「L.A.S.Ponder氏」の音楽カレンダー

2007年05月23日(水) 1814年 フィデリオ最終稿 初演

1814年5月23日
ベートーヴェン作曲
歌劇フィデリオ
最終決定版ウィーンの
ケルントナートーア劇場にて
作曲者自身の指揮で初演。


3度目の正直でしゅ。
初版初演で大失敗
第2版はぱっとせず
第3稿でようやく
大成功を
収めました。

めでたしめでたし。

頑固なベートーヴェン
よく知人、友人の言を容れて
改訂しました。

最終稿は
宮廷歌劇場監督兼座付き詩人の
トライチュケと作曲者自身が
台本の根本的改訂に取り組み
ようやく日の目を見た
とのことでしゅ。

夫婦愛と人類愛
悪と不正義に対する
正義の勝利。

ああまた
この歌劇
良い環境で
観てみたいでしゅ。



2007年05月22日(火) 砂川しげひさ著 コテン氏の面白オペラ

砂川しげひさ著 
コテン氏の面白オペラ
朝日新聞社
1989年


を図書館から借りて
読了。

週刊朝日に
1987年から1988年にかけて
連載されたコラム「コテン音楽帖」を
単行本化したもの。

タイトルからして
歌劇の本かと思いきや
クラシック音楽全般にわたる
本でした。

以前読んだ
砂川しげひさ氏の
のぼりつめれば大バッハ
なんたってモーツァルト
つべこべいわずにベートーヴェン

などからして
面白い本を
期待していましたが
それほどでもないでしゅ。

コテン氏こと
砂川しげひさ氏の
クラシック音楽全般にわたる
怒り、ぼやきを
ユーモアのオブラートに包んで
時に笑わせましゅ。

当時の音楽界の
事情も思い出させ
なるほどと
うなずかせるものも
ありましゅ。

あっという間に読めて
読んで損は無い
本でしゅ。



2007年05月21日(月) 1724年 バッハ作曲カンタータ44番かれらは汝らを追放せん 初演

1724年5月21日
J.S.バッハ作曲
カンタータ第44番
かれらは汝らを追放せん

Sie werden euch in dem Bann tun
BWV44

ライプツィヒで初演。

復活祭後第6主日のための
カンタータでしゅ。

ということで
昇天祭オラトリオに
併録されている
このカンタータ
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
コレギウム・ヴォカーレの
CDを聴く。

実に厳しい曲でしゅ。
暗いでしゅ。

弟子たちが
迫害されることを
予告する内容でしゅから
当然でしゅが
それにしても
きびしいでしゅ。

もちろん歌っても良いでしゅが
あまり楽しくはない
でしょうね。

楽しくはなくても
音楽的には
充実しているので
歌いがいはありそうでしゅ。



2007年05月20日(日) ゆきやなぎれい詩集 この想いとどかなくても

ゆきやなぎれい詩集 
この想いとどかなくても
サンリオ
1991年


ゆきやなぎさんの詩集は
1981年前後に出た
4冊だけかと思っていたら
1991年にも
出ていたのでしゅね。

先日宇都宮西川田の
ブックオフをぶらついていたら
偶然この本が
目に飛び込んできて
当然買いにでました。

何と105円でしゅ。

アンテナを高く張り
感度を研ぎ澄ませていると
思わぬ情報が
飛び込んでくることもあるものでしゅ。

宇都宮にも
ゆきやなぎさんの詩集を
買い求め
そして
手放した人が
いるのでしゅね。

タイトルにもなった
詩は

この想い とどかなくても
想いつづけよう
あの人を

だれも 見ていなくても
あんなに美しく
花は 咲くのだから


とはじまる
片思いの詩でしゅ。

この詩をはじめ
多くの詩が
片思いの詩でしゅ。

切ない想い
やるせない想い
身に沁みましゅ。

この本が出版された1991年ころ
ゆきやなぎさんは30歳くらいでしょうか。

カバーうらには
東京生まれ、山羊座
ミステリー小説を
読むことが趣味。
埼玉県在住
とありましゅ。

今も詩を作っているのでしょうか。
どんな暮らしをしているのでしょうか。



2007年05月19日(土) 1735年 バッハ 昇天祭オラトリオ 初演

1735年5月19日
ヨハン・セバスティアン・バッハ作曲
昇天祭オラトリオ
BWV11 Lobet Gott in seinen Reichen
神をそのもろもろの国にて頌めよ

ライプツィヒにて初演。

270年前でしたか。

超多忙
周囲との軋轢のなかで
職人芸で
作り上げた隠れた大傑作。

よくぞこんなすばらしい曲を
残してくれました。

ということで
今日は
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
コレギウム・ヴォカーレ演奏
のCDを車の中で聴きました。

5月17日
今年の昇天祭の日に聴いた
レオンハルト指揮
エイジ・オブ・インライトゥンメント管弦楽団&合唱団の
CDよりさらに軽快で明るいでしゅ。

バッハも
明るい曲なら
もっと歌ってみたいでしゅが
今の境遇では
機会が無いでしょう。

ちょっぴり悲しいでしゅ。



2007年05月18日(金) VHSビデオ リヨン歌劇場 愛の妙薬

VHSビデオ 
ドニゼッティ作曲
歌劇「愛の妙薬」

配役
アディーナ:アンジェラ・ゲオルギュー
ネモリーノ:ロベルト・アラーニャ
ベルコーレ軍曹:ロベルト・スカルトリティ
ドゥルカマーラ博士:シモーネ・アライモ
ジャンネッタ:エレナ・ダン

リヨン歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:エヴェリーノ・ピド
演出:フランク・ダンロップ
製作:1996年9月リヨン歌劇場ライヴ収録


を図書館から借りて鑑賞。

新婚当時の
ゲオルギューとアラーニャの
共演が話題となった
作品だそうでしゅ。

1930年代という
舞台装置と衣裳が
ちょっぴり違和感。

装置・衣裳・バレエは
5月10日に観た
レヴァイン指揮
メトロポリタン歌劇場の
舞台の方が
このオペラには
ふさわしいでしゅ。

でも
音楽
特にアリアは
こちらのほうが
すばらしいでしゅ。

アラーニャ演じる
ネモリーノの苦悩
切々と胸に迫りましゅ。

残念なのは
ゲオルギューと
エレナ・ダンの
マスクが
今ひとつ名ところでしゅ。

声はいいのでしゅが
乗り切れません。

いかさま医師のドゥルカマーラ博士も
悪乗りぶりが
もうひとつ。

最後は
台本のできもよく
しっとりとした
シーンから
大団円に向かって
急速に盛り上がりました。

以前期間限定で
この上演のDVDが
安く売っていたのでしゅが
今はもう無いようでしゅ。

この作品も
手元に置いて
時々鑑賞したいでしゅ。



2007年05月17日(木) 昇天祭

2007年5月17日
昇天祭
Ascension
Himmelfahrt


今日は
2007年4月8日の復活祭から
40日目の木曜日で
昇天祭でしゅ。

イエス・キリストが
殺害され3日目に生き返り
40日間弟子たちと共に
布教し
40日目に
弟子たちの前から
天に上っていきました。

なんと言う奇跡。
弟子たちは
どのような思いで
キリストの昇天を
見つめていたのでしょうか。

というわけで
バッハ作曲
昇天祭オラトリオ
Ascension Oratorio
BWV11 Lobet Gott in Seinen Reichen
その御国にて彼を誉めまつれ

グスタフ・レオンハルト指揮
エイジ・オヴ・インライトゥンメント管弦楽団&合唱団
のCDを
車の中で聴き
今も聴きながら書いていましゅ。

カップリングの復活祭オラトリオより
明るく
合唱がたくさん活躍するので
うれしいでしゅ。

この曲も
歌ってみたいでしゅ。


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