カタルシス
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2002年04月07日(日)  娯楽Day 

朝!爽やかに起床。
この春から新たな習慣になっている日曜の早起きを本日も実践。7:30〜8:30までTVを見ながら、外出の身支度を整えました。
8:30家を出発、今日は花緯さんと映画の後 みよちゃんさんと合流して江戸東京博物館へ行くことになっているのです♪

約束の9:15に映画館着。やや遅れて花緯さんも到着。新宿コマの広場に連立する映画館の1つ、シネマスクエアとうきゅうで公開中の『聖石傳説』がお目当てです。

実は前々から気にしていた映画だったのだが、なかなか機会に恵まれず行けずにいたのを、前夜 花緯さんを送る際に思い出し江戸博へ行く前に観てこうと考えまして。その場にいた花緯さんも興味を示したので2人で行くことになったのでした。

どんな映画かと申しますと、台湾発の人形劇です(笑)
布袋戯(ぷーたいし)という古来からの芸能のひとつで、元々は神々の物語や歴史の物語を解りやすく伝えるためのものだそうです。
とはいえ、今回の映画はだいぶアレンジがなされておりまして、超特撮なんス! CGバリバリなんス!!

元来 香港電影(香港映画)が大好きで、中でも武侠(功夫などのアクションもの)や古装片(時代もの)を愛して止まない人間の私は 今回の台湾人形劇、新宿に大看板が立った瞬間から気になっていたのです。
だって、見るからに古装片だったから。

看板を見つけてから数日後、TVCMを見ました。これが見るからに武侠!すごい笑った!!香港電影のあの大げさ極まりないワイヤーアクションを人形がやっているんだもん。むちゃくちゃなCGとかもまるで一緒なので、CMが終わった瞬間に
絶対行く!行ってみせる!!(笑) と思った訳です。

内容はね、ぷぷぷ。気になる人は是非見て下さい。DVDやビデオになっています。台湾では一大ブームを巻き起こしている大人気作品だそうです。主題歌を歌っている伍百(ウーバイ)って人も、向こうじゃ超人気アーティストなんですよー。旅行で台湾に行った時なんか街のポスターは伍百か謝霆鋒(ニコラス・ツェ/アイドル)ってくらいでしたから。レコード屋にはズラッと伍百コーナーね。日本でいうと誰だろう?福山雅治くらいかな。(ごめん、言い過ぎかも…)

我々は時間の都合上 字幕で観ましたが、もしかしたら吹替の方が良いかも知れません。台湾の吹替は基本的に一人でやります。中国や香港から輸入するTVドラマや映画など、ほとんどがそうです。敵も味方も、大人も子供も、男も女も(笑)
ゆっくりな会話はまだしも、込み入ってくると訳が解らなくなります。だいたい男性が吹き替えるで女性役が気持ち悪い声になります。それも味と言って楽しめる人にはおすすめかも知れませんが、あんまりいないと思うので…

日本語の吹替は人気声優に加え、石橋蓮司、さとう珠緒、原口あきまさ等の面子が担当しています。こっちも面白そうでしょ?(^^)
物語は神々の話に近いかな?武界って架空の世界が舞台になった、中国ではポピュラーな題材です。舞台背景が少し解ってると更に面白いんでしょうけれど、何しろ歴史が長いだけあって壮大な物語なんだー。私もお手上げだった(^^;)てへ☆

と、言う訳で おすすめの映画情報でした(笑)



その後の江戸博についてもちょっとだけ。

常設展に加え「昔のおもちゃ展」という企画展を見てきたんですが、結構 双六(すごろく)の展示が多くてですね、時代時代で様々な題材が用いられているんですよ。『兵隊すごろく』とか『デパートすごろく』とか色々。
その中で印象強かったのが『ラヂオすごろく』の中の「たうちゃう(盗聴)」の欄。
サイコロを振って出た数で指示が変わってくるんですが、「放送局へ」「台本を読む」等の中に「密告されて1回休み」って項目があった。
妙にリアルで笑えました。だいたい子供雑誌の付録すごろくに「盗聴」の欄があること自体がウケるっつの!

他にも『皇太子さま着せ替え』や『美智子さまぬりえ』なんかがあって、ある種シュールな雰囲気が…(^^;)
昔の人のセンスって目を見張るものがあります。

いや〜、良いモン見たわぁ。


2002年04月06日(土)  ゆらゆら 

BAMBIライブの日。
夕方に友人と下北沢の駅で待ち合わせをして、まずご飯。
会場のCLUB251のなるべく近くの店を探して入る。

オリエンタル料理屋さんで適当に注文して、食べて、そろそろ出ようか。と席を立ったら、
「あの、デザートがサービスでつくんですが…」と店員さんの申し訳なさそうな声。
その場の全員「……。」
くれぐれも特筆しておくと 時間は頃合いなのよ。BAMBI出番一番なのよ(^^;)
「何ですか?」「杏仁豆腐かタピオカココナッツです」
「杏仁豆腐」4人挙手。
「タピオカ…」1人挙手。
上着を着て、荷物も持っているのに 再び席に着く5人。
これでBAMBIに間に合わなかったらシャレにならないのぅ…

会計を先に済ませて、運ばれてきた順にデザートをかっ食らい足早に店を後にした。決して他の誰にも見せられない姿だったに違いない…
あ、デザートは美味しかったです。(割と味わっていた模様)


幸いにしてBAMBIの出番には間に合うことができた。ひと安心。
1番目なのでセッティングする姿が見れないのが残念といえば残念だけど、その分内容に期待しよう♪と思った。

BAMBI登場『ICE』でスタート。
前にも書いているけれど これ、好き。始まるぞ〜!感にあふれてる。
『テレキャスター・フィードバック』『チャム』と続いたその次!
ボーカル・スージー氏の「ヘ〜イ ベイベ」にアンテナが立つ。むむ?!これはッ 前奏を聞いて確信、『ゆらゆらPART2』だーvvv
うきゃー!久し振り、聞きたかったので超嬉しい♪ 私が行ってる中では8月の台風の日以来だ(ったと思う)から、8ヶ月振りか。まさにハートをバッキュン☆されたサ。(嬉死)

今日は他にも久しく生で聴いていなかった『パレード』も演ってくれたし嬉しいことづくしのライブでした♪ 幸せをありがとーう BAMBIラブ!(>w<)


今夜は愛知の花緯さんが新宿で一泊だったので、ホテルまで送って帰途に就く。新宿を歩いているうちに、降っていた雨が強くなってきたので電車に乗る前にビニール傘を購入して、その後約40分間電車に揺られ地元の駅に着くと
雨はすっかり止んでいた。

…何だってんだ一体(--;) 帰りの道々 録音した先ほどのライブ音源で気持ちをなぐさめるのだった。

間の悪さにはマジで自信あるゼ。


2002年04月05日(金)  夢の飛び石 

英国旅行の為に申請した休暇は今日まで。なので、平日のお休みを活かして銀行や郵便局での用事を一気に片づける。

メインバンクは郵便局なんだけど(バンク?)お給料等の振込は銀行なので、三和銀行を第一バンクにしていた私はず〜…っと通帳の書き換えができずにいて、気づいたら銀行自体もUFJ銀行に生まれ変わってしまった。
やっと書き換えができて一安心。今ってすごいのね、機械で書き換えができるんだー。窓口行かなきゃならないと思ってたよ。

私の職場はJR信濃町にある。郵便局は四谷の本局があるので助かっているが、銀行が全くない。以前は住友銀行と三和のATMがあったが、しばらくして住友がATMを残して閉鎖、程なくそのATMも閉鎖。続いて三和のATMも閉鎖され、経理の人が足をのばして通っていたあさひ銀行と窓口のある三和銀行も閉鎖され、少し離れた支店と合併ということになった。
なので、我々社員は昼休みに銀行からお金が下ろせなくなった。経理の人も今度から電車やタクシーを使わなければ、窓口手続きができないようになってしまった。
世の中不況ばかりで どうにも困ったものだ。

ちなみに、3/25に入っているハズの給料が 帰国後の今日も入金されていなかった。「今回少し遅れます」と言われていたので
「大丈夫ですよ、どうせ旅行でしばらく留守ですし」と言ってはみたが、まだ入っていないとなると状況は切実のようだ…

今までもっと困った会社にいたことがあるので多少のことでは驚かないが、今 路頭に迷う訳にはいかないなぁ… と思ってみたりみなかったり。
スキルアップや 就職情報にも アンテナ向けないとねぇ。(--;)ゞ

昨日はSSBライブで明日はBAMBIライブ。その真ん中でこんなこと考えてるのも何だかなぁ〜…


2002年04月04日(木)  墓参とライブ 

SBプレゼンツライブがあるのでお出掛けの準備。
実は、昼過ぎに東京入りする花緯さんとライブ前に芝増上寺に行く約束をしていたのでした☆

何で増上寺?と、思うでしょう。
毎年4/1〜8は花祭りの祭事期で奥の霊廟が一般に公開されているのです。私の好きな人… と言っても歴史上の人なので、何の縁もない方なんですけど、その人がそこに眠っているので よくお墓参りに行っています。花緯さんも興味があるというので今年はご一緒する事になりました。

初めてお墓参りに訪れたのは確か94年だったかな?当時奥の霊廟は閉門されておらず、行けばいつでも中に入れました。命日が真夏なので、暑がりの私は毎年お誕生日の5月を墓参の日にしてお花やお線香を持参し、一人で霊廟を訪れていました。若葉の緑と遅咲きの花々におおわれ、陽当りの良い静かで良い場所でした。
それがある年訪れると錠が掛かっていて中に入れないようになっていました。持参したお花とお線香のやり場に困り、お寺の方に預けに行ったら、中で焚き火をしたり飲食をしたゴミを捨てて行く人がいるので閉鎖したとのことでした。
そんな不届きがあったのか!とビックリしていたら、お坊さんが錠を開けて下さって「事前に連絡を頂ければお開けしておきますよ」とおっしゃった。よくよくお礼を言い、お花とお線香を古いものと交換して その年は退散しました。

翌年は事前に連絡を入れてから行ったので問題なく墓参ができましたが、更に翌年 前年のように連絡を入れたら「普段の公開はしないことになりました」とのお返事。「え?」
この年から年に一度一週間だけ一般公開することにしたので、それ以外の日は錠を下ろしたままにしておくとのこと。公開の時期は花祭りに合わせて4月の初めと言われ、通年通り5月に連絡を入れた私はガッカリ… 一年待たねばならなくなりました。
それでも15人以上を集めて『見学』という形を取れば中へ入れて下さる とか、霊廟に眠っている方々の命日には親族の方の為に午前中は錠が外されているので、たまたま入ってしまってもそれは咎めません 等のお話も聞かせて下さいました。
いずれにせよ、今までのように一人でフラリと行って 静かな囲いの中でボーっとすることは出来なくなった訳です。実に残念なことでした。

以来、4/1〜8に含まれる休日で増上寺を訪れていますが 大々的に門の開かれた霊廟は 廟の説明をするスピーカーが一日中鳴り、お花見やお祭りがてらに訪れる大勢のお客さんで賑わう場所になっています。仕方のないことと諦めつつも、静かに想いふけっていられた時期を知っているので 何となく残念に感じるのは 今後も止まないことだと思います。

そんな訳で、今年の墓参は無事に終了。また来年、桜の季節まで
一年間のお別れです。どうぞお安らかに m(_ _)m

関係ない話ですが、私の携帯は「霊廟」と入れようとしたら「Rey 病」と変換しやがりました。どんな病気じゃ!「Ray 病」だったらある意味正解だったけどね。(爆)



さて、その後は 浮世の想い人に会うためにサクっと行動です。
切り替えが早くても 驚いてはいけません。こんなのは日常茶飯事なのです。
本日のライブはスプリングベル・プレゼンツ、SBが企画するイベントです。どんなステージになるのか楽しみにしていました。

まずFront actにスプリングベル、普段着に帽子とグラサンを加えただけの変テコな服装で登場していましたが演奏は良かったです。『ノイズな夢』『旅の途中』のたった2曲でも満足しました。勿論もっと聞きたかったけれど、それを言っては始まりませんから。(^^;)
選曲も大好きな2曲だったし、楽しめたので良しとします。

ゲストの『ローザ・パークス』『the autumn stone』の演奏もずっと聴いていました。特に『the autumn stone』さんは名前を知っていたので、ちょっと期待もあったかな。やっぱり上手でしたね、SEも自分たちの曲でカッコ良かったなぁ。『ローザ・パークス』さんもメンバーの年齢を見たらビックリした。確かに「注目株」かも。
そして いちいちオカッチさんのMCが愉快でした。早く良くなれ足の怪我〜☆

トリはスーパー・スプリングベル。今度はちゃんと着替えていたので「本物」。ヨコタクさん久し振りに見たらお顔が丸かった… 見ない間に何か良いことあったのかな〜なんて(^^;) 始終ニコニコしていたから余計に丸く見えちゃったヨ、えへへ。
スーパー・スプリングベルなのにキーボードの櫻井さんがいなくて残念でした。初めてフルのライブを見たのがスーパー・スプリングベルだったので、彼の指さばきは鮮烈に印象づいているのです。その昔私もピアノなんてものを習っておりまして、他の楽器よりは演奏者の善し悪しが解るつもりでいます。櫻井さんは、近年稀に見る名奏者だと思いました。絶対音大とか出てるって思いましたもん。(大ハズレでしたが…)

今回のスーパー・スプリングベルはね、うん。色々考慮して○半分かな。贔屓目にみても◎やハナマルはあげられないよ、私からはね。他の人がどう感じたかは解らないけど、もっとイケるでしょ絶対。
って思いました。アンケートにもそんな方向で感想を書いた。書く時 どう書こうか考えちゃったよ(^^;) 感じたことを言葉や文字にするのって難しいのね〜… 痛感。

本日日帰りの花緯さんを新宿まで見送って、自分も帰途に就く。明日もお休み取っているので、個人的にはご機嫌♪ひひひ。


2002年03月29日(金)  Fish & Chips 

3/29と4/1はイースターのためBank holiday(国民の休日)になる。
今日はこの日にあたり、大抵の店が休業 もしくは休日時間での営業となっていた。
あらかじめ解っていた事なので『街を散歩』することにしてホテルを出る。

本日も快晴。何やら天候には恵まれているようだ♪
地下鉄で移動して ハムステッドという高級住宅街へ向かう。日本にいる時でもよくやるのだが、人様のお家拝見〜ってヤツ。勿論 外観だけね。
この一帯はハイソな人達の住まう閑静な場所で、変わったデザインのものからゴージャスな屋敷まで多種多様。中にはホテルのようなお城?まであった。
大小は様々だがどの家にも大抵庭があり、この季節は色とりどりの花が目に鮮やかで気分が和む。
以前に有名な人や位の高い人が住んでいた家には、それを証明するためか 年代と居人の名が記されたプレートが打ち付けられていて、古さが強調されていた。内装は快適に改装しても外観はイジらない、イジれない。国で決められているのだ。日本だってそのくらいして良いと思う。まぁ、石造りと違って『木と紙の家』の日本家屋は保存するのに限界があるけど、それにしたって壊しすぎだろ日本人(--;)
京都とかヒドい状態じゃん、勿体ないなー。何て、今更言っても遅いけどね。

気に入った場所で写真を撮りつつ、ただ歩き回っていただけで昼時になる。街にいるのでPUBに入って休憩しようという事になった。
PUBというと日本の感覚では夜のお店のような気になるが、意味合い的には『社交場』なので別に変な所ではない。酒もコーヒーも軽食とれるし普通に食事のメニューも用意されている。ランチはPUBで、というのはごく当たり前の風景。価格も安価なので若者の利用も多い。あとは年配紳士が友人同士でゆっくりしているようなテーブルが多かった。
英国のカフェはピンキリだし、ファーストフードは存外値が張るので お金をかけずにいられる場所としてはPUBはお手頃。チェーン店も多く、知らない土地でも割合入りやすいのだという。

今日入った店も妹がよく利用するチェーン店だったので気安く入れた。ここの売りは1杯 p49のコーヒー。(p49=£0.49≒\98) 母、感激。(笑)
食事は 2プレートで£3.98というお得なランチセットを頼むことにした。8種類くらいあるプレートの中から2種類を選んで \800弱?わぉ。

英国で一番身近な食べ物が『Chips』。
食べ物屋ならどこにでも必ずあるもの。その正体はフライドポテト☆(誰かさんが喜びそう…)
レストランで、屋台で、道端で、老若男女を問わず皆が食べる 食べる 食べる… 食い過ぎだろ!ってくらい食べる。もう、これは国民性だと思うよりしょうがない。
そんでもって ポピュラーなお食事の形態に『Fish & Chips』ってものがある。魚のフライとフライドポテトのセットのことで、お店によってはグリンピースやニンジンのグラッセなんかがちょっと添えられる。一般的にはこれに酢をかけて頂くらしいが、揚物+揚物ってどうなんだろう… 酢でバランス取りきれるんだろうか。
つくづく疑問だ。(--;)

このPUBで頼んだプレートは『ビーフラザニア』と『香草ソーセージ』の2種で、これにChipsとグリンピースがくっついてくる。2人分を3人で食べてもちょっと胸がいっぱいになった。これをちゃんと一人分食べるのって辛くない?(^^;) って感じ。何かね、量が多くて食べ飽きちゃう気がすんだよね…。
妹に言ったら「みんないつもこんなものばっか食べてるよ」だって。
うは、全てにおいて違うゼ 英吉利社会!

食事を終え一息ついたところで移動を始める。と、言っても特に目的はなかったので 何となく近場の観光スポットへ向かう事になった。
バスでの移動は地下鉄と違って風景が見えるから楽しい。普通の街並みそのものが面白く、古今中和の不思議なバランスが絶妙に取れていて感心するばかりだ。

聖ポール寺院に到着。
観覧料金を支払えば中を自由に見学できたが 時間もないし、強行して見るほどのものでもないと妹に言われ 周囲を回って見事な彫刻の数々を見上げていた。正面まで来ると何やら長蛇の列、そのくせ妙に進みが早い。階段の途中に出ていた看板には「ゴットフライデーにつき第一ホールまでの見学無料」と書かれてあった。(勿論英語で)
何だ、タダなら見ない手はないじゃんね。ってな訳で列の最後尾に付く。

公開されていたのは一番手前のホールのみで、奥の礼拝堂や階段を上がった先には立ち入り禁止の札が提げられている。先へは進めないまでも充分な迫力を感じ、天井の高さやステンドグラスの見事さには足が止まった。柱や石造りの床にも 細工がいちいち細かい。ほえ〜…
札の奥の礼拝堂に目を凝らすと、頭上を覆う鮮やかな天井画が小さく望める。「どうせだったらお姉ちゃんにはあそこの天井見て欲しかったなぁ」と妹が後ろから声をかけてきた。
そうね、確かに興味あるけれど それはまた今度にとっておきましょう。見るなら時間かけたいし、母が飽きてきているのには薄々気づいている。見る気だったらまた来るさ、と思って聖ポールを後にした。

再びバスで移動、ロンドン塔に立ち寄る。
実はここは私のリクエストで、観光の予定に入れていた。帰り道のついでだったのと、イースター中の開館時間を確認したかったので様子を見に来たのだったが、さすがは屈指の観光スポット すごい列の長さだ…。これは朝イチで来るのが無難だな〜… 今後のタイムテーブルが調整されてゆく。
すぐ隣のタワーブリッジを背に写真を撮って、またまたバスで移動。

英国の食事にちょっと飽きがきたと言い「この際カップラーメンでも良いから日本っぽいものを…」と母が要望したので、チャイナタウンに立ち寄って日清のカップヌードルを購入。『辛辣海鮮』と書いてあったので日本のものではないな、と思ったけれど 取り敢えず沈黙。だって私はそれが食べてみたかったんだもん。ニヤリ

明日は週末にだけ市が立つ カムデン・マーケットへ行くことになっていたので、早くから行動できるようにと 妹は再びホテルに泊まる。予備の枕と毛布大活躍(笑)


2002年03月28日(木)  Roundabout 

母の希望でコッツウェルズ地方へドライブ観光。
朝も早よから郊外のレンタカー屋を目指して地下鉄に乗る。40分くらいかけて店の最寄り駅まで行き、そこからは15分ほど徒歩。途中向こう側の歩道に倒れた人を発見。既に警察官が来ていて、近所の人から何やら話を聞いている風だった。思わず「よくある風景なの?」と妹に尋ねると「まさか(苦笑)」との答え。少しホッとする。しかし、朝から縁起悪いのぅ…

気を取り直してレンタカー屋に到着。店員はみんな日本人で、車も日本車が多く揃っている。と、いうか英国で日本車は割とポピュラーだそうだ。ベンツもBMWもこっちでは対して高級車ではないという。確かにいっぱい走ってたなぁ…。んで、我らは小型のトヨタ車・ビッツを借り いざ出発!

こっちはイースター休暇で郊外へ遊びに行く地元のファミリーや他国からの観光客で往路も復路もなかなかの混雑。
明日はイースターの為のBankholiday(国民の休日)に当たるので更なる混雑が予想され、不慣れな外国で運転することを考えてこの遠出のプランを今日に設定した訳だ。

紙運転手の私は端から問題外で、妹と母のどちらが運転するかで少々思案してたものの、標識やルートが解らないと困るので、妹がナビを 母が運転を する事になった。
私は一人後部座席で周囲に警戒… まぁ、平たく言えば「役立たず」。

英国は日本と同じ 右ハンドルの左側通行なので、視覚的な感覚に然程の違和感はない。借りたのも日本車だし順応するのは難しくないように思われた。
ただ、大問題が1つ。ヨーロッパ特有のアレがある…

ヤツの名は『Roundabout(ラウンドアバウト)』。
交差点の一種なのだが 交差しないで回る、周回点。ロータリーと言えば良いのか?
常に時計回りのサークルに入って方向転換をする独特のシステムであり、譲り合いの精神がないと多分成り立たない。おそらく日本で同じことをしたら事故がたえない場所になるだろう。

左折したいときはまぁ良い。問題は直進、更には右折だ。
直進するためには輪の中に入って半周してから外に出なければならない。
右折の場合は3/4周して外へ。
それでも、小さいものや 単なる十字路であれば何とか落ち着いて抜けられるのだが、
大規模で更に何本もの道が放射状に延びているラウンドアバウトは実に厄介なもので、
つい自分の行きたい方向を見失う。

また、道もアルファベットと数字からなる シンプルな表示の仕方をしているので
数字を1つ見間違うだけで とんでもはっぷんな方向へ進んでしまう。
そうなったら軌道修正に大わらわとなる。

初めて外国の道を運転する母は 乗った途端からテンパっていたようで、
レンタカー屋の駐車場から出る際に乗車せず誘導していた私を
乗せずに置いたまま 車道へ出ようとした強者である。(いつまでたっても止まらないからビックリしたさ!)
「右から来る車が優先」と教わった事も 輪を前にすると吹っ飛ばしてしまうらしく、毎回立ち往生。
ウインカーとワイパーが普段と逆になっているので、方向転換をしようとしてワイパーをガーッ!と作動させる。
それに狼狽えて 更にテンパる。 ああ、きっとすごいストレスだろうなぁ…
運転できなくて良かった。と内心思っていた。

それでも、慣れてくると何とかなるもので
運転する母の隣で妹が「今だよ!」とウインカーをひねる。
出されたウインカーの方向へハンドルを切る母に合わせ
「後ろOK、今なら入れます!」と後方確認をする私。
まさに三位一体のコンビネーションで 1台の車をやっとこ動かしながら
ハイウェイを北西へと進み コッツウェルズを目指すのであった。


コッツウェルズと言うのはロンドンからハイウェイに乗って2時間弱、
オックスフォードを通り過ぎてちょっとした辺りの地域のこと。
この一帯は英国でも特に古い街並みが残されているというので、母の興味を刺激したらしい。
首都のロンドンでさえ古い石造りの建物が ごく自然に立ち並んでいるこの英国。映像や本で知ってはいたが、実際に目の当たりにした時の感動はかなりのもので。そもそも、英国に限らずヨーロッパにはこういった街並みが多い。気候や地盤、建築材質の違いも然ることながら 保存しようという意識が日本人のそれとはかけ離れているようだ。自国の文化に自信を持っている証拠なんだろう。

戦後、敗戦の痛手と共に民族的なコンプレックスも追わされてしまった日本の選んだ道は 結果的に『文化の排斥』となった。正確には戦後からというより、戦前・戦中の軍人思考がそれまでの文化を「軟弱」と全否定してしまった為だが、その余韻が現在にも根強く残っていて 日本の文化を虫歯のように穴だらけにしてしまっている。
西洋諸国の真似をすることに夢中で、自国の文化を守ろうとしなかった。その真似だって外見ばかりで、根底にある精神までは吸収していない中途半端なもの。折衷ばかりで確固たる地盤を持たない国民性、今の日本はそんな感じ。

その昔、西欧諸国の民が想いを馳せた幻の国Japan。島国特有の個性的な文化やおおらかな国民性は西洋人の目には殊更新鮮に映ったことだろう。しかし、今やその姿はほとんど形を残しておらず、本当に幻になってしまった。
何とも残念なことである。(他人事じゃないだろ…)

と、日本の現状を嘆くのはおいておいてー コッツウェルズだよ。
都心部よりも更に古い街並み、時代は中世にまでさかのぼるらしい。
石の瓦や藁葺きの屋根。重機や建造機械などのない時代のものだから基本的には平屋。プチ。可愛い。
壁も屋根も自然のままの穏やかな色で、周囲に高い建物はなく牧草地が緑のじゅうたんのように延々と広がっている。ところどころに見える白い点は羊。この季節は小羊が多いようで、まだ短い真っ白な毛で忙しなく動きまわっている様子だ。雨の多い英国の空は、ありがたいことに今日も雫を落さずに陽の光を時折垣間見せてくれていた。

鮮やかな緑と花曇りの空が視界を横に二分割、境界線に点在する小さな家。まるで絵本のようなビジョンが当たり前のようにそこにある。
素晴らしきかなグレートブリテン島!ユナイテッド・キングダム!(>▽<)

主だった村を何ヶ所か巡り、目的もなく街中をねり歩いていると すれ違う子供やおばさんなんかが愛想よく笑いかけてくる。つられてこっちもニッコリv
日本人の目には18くらいに見えるような男の子が数人で、サッカーボールを蹴りながら細い道の向こうから歩いてきた。すれ違う時にボールがこちらへ転がってきたので軽く蹴り返したら「Thank you!」と明るく会釈して去って行く。
妹曰く「12・3歳ってトコじゃない?」だって。西洋人の年齢は読めぬ!
公園のブランコやシーソーで遊んでいた女の子たちも、顔つきや体形・服装を見ただけでは16くらいに見えていたが、行動がやたらと子供っぽいので「13歳くらい?」と聞いたら「まぁ11とか12とかじゃないかな。」だってー。ウソ〜んッ(^^;)

帰りの運転も残っているので陽が暮れる前に帰路につこうということになり、夕方4時頃に移動開始。
実は行きのハイウェイでちょっとしたトラブルがあったのだ。


あのね、英国は変なところで人が横断しようとしてても車はちゃんと道を譲るのね、基本的に。でも、その代わりというか その反動というか、何もなければめっちゃ飛ばす。そりゃもうスッ飛ばす。ハイウェイなんてその最たるもので、法定速度なんざあったもんじゃない。
借りたのが国産車だったので速度表示をkmに設定して見ていたら、我々も80〜110kmくらいは出していた。のに、ガンガン抜かされて行く訳よ。
ぶぁ!っと抜かされて、あっちゅう間に視界から消えてなくなる車の影。3車線の一番左にいても時々クラクションを鳴らされるので、母の緊張は極限に達していたに違いない…。右に車線あるんだから追い越して行きゃ良いじゃんね。これ以上左は走れないっつーの!!

途中でものスゴイ渋滞になったので何事かと思いきや、どうやら事故車が1車線を塞いでいるようだった。前を過ぎるとキャンピングカーをけん引した乗用車が荷台ごと横倒れになっていた。イースター休暇でどこかへ行こうとしていたのだろうが、これではせっかくの休暇が台なしだ。
これを見た母、益々肩に力が入る。
渋滞の先が遥か彼方、蛇行した道の向こう側まで続いているのが見えた。何故かこちら向きの列に見えたが、気の所為だろうと一笑に伏す。

しばらくしてハイウェイにかかる橋の上にいる人が、道を見下ろしているのに気が付いた。よく見るとTVカメラのようなものとレポーターらしき人物がマイクを手に 何やら中継レポでもしている風だ。我々はのん気に
「ご覧下さい、イースターの渋滞です。とか言ってるのかね〜」と笑っていたのだが、落ち着いてみたら対向車線はガラガラ。渋滞しているのはこっち側ばかりだ。不思議に思い始めた頃、対向車線を反対方向に走り抜けたバイクがあった。蛍光色のジャケットが目の端に強烈で、あら?もしかして…

橋をくぐって少し行くと対向車線の車影が目に入る。
と、続けざまに沢山の車や人々がその場に詰まっているのが解った。通り抜けざまに様子をうかがうと、何台もの車があちこちの向きに停まっており、無傷の車もあったが あるものはガラスが割れ、既に車の形を成していないものまである。それが延々何百メートルも続き、その後ろに大渋滞が控えていた。車が動かせないので、乗っていた人は外に出て携帯電話をかけていたり、中央分離のガードレールに腰掛けて話し込んでいたり。

「え?」「何??」「…」目の前の情景に3人して一瞬、間。

「うっわーッ!何かこれスゴイ事故なんじゃん?!」
「ラジオ!ラジオ!!」
「しぃ!(ラジオニュースに耳をそばだてる)」
車内で騒ぐ我々の目の前が急に開けた。すかさず後ろから追い立てのパッシング。気づいた母が慌ててアクセルを踏み込む。ぎゅーん…
…見物渋滞だったのかよ。(--:)

ラジオニュースによると前代未聞の大事故だったらしい。100台の車が廃車となり14人が重軽傷、死亡2名。橋の上のレポートはこの事故の中継だったのだ。そうと解った途端
「イースターの悲劇!とか言ってるのかな」
「復活祭を襲った惨劇!は?」などと盛り上がる不届きな姉妹の横で、まばたきの回数が減る母…。 ご、ごめん。



何て事を経て目的地に辿り着いたので、帰りまでにハイウェイが復活していなければ、来た時とはルートを変えて帰らなければならない。地図を広げてラウンドアバウトの少ないルートを模索する。
何とか決定&出発したのだが、やっちゃったんだよね〜…

迷子。

ああ、そうさ間違ったさ。どんどん暗くなるし道わかんないし、山奥に分け入って分け入って 人気ないしマジヤバ?!ってなところで運良く小さな店を見つけた。日本にもある『スパー』だ(苦笑)
妹が店員に道を聞いて、再度挑戦!途中で見覚えのある道に出た。
「ここ、さっき通ったよッ」「おっしゃ!」「どこをどっちに行くの〜?」
三位一体・再び。

ほうほうの体でレンタカー屋まで辿り着き、そこから徒歩&地下鉄でホテルのある街まで戻る。部屋に着いたのは11時くらいだったので、妹は自分の家へは帰らずホテルに泊まることにした。
無論 無銭宿泊。イェー☆

『劇的!刺激のドライブ紀行 〜コッツウェルズへの道〜』終幕。


2002年03月27日(水)  GBでUK 

母と2人でイギリスに留学中の妹を訪ねる旅へと出発、朝6時。
父に休みを取ってもらって運転手をお願いする。
弟もナビ役をかって出てくれて、空港まではマイカーで余裕の移動。

早めに着いたので成田でブラブラ免税店を回るが 買う気は特になし。
ただ、妹の友人に煙草を頼まれていたので 母と2カートンずつ、計4カートンを購入する。
イギリスは煙草の税金が高くて1箱¥600〜700くらいするらしい。
ちなみに頼まれ物は『マイルドセブン・ライト』1カートン¥1600だった。
『マルボロ』『キャメル』は¥1900、安いね。でも買ってあげたりなんかしないんだもん。
煙草好きじゃないからね。

さて、いよいよ搭乗。
自慢じゃないが、こんな遠出は初めてなのだ。
ハワイ、台湾、香港しか行ったことがなかったので、ヨーロッパだとか 飛行機に12時間乗るとか 初めてづくし。
年度末の平日は客が少なく、エコノミーながら3人掛けの席を2人で使える状態だったので割と悠々快適だった。
でも、腰は痛んだ。うう、年齢なのか?(泣)

機内上映で『バンディッツ』と『プリティ・プリンセス』を観る。
ハリウッド色バリバリの2本だったが、無料と思えば楽しめた。
だいた こんなのはそのうちTVでやるだろう、とか思ってまず見ない。
多分ビデオも借りないし、増してや映画館で観ようなんて思いもしない派なので
TV放映前にこの2作品が観れたのはお得な感じがした。
でも吹替だからね、TVで見るのと変わらないわな。

基本的に映画あんまり観に行かない人なんで。
誘われれば行くこともあるけど自主的に行こうなんて滅多に思わない。
自分で見に行くのは香港や台湾から来る微妙な作品とか、上映権が切れている古い作品の特別公開とかくらい。
前者はビデオにならないかも知れないから、観とかなきゃ。と思って観ることが多い。単に俳優(香港明星)が好きな時もあるけど。
後者はビデオやDVD買うほどじゃないけど、興味がある場合に行く。
大抵レンタルでは あまり出会えないものばかりだから。
市川雷蔵映画祭なんかは結構通って観たな。5枚綴りのチケット買うくらいだったから…(阿呆かも)

ああ、話しがそれましたな。
んで、飛行機に揺られ揺られて11時間40分。イギリスのヒースロー空港に到着。
この日の気温は11℃、イギリスにしては珍しく快晴。すこぶる気持ち良し♪
代理店の送迎バスで宿泊ホテルまで行くとロビーに妹が待っていた。
去年の夏に一度帰国しているので、半年振りの再会だ。
この時の帰国の際に1回SBのライブに連れて行ったことがある。
妹には結構ウケが良かった。
「お姉ちゃんの趣味だんだん良くなってるね」だと。(^^;)
喜んでいいのか悪いのか 解らない言いようだと思いません?
彼女曰く、BLUEZIE!? → INFIX → Bluem of Youth → スプリングベル
だんだんに未来が明るそう なんだって。これは私が今まで通って来た道順。

…閑話休題。
現地時間の14:00頃空港着だったので、部屋に落ち着いて散歩に出ようとしたらもう16時を回る頃だった。
取り敢えず、夕飯に食べられる物を入手するためにホテル周辺のスーパーマーケットを回って見る。
イギリスの夜は早く、大抵の店が17:00〜18:00の間に閉まってしまう。
24時間コンビニエンスなんて あるのは中央部のほんの一部のみだそうだ。
一番遅くまでやっているスーパーは22:00頃まで開いているけれども、その分割高だったりする。
店が閉まると街も暗くなるから 治安が心配になるじゃない。
特に最近は日本人観光客を狙ったスリだの置き引き、ひったくりが多発していると聞いて
否が応にも夜の街歩きは緊張する。
普段どれだけ安穏と暮らしているかがハッキリするよね。
まぁ、ホテルの周囲は特に治安の悪い地域ではなかったので、
用心さえしていれば何も起こったりはしないんだけど。

場所は変われど母の主婦力は健在で、クリームチーズとハムを格安のお値段でGET。妹も「おお、これは安いよお母さん!」と感嘆の声をあげていたくらい。
う〜ん、順応早いよね。
その後、何種類かのディップとクラッカーを買い オレンジとレタスを加えてホテルへ戻る。

優雅にお茶する客で賑わうラウンジを闊歩する日本人親子… 手にはスーパーのビニール袋ね。
結構カッチョワリ〜(笑)
部屋にそれらを持ち込んで3人でささやかなディナータイムを楽しんだ。
冷蔵庫はなかったけれど、窓が二重になっているので 内窓と外窓の間に冷やしたい物を置いて、
お湯は沸かせるからお茶やスープや味噌汁を作ったりできた。まぁ、これだけできれば充分でしょ。

『気ままに歩く英国倫敦8日間』第1日目 特に時差ボケもなく終了。


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