「L.A.S.Ponder氏」の音楽カレンダー

2007年05月03日(木) 日本国憲法60周年

5月3日憲法記念日

1947年5月3日に
日本国憲法が施行されて
60年が経過しました。

この間
日本は
まがりなりにも
他国を侵略することなく
平和に暮らしてきました。

日本国民の寿命が
飛躍的に伸びたのも
戦争で殺される人が
ほとんどいなかったからでしゅ。

L.A.S.Ponder
10数年前
日本国憲法施行40周年記念作品、
交響曲「五月の歌」
作詩:谷川俊太郎・新川和江ほか 
作曲:林光・外山雄三
指揮:外山雄三
管弦楽:東京シティフィルハーモニック管弦楽団
を歌いました。

日本国憲法に謳われた
人間尊重の気分の
横溢した感動的な作品でした。

その頃はまだ
憲法改悪の勢力も
今ほど大きくありませんでしたが
今や憲法改悪は
目の前に迫っていましゅ。

改憲の真の狙いは
もちろん日本の再軍国主義化で
改憲の次は当然
徴兵制の復活でしゅ。

現に改憲勢力は
マスコミのほとんどを掌握し
世論操作も怠りなく
改憲気分を
煽り立てていましゅ。

日本が再び
アメリカの手下の
軍事大国として
世界支配に乗り出すのも
時間の問題でしゅ。

そうなれば
すべてが統制され
あらゆる自由が
弾圧され
悲惨な全体主義国家に
逆戻りするのは
間違いないでしょう。

ほとんどの国民が
ぼんやりしている間に
事態はどんどん悪化していましゅ。

音楽を愛する人たちが
炭鉱のカナリヤのように
歌い警鐘を鳴らし続けているのも
あとわずかのような気がしましゅ。



2007年05月02日(水) 平野昭著 ベートーヴェン

平野昭著
ベートーヴェン
-カラー版作曲家の生涯-
新潮文庫
新潮社
昭和60年発行
平成11年15刷


を読了。

ベートーヴェン没後180年の今年
ベートーヴェンに関する本を
読み漁ってみたいと思っていましゅ。

まずは手ごろな文庫本から。

無難な伝記ながら
いろいろなエピソードもあり
読み応え十分でしゅ。

ベートーヴェンゆかりの
カラー写真が
数多く掲載され
楽しいでしゅ。

もしも
時間とお金と自由があれば
ドイツ、オーストリア、チェコと
ゆかりの地を
訪ね歩きたいでしゅ。

当分は不可能でしゅので
図書とCDなどで
彼と彼の音楽を
楽しむことにしましゅ。



2007年04月30日(月) 大人の科学マガジンVol.13

大人の科学マガジンVol.13
大特集 博士の愛した万華鏡
学研
2006年10月

読了。

敬愛するこゆきさんの
ご紹介で
購入した
この雑誌
ようやく読み終えました。

付録の投影式万華鏡は
3月に組み立てを終了していましゅが
まだ本格的には
投影していません。

雑誌のほうは
万華鏡の大特集。

興味津々で読み終えました。
以前から万華鏡に
魅せられていましたが
本格的には不勉強でした。

約50ページにわたる
大特集で
かなり知ることができました。

万華鏡以外にも
東京タワーなど
興味深い内容が
ぎっしり。

子どもの頃読んだ
「子供の科学」以来の
熱中でした。

万華鏡
寝室に2本置いてあり
時々寝る前に
覗いてみては
悦に入っておりましゅ。

万華鏡の収集も
今のところ
休息中でしゅが
また珍しい
未収集のものに
遭遇すれば
コレクションに
加えたいでしゅ。

この大人の科学Vol.13には
L.A.S.Ponderの
コレクションにない
万華鏡も紹介されており
収集欲をそそられましゅ。

一本で無限の映像を
展開してくれる万華鏡
興味は尽きません。

この雑誌を
紹介してくださった
こゆきさんに
感謝でしゅ。



2007年04月29日(日) 2007年 自治医科大学管弦楽団第32回定期演奏会

2007年4月29日
自治医科大学管弦楽団第32回定期演奏会
会場:栃木市文化会館大ホール

指揮:神永秀明
ヴァイオリン:大久保修

招待券が手に入ったので
カミさんと栃木市へ。

曲目はオール
メンデルスゾーン プログラム

序曲「フィンガルの洞窟」作品26
ヴァイオリン協奏曲ホ短調 作品64
交響曲第4番イ長調 作品90 「イタリア」

恐ろしく遅いテンポで始まった
フィンガルの洞窟
オケがまとまらず
大丈夫かぁと思いつつ聴く。

後半何とか持ち直し無事終了。

甘納豆コンチェルト
L.A.S.Ponderのイメージでは
若い女性ヴァイオリニストが
弾いてこそこの曲
なのでしゅが
大柄なおじさんが
小さいびよりんを抱えて登場。

演奏は無難でしゅが
びよりんそのものが
あまり良い楽器ではないようで
鳴りは今ひとつでした。

イタリアは
かなり練習を積んだことが
偲ばれる演奏で
安心して聴くことができました。

ティンパニは
L.A.S.Ponderが
グローリア アンサンブル&クワイアーで
いつもご一緒している
Iさんで
とっても効果的に
叩いていました。

イタリア
L.A.S.Ponderお気に入りの交響曲でしゅ。

あくまで明るい第1楽章
フーガ的展開もすばらしく
心地よいでしゅ。

第4楽章の
サルタレッロとタランテラ
奇想でもありましゅ。
ちょっとあっけない終わり方も
好きでしゅ。

十数人の学生と数人の教職員
それに多数の団員、団友
お隣の独協医大からの助っ人も交えて
何とか管弦楽団になっていましゅ。

アンコール
パッヘルベルのカノンの出だしから
井上陽水の少年時代に
とっても心に沁みる
編曲、演奏でした。

実はL.A.S.Ponder
自治医科大学管弦楽団
第2回演奏会に
ヴィヴァルディ作曲
グローリア・ミサ
宇都宮短期大学の
学生さんたちと一緒に
合唱団で共演していましゅ。

この時は
宇都宮の栃木会館小ホールでの
演奏でした。
なつかしいでしゅ。



2007年04月28日(土) DVD シュトゥットガルト州立劇場 ジークフリート

DVD
リヒャルト・ワーグナー作曲
舞台祝典劇〈ニーベルングの指輪〉第2夜
楽劇〈ジークフリート〉
演出・ドラマトゥルギー:ヨシ・ヴィーラー
            セルジオ・モラビト
指揮:ローター・ツァグロゼク
演奏:シュトゥットガルト州立管弦楽団

配役:
ジーク・フリート:ジョン=フレドリック・ウェスト
ミーメ:ハインツ・ゲーリヒ
さすらい人:ウォルフガング・シェーネ
アルベルヒ:ビョルン・ワーク
ファフナー:アッティラ・ユン
エルダ:ヘレーン・ラナーダ
ブリュンヒルデ:リサ・ガステーン
森の鳥:ガブリエラ・ヘレラ
2002年10月1日、2003年1月5日
シュトゥットガルト州立劇場ライヴ収録


を図書館から借りて鑑賞。

初めてのジークフリート体験。

現代服、現代的舞台装置での
古代神話劇
すごい違和感でしゅ。

第1幕と第3幕は少し眠気が・・・
でもジークフリートと
ファフナーが対決する
第2幕は興味深く鑑賞。

特に第2幕の音楽はすばらしいでしゅ。

予習不十分での鑑賞で
あまりよくわかりませんでした。

もともと4夜からなる
ニーベルングの指輪
もっと深く予習してから
また鑑賞したいでしゅ。



2007年04月27日(金) ラローシュ著 グレゴリオ聖歌の歌い方

テ・ラローシュ著 
岳野慶作訳
グレゴリオ聖歌の歌い方
ソレム楽派による
音楽之友社
1990年


を図書館から借りて読了。

いやあ専門的でしゅ。
勉強になりましゅ。

後半は専門的過ぎて
理解困難なところも多々ありましゅ。

今年
L.A.S.Ponderが
わらじを脱いでいる
グローリア アンサンブル&クワイアーで
グレゴリオ聖歌の
キリエ第1番を
歌いましゅが
グレゴリオ聖歌
奥が深いでしゅ。

97人で歌うグレゴリオ聖歌
一体どうなることでしょうか?

まずは6月10日(日)
栃木県合唱祭で
披露することになりましゅが
反応が楽しみでしゅ。

少人数の混声合唱で
グレゴリオ聖歌
歌ってみたいでしゅ。



2007年04月26日(木) VHSビデオ レヴァイン メト トゥーランドット

図書館から借りた
VHSビデオ
プッチーニ作曲
歌劇「トゥーランドット」全曲
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
演出:フランコ・ゼッフィレッリ
メトロポリタン管弦楽団・合唱団
合唱指揮:デイヴィッド・スティヴェンダー

配役
トゥーランドット:エヴァ・マルトン
王子カラフ:プラシド・ドミンゴ
リュー:レオーナ・ミッチェル
皇帝:ユグ・キュエノー
ティムール:ポール・プリュシュカ
ほか

日本語字幕:小瀬村幸子
1987年 メトロポリタン歌劇場


を鑑賞。

アルファーノ補筆版134分
第1幕はちょっと眠かったけど
第2幕以降は目が釘付け。

古代中国風の衣装
舞台装置
違和感ありません。

タイトル・ロールのマルトン
絶世の美女とはいきませんが
気品のある顔立ちで
納得できましゅ。

王子カラフのドミンゴは
安心して観ていられましゅ。

黒人のミッチェル
リューの可憐さ、純情さを
よく出していましゅ。

大合唱の迫力も十分で
群集シーンも
見ごたえがありましゅ。

カラフの余計な一言で
リューが死なざるを得ない展開。
リューの死が涙を誘いましゅ。

以前観たベリオ補筆版より
最後の展開が
スピーディーで
助かりましゅ。

レヴァインの指揮もさることながら
ゼッフィレッリの演出が素晴らしく
大変よくできた舞台でした。

プッチーニの最後を飾る
歌劇にふさわしい劇的な作品でしゅ。


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