「L.A.S.Ponder氏」の音楽カレンダー

2007年06月09日(土) 2007年 高級アルコール工業(株) 成田山

高級アルコール工業株式会社

高校のクラス会で
千葉県成田市にある
高級アルコール工業株式会社を見学。

ここは同級生のKが社長をしている
零細企業で
成田市の工業団地の一角にある。

Kは東京工業大学工学部附属工業高校
 (現・東工大附属科学技術高校)
工業化学科を卒業後
山形大学工学部、同大学院を経て
父親の会社を継ぎ
今は社長として
研究開発の指揮と
会社の経営を
兼ねていましゅ。

われわれのクラス32名の中で
一番成功している人間でしゅ。

彼の案内で
研究室と工場を
見学する。

高価な分析機器や
合成、蒸留施設を見て
実験、工業実習に明け暮れた
工業高校時代を思い出しましゅ。

有機溶剤のにおいが
暗く悲しい高校時代を
思い出させましゅ。

一番熱心に見学したのは
恩師で3年のときの担任
N先生(専門は物理化学)でした。

ちなみに社名の
高級アルコールとは
長い炭素鎖にOH基がついたもの。

東京江戸川区から
大栄工業団地に移転したときには
当時の町長が
高級アルコールを高級酒と勘違いして
町の名物にしてやるとか
成田空港の売店で成田土産として
販売してやるとか言われ
困惑したと言う。

彼の工場では
化粧品の原材料としての
高純度高級アルコールやエステルを精製し
シャネルや資生堂など
化粧品メーカーに出荷している。

従業員わずか50人の零細企業が
世界最先端の製品開発に携わっている。

日本の零細企業も
なかなかがんばっていましゅ。

1時間の予定が少々延び
空腹口渇状態で
成田市街のすし・創作料理
一幸(いちこう)へ。

うまい刺身、てんぷらに
抑制が効かず
昼間から暴飲暴食。

サントリー・プレミアム・モルツを
がぶがぶしちゃう。

いい加減酔いが回って
できあがったところで
最終目的地
成田山新勝寺へ。

信仰心の無い中年男9人が
わいわい言いながら
成田山を一周。

仏教美術にちょっぴり関心がある
L.A.S.Ponderも
酩酊状態と
時間の制約で
まともに鑑賞できず。

いつかしらふで
ゆっくり鑑賞したいでしゅ。

往きは日暮里から
京成本線で京成成田まで
1時間少々でしたが
帰りは国鉄成田駅から
成田線、常磐線を経由して
ゆっくり上野まで。

若い頃なら
成田か東京で夜遅くまで
遊んで帰るところでしゅが
どこにも寄らず
7時過ぎには
自宅に帰着しました。



2007年06月07日(木) VHSビデオ ナクソス島のアリアドネ

図書館で借りた
VHSビデオ 
歌劇ナクソス島のアリアドネ
リヒャルト・シュトラウス作曲
台本:フーゴー・フォン・ホフマンスタール

配役
プリマドンナ・アリアドネ:ジェシー・ノーマン
ツェルビネッタ:キャスリーン・バトル
作曲家:タティアナ・トロヤノス
テノール歌手、バッカス:ジェイムズ・キング
音楽教師:フランツ・フェルディナント・ネントヴィヒ
ハルレキン:ステファン・ディクソン
ブリゲルラ:アンソニー・ラチューラ
スカラムチョ:アラン・グラスマン
トルファルディーノ:アーサー・コーン
舞踊教師:ジョセフ・フランク
水の精:バーバラ・ボニー
木の精:グェネス・ビーン
山彦:ドーン・アップショー
執事長:ニコ・カステル
ほか

メトロポリタン歌劇場管弦楽団
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
1988年メトロポリタン歌劇場ライヴ収録


を鑑賞。

リヒャルト・シュトラウスの歌劇
初体験。

1912年初演
1916年大改訂再演のこの歌劇
果たして楽しめるかどうか
心配でしたが
結構良くできた歌劇で
十分楽しめました。

プロローグの第1幕と
歌劇そのものの第2幕。

18世紀前半の大富豪邸で
ナクソス島のアリアドネを
上演すると言う設定の第1幕。

大富豪の気まぐれで
アリアドネの悲劇と同時に
コメディア・デラルテの茶番劇を
上演することになり
出演者は大混乱。

それでも劇は上演され
最後は大団円。

堂々たる体躯の
ジェシー・ノーマン
汗だくの熱演もさることながら
小柄で可憐、ちょっぴりコケティッシュな
ツェルビネッタを演じる
キャスリーン・バトルが
歌もすばらしく
見栄えがしましゅ。

合唱こそないものの
いくつかの重唱に
聴き所があり
タイトル・ロールのアリアドネと
ツェルビネッタの
長大なアリアも
聴きがいがありましゅ。

ツェルビネッタを取り巻く
3人の男たちのアンサンブルも
面白おかしく
劇としても楽しめましゅ。

深い感動は無いものの
R・シュトラウスの世界
堪能できました。

R・シュトラウスの
歌劇バラの騎士も
観てみたいでしゅ。



2007年06月05日(火) 南河内公民館 第1回アルトリコーダー入門講座

2007年
下野市南河内公民館 
第1回アルトリコーダー入門講座


以前要望していた
公民館のリコーダー講座が
開催されるので
非常に厳しい日程ながら
応募し
行ってきました。

参加者は10人応募中8人。
講師陣は
リコーダーとアカペラアンサンブルグループ
「ヴェール」の人たち。

講師陣の一人
B先生は
以前南河内中央公民館東分館の
混声合唱講座でも
お世話になった先生でしゅ。

初めに
ヴェールのメンバー4人による
リコーダー四重奏の演奏がありました。

これがすばらしく
リコーダーアンサンブルへの
期待がいや増しに
盛り上がりましゅ。

L.A.S.Ponder
アルトリコーダーに触るのは
すごい久しぶりでしゅ。

というか
学生時代
宇都宮短期大学の学生さんと
ソプラノリコーダー2重奏を
お願いしていて以来
リコーダーには
ほとんどご無沙汰だったのでした。

今回の公民館講座では
4回の講座で
アメージング グレイスを
吹けるまで
ということでした。

ところが
参加者の多くが
小学生程度のリコーダーの素養があったため
第1回で配布された教材と
アメージング グレイスが
吹けてしまいました。

そこで終了後
感想とリクエストの時間があり
L.A.S.Ponderは
易しいバッハを
リクエストしました。

次回再来週は
新しい教材が
用意されるはずでしゅ。

リコーダーアンサンブルは
L.A.S.Ponderが
昔からやりたかった音楽のひとつでしゅ。

青春の思い出の
リコーダーコンソート。

思い出しては
涙が流れましゅ。

わずか4回の講座では
できることは限られていましゅが
それでも
すごく楽しみでしゅ。



2007年06月04日(月) 歯の衛生週間 6月4日〜10日

歯の衛生週間 6月4日〜10日
昔は
虫歯予防デー(日本歯科医師会)だったそうでしゅ。
 1928年〜1938年

歯は大切な臓器のひとつでしゅ。

歯の大切さは
いくら力説しても
したりません。

お年寄りを見ていると
歯の無い人の多さに愕然としましゅ。

哺乳類、爬虫類にとっては
歯を失うことは致命的でしゅ。

音楽を演奏する人間にとっても
歯はとっても大事でしゅ。

歯がきちんとそろっていなければ
うまく歌うことも
管楽器を演奏することも
かないません。

声楽家、管楽器奏者以外でも
歯がくいしばることができなければ
力のこもった演奏は
困難でしょう。

わたくしも
若い頃からの不摂生で
だいぶ歯を痛めていましゅが
幸いまだ27.5本残っていましゅ。

合唱を続けていく上でも
歯を大切にしていきたいでしゅ。

明日は
下野市南河内公民館主催の
アルト・リコーダー教室に
行ってきましゅ。

リコーダーも
前歯が無ければ
絶対うまく吹けないでしゅよね。

これからは
もっと歯を
大切にすごしたいでしゅ。



2007年06月03日(日) 1875年 ビゼー没

1875年6月3日
フランスの作曲家
ジョルジュ・ビゼー
Georges Bizet
ブージバルで没

 1838年10月25日生まれ

ビゼーといえば
カルメンでしゅね。

最晩年に作曲され
生前は成功しなかった
オペラでしゅが
今では
名曲ぞろいのオペラとして
評価が高いでしゅ。

L.A.S.Ponderも
今年2月24日、2月28日と
歌劇カルメンのビデオを観て
すっかり魅了されてしまいました。

いつか実演を
観てみたいものでしゅ。



2007年06月02日(土) VHSビデオ グラインドボーン音楽祭 フィデリオ

図書館で借りた
VHSビデオ
ベートーヴェン作曲
歌劇フィデリオ
台本:J.N.ブーイ
翻訳・改稿:J.ゾンライトナー、F.トライチュケ

配役
ヤキーノ:イアン・カレー
マルツェリーネ:エリザベス・ゲイル
ロッコ:クルト・アッペルグレン
レオノーレ:エリザベート・ゼーダーシュトレーム
ドン・ピツァロ:ロバート・オルマン
フロレスタン:アントン・デ・リッダー
ドン・フェルナンド:マイケル・ラングドン
ほか

グラインドボーン音楽祭合唱団
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ベルナルド・ハイティンク
演出:ピーター・ホール
1980年
日本語字幕:小林一夫


を鑑賞。

フィデリオのビデオを観るのは
2回目。

ベートーヴェンが
完成した唯一の歌劇。
すばらしいでしゅ。

第1幕
牢番の娘マルツェリーネと
牢番の手下ヤキーノ
フィデリオ(実は男装したレオノーレ)の
三角関係
笑わせましゅ。

フィデリオが女と知らない
マルツェリーネがフィデリオに
結婚を迫り
困惑するレオノーレ。

かつては良い仲だったマルツェリーネに
やきもきするヤキーノ。

そして
娘マルツェリーネと
フィデリオを結婚させようとする
牢番ロッコと
ますます困惑するレオノーレ。

マルツェリーネを演じる
エリザベス・ゲイル
ちょっとふくよかで
柔和な笑顔
L.A.S.Ponderの好みでしゅ。

レオノーレの愛する夫
フロレスタンに危機迫る
第2幕
どきどきしましゅ。

そして愛と真実と正義の勝利する
終幕
解放された囚人たちと
家族の大合唱が
いやが上でも
フィナーレを盛り上げましゅ。

劇は単純な救出劇でしゅが
観て聴いてほれぼれしましゅ。

ベートーヴェン渾身の
歌劇。

ほかにも
フィデリオの
映像あれば
観てみたいでしゅ。



2007年05月31日(木) DVD レハール作曲 パガニーニ

図書館から借りた
DVD
オペレッタ映画
フランツ・レハール作曲
パガニーニ

出演
ニッコロ・パガニーニ:アントニオ・テーバ
アンナ・エリーザ侯爵夫人:テレサ・ストラータス
フェリーチェ・バッキオッチ侯爵:ヨハネス・ヘーステル
ジャコモ・ピンピネッリ侯爵:ペーター・クラウス
ベッラ・ジレッティ:ダグマール・コラー
ほか

台本:パウル・クネプラー原本
   ベーラ・イェンバッハ修正改訂
指揮:ヴォルフガング・エーベルト
演奏:クルト・グラウンケ管弦楽団
監督:オイゲン・ヨーク
製作:ドイツ 1972年 ユニテル


レハールのオペレッタだから
喜歌劇かと思いきや
悲劇でした。

悪魔のヴァイオリニスト
パガニーニ
女性遍歴が激しいでしゅ。

ちょっと許せないでしゅ。

プッチーニの故郷ルッカへ赴いた
パガニーニ
侯爵夫人とたちまち恋仲になり
宮廷楽長にまで登りつめる。

ところがすぐに
侯爵の愛人で
ルッカ王立歌劇場のプリマドンナ
ベッラにも手を出し
結局はルッカを脱出せざるを得なくなる。

まあめちゃくちゃな話でしゅが
音楽はすばらしいでしゅ。

映像演出もすばらしく
音楽映画としても
出色のできでしゅ。

ヒロイン・アンナ・エリーザを演じた
テレサ・ストラータス
すごい美人でしゅが
目が怖いでしゅ。
それにやせていて
L.A.S.Ponder好みじゃないでしゅ。

でも気品があり
高貴な公爵夫人には
ぴったりでしゅ。

プリマ・ドンナ
ベッラを演じた
ダグマール・コラー
バレリーナから歌手に転じた
多能の人でしゅ。
劇中のバレエもすばらしく
ちょっと妖艶な感じで
魅力的でしゅが
やっぱりやせすぎでしゅ。

レハールの音楽
アリア、重唱甘く
合唱も素敵でしゅ。

それにしてもすばらしい映画
ため息が出ました。


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