と言って良いのかも知れない。
そんなことを思わせる女優シム・ウナは、昨年の頭に突然の引退宣言をして銀幕から姿を消している。

このままいけばガオの為に毎週レンタル屋に足を運ぶことになるのだろうから、その度に誤魔化し分の何かを混ぜよう。まだ『シュリ』には行かず、『ペパーミントキャンディー』とか『美術館のとなりの動物園』とかが観たいな。『JSA』や『チング』も興味ある。『リュヨン』はイマイチ。ちなみにどれも韓国映画なのだ。

と、最初の話題をそらしてみた。 ニヤ。


2002年05月18日(土)  庶民が愉しむ江戸の世界 

花緯どのと江戸東京博物館へ参る。
企画展『利家とまつ展』と常設展の両方を楽しめる入場券を所持して居った故、前回に次いでお誘い申し上げた。
前回 花緯どのは写真機を持たずに入場し、至る所で見かける撮影特所にて地団駄を踏んでおられたので、此度はご用意のほど 万全であろうと思いきや、またしてもお忘れになられたとのこと。誠に甲斐のないことに御座候らう。

とね、現在NHKで放映中の大河ドラマ『利家とまつ』にあやかった展示な訳だけど、書物・掛け軸の類が多く、無学の徒である自分には 前回の『昔のおもちゃ展』の方が随分に面白かったように思う。書状見たって解るのは押印・花押くらいなものだしさ。花緯さんと二人、容赦ないペースで進んでいた。解らないものに裂く時間があったら常設展の精密模型を眺めていた方が何倍も有意義だもの。

ええ、そう 私は模型好き。

江戸東京博物館の常設展へ行ったら、必ず『三井越後屋』と『日本橋』の模型の前で暫く動かなくなる。次点が『銀座煉瓦通り』。見たことある人は解ってくれると思うけど、この模型の芸の細かいことには、ほとほと感心する。自分も人形と同じサイズになって中を歩き回りたい衝動に駆られるんだ。

今回も同じように模型の前でつっかかっていたところ、一番のお気に入り『日本橋』の周囲に双眼鏡が設置されているのに気がついた。今まで何度か訪れている場所だが、双眼鏡の設置は初めて見た。一気に心が騒ぐ。

「見えるー 見えるよ結構♪ きゃあ〜」
本気で大はしゃぎ。そうか、この手があったんだ! 双眼鏡を使えば、今まで遠くて見えなかった細かい部分が、いい感じに見える。しかも、周囲の視界が遮られるので 本当に江戸の町を覗いている気分♪ ワクワク度は大盛り上がりだった。
「くぅ〜、次はマイオペラブラス持参でッ…」
拳を握ったことは言うまでもない。
きっと いつまでもその場を離れない有様に、同行の花緯さんは苦笑いだったことだろう。
でも、そのくらい好きなの。 模型が。 江戸の町が。

ひとしきり廻って満足した我々は博物館のある両国から東京へと場所を変え、洋食屋に入り昼食とする。そのあと八重洲の地下街をプラプラして、ちょっとお茶をしてから 花緯さんは帰りの新幹線の時間、私は次なる約束の時間が近づいてきたので、それぞれの目的場所に向かって分かれることになった。
また、次のBAMBIまでご機嫌良う(笑)



さて。
ワタクシの次なる目的地はと申しますと、半蔵門は国立劇場に御座居ます。
近頃仕事をご一緒しているライターさんのお口添えで、文楽のチケットを入手致しました。しかも前から8列目のど真ん中。文楽の舞台を観るには最高ランクのお席で御座居ますのよ。ほほほ。

この度の演目は 通し狂言『菅原伝授手習鑑』。一般に歌舞伎や文楽の公演は見やすいように細かく幕分けされていることが多く、一つの物語を見せ場毎に区切って上演されたりします。通し狂言とは、物語を最初から最後まで全部上演するもので、大抵一日がかりの大舞台。もちろん、長いので間間に休憩時間は挟んでいますが ストーリーは端背負わずに演じるのが基本です。

今回私がお願いしたのは通しの後半、『午後の部』のみ。チケットは午前と午後に分かれているので、本当に全編通しで観る人は2枚分の料金が必要になります。ちなみに1枚5800円でした。
でも、出演者の人数(人形1体に3人つく)や舞台の規模から考えると安いと思うのよ。8000円代の舞台やコンサートだって沢山あるもんね。人間国宝のお出ましもあって、値踏みなんて畏れ多いってもんヨ(笑)

『菅原伝授手習鑑』は以前に歌舞伎で一度観たことがあり、その時も後半部分だったので、今回は文楽の切り口を愉しむつもりで臨みました。
歌舞伎も文楽も扱われる題材はほぼ同じ。でも、舞台の性質上 見せ場や演出が変わるので、同じ物語りでも違った趣が楽しめます。歌舞伎の方が派手で外連味が強いようです。歌舞伎って仕掛け凝ってますしね。大衆芸能だから大掛かりなものがウケたんでしょう。

その点でいくと文楽は人形を使う分動きが制限されますが、そこは芸人の技。本当に生きている人のような動きや表情を 情緒豊かに魅せつけてくれます。もう本当 うっふりvよ。
で、出てくる小物とかにも私はトキメいちゃうのね、模型好きだから。(笑)
もっとも、模型と言っても文楽の人形は結構大きくて130〜150cmくらいあるので 小物もさほど小さいって訳じゃありませんが。でも実寸とは やはり違う。お子さまサイズくらいです。

スゴイ良かった。
昨日のBAMBIにも感動したけど、別の感動を覚えました。太夫(台詞やナレーター)の言っていることもパンフレットと一緒に売っている床本集(台本みたいなもの)を追えば素人の私にも充分理解できたし、一度見ている上 事前にあらすじをおさらいして行ったので割と困らずに舞台を楽しめました。

人形奇麗だった〜 三味線と太夫の雰囲気も結構好きだし。日本芸能万歳って感じ。
ただ、前回も思ったんだけど 『菅原伝授手習鑑』のストーリーって劇的で人情に訴えるものはあるけれど、現代人の感覚で見ちゃうと 目茶苦茶な話だなぁって。昔の価値観や考え方なんかが解ってないと 何でああなっちゃうのか理解できないと思うよ。
人の生き死にの感覚に相当なズレが…。

しかーし!それが江戸の粋。
鮮やかに散る徒華と 喝采を送らねば 江戸っ子の名がすたるってもんだい! <誰が江戸っ子じゃ



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