「L.A.S.Ponder氏」の音楽カレンダー

2007年04月12日(木) DVD バイエルン クライバー こうもり

DVD
ヨハン・シュトラウス2世作曲
喜歌劇「こうもり」

出演
ロザリンデ:パメラ・コバーン
アイゼンシュタイン:エバハルト・ヴェヒター
アデーレ:ジャネット・ペリー
ファルケ博士:ヴォルフガング・ブレンデル
フランク:ベンノ・クッシェ
オルロフスキー公爵:ブリギッテ・ファスベンダー
アルフレート:ヨーゼフ・ホプファーヴィーザー

指揮:カルロス・クライバー
演奏:バイエルン国立管弦楽団
合唱:バイエルン国立歌劇場合唱団
バレエ:バイエルン国立歌劇場バレエ
台本:カール・ハフナー、リヒャルト・ジュネ
監督:オットーシェンク
映像:ブライアン・ラージ
製作:1987年ユニテル ドイツ作品


を図書館から借りて鑑賞。

テレビ、ラジオ、CD、コンサートで
おなじみの序曲や数々の
アリア、合唱が次々に繰り出される
喜歌劇。

喜歌劇として全曲を
鑑賞するのは初めてでしゅ。

ロザリンデ、アデーレが
少しふけているのが
残念でしゅが
歌唱力は抜群でしゅ。

オルロフスキー公爵を演じた
メゾソプラノのファスベンダーも
男装が決まっているだけでなく
歌唱もなかなかでした。

ストーリーは
単なる大ドタバタ恋愛劇でしゅが
音楽のすばらしさで
155分を一気に魅せましゅ。

最後は夫の浮気がばれて
妻に許しを請い
妻(実は不倫をしていた)が
夫を許して
大団円という
フィガロの結婚の
アルマヴィーヴァ伯爵と
伯爵夫人ロジーナを
思わせる展開。

昼間のうんざりする仕事や
いやなことをすっかり忘れさせ
一時でしゅが
幸せな気分に
浸りきりました。

音楽の偉大さ
喜歌劇の力を
思い知りました。

このDVD値段はわかりませんが
買って手元においておきたい
DVDでしゅ。



2007年04月11日(水) 1814年 ベートーヴェン作曲 ピアノ三重奏曲「大公」初演

1814年4月11日
ベートーヴェン作曲 
ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調作品97「大公」
ウィーンのホテル「ローマ皇帝」で初演。


この時のピアノは
ベートーヴェン自身が
弾いたとのことでしゅ。

そしてこの時の演奏が
ベートーヴェンの最後の
公開ピアノ演奏になった
ということでしゅ。

今まできちんと聴いたことが
ありませんでしたが
今回ながら聴きではなく
パソコンに向かって
じっくりと聴いてみました。

CDはずいぶん以前に買った
中古CDで演奏は
スーク・トリオによるものでしゅが
すばらしい曲でした。

40分近い大曲でしゅが
ちっとも長さを
感じさせません。

ピアノトリオといえば
シューベルトかモーツァルトの
聴きやすい曲ばかり
聴いてきましたが
この重厚で雄大な曲
まさにピアノトリオの
最高傑作かもしれません。

今まで聴かずにいたことを
後悔させられましゅ。



2007年04月09日(月) DVD 歌劇「3つのオレンジへの恋」

セルゲイ・プロコフィエフ作曲
歌劇「3つのオレンジへの恋」フランス語版全曲
仏語版台本:プロコフィエフ&ヴェラ・ジャナコプロス

配役
クラブの王:ガブリエル・バキエ
王子:ジャン=リュック・ヴィアラ
トルファルディーノ:ジョルジュ・ゴティエ
ニネッタ:カトリーヌ・デュボスク
料理女:ジュール・バスタン
クラリーチェ王女:エレーヌ・ペラガン
レアンドル:ヴァンサン・ル・テキシエ
ほか

合唱:リヨン歌劇場合唱団
合唱指揮:ドナルド・パルンボ
演奏:リヨン歌劇場管弦楽団
指揮:ケント・ナガノ
演出:ルイ・エルロ
美術:ジャック・ラップ
衣装:フェルディナンド・ブルーニ
収録監督:ジャン=フランソワ・ジュング
総監督:ジャン=ピエール・ブロスマン
1989年


のDVDを図書館で借りて鑑賞。

この歌劇については
管弦楽曲「3つのオレンジへの行進曲」
しか知りませんでした。

うつ病の王子が笑い出して
ちょっとした冒険の旅に出る
というなんだか分からないストーリーでしゅが
105分間
何となく観てしまいました。

音楽もそれほどおもしろいものでは
ありませんが
広いスタジオで
シンプルなセットを利用した
ステージ展開が
見物でした。

お伽話の世界なのに
衣装が現代風なのも
ややそぐわないものの
それはそれで良いのかもしれません。

心に残るアリアや合唱曲はなく
一度観ればしばらくは
もうういいやと
思われる作品でした。



2007年04月08日(日) 2007年 ふれあいコンサート 栃木一水会絵画展 わたしにも描けました展 第2回小学館アカデミー美術倶楽部宇都宮校作品展

2007年
ラ フォンテ ふれあいコンサート
花〜すべての人の心に花を〜
出演:音楽集団Andante
   田中結子ソプラノ
   篠崎佐和子ピアノ
   横山紀子ピアノ
会場:テプコ・ラ フォンテ宇都宮


東京電力の宣伝スポットでの
ミニコンサート

出演者は宇都宮短期大学音楽科の卒業生。

ソプラノの田中結子が素敵でした。
花〜すべての人の心に花を〜を
無伴奏で歌ったほか
エーデルワイスと
朧月夜を
ピアノ伴奏で歌いました。

伸びやかな声で
人をひきつける何かがありましゅ。

ほかに
一青 窈のハナミズキと
チャイコフスキーの花のワルツを
ピアノ連弾で
これもなかなかでした。

第3回栃木一水会絵画展
会場:栃木県総合文化センター第4ギャラリー

会期:4月6日〜12日

一水会は1936年有島生馬、安井曽太郎らによって
創設された西洋絵画の団体。

栃木の会員13人による
絵画展。

100号の大作が並ぶ錚々たるもの。
かなり見ごたえがありましゅ。

第16回キミ子方式宇都宮わたしにも描けました展
会場:栃木県総合文化センター第2ギャラリー

会期:4月6日〜8日

誰にでも描けるというキミ子方式
植物画を中心に
初心者の作品が並びましゅ。

初心者がよく観察して
丹念に描いていましゅ。

保育園児の作品もありましゅが
やはり大人の作品に
観るべきものがありましゅ。

第2回小学館アカデミー美術倶楽部宇都宮校作品展
会場:栃木県総合文化センター第4ギャラリーC

会期:4月5日〜8日

これまた大人のための絵画教室
絵を描き始めて2年目の人たちの作品。

稚拙な作品からなかなかの作品まで
力作が並びましゅ。

カミさんもわたしにも描けるかしらと
熱心に観覧しておりました。

音楽への誘い2007年スプリングコンサート
主催:宇都宮ピアノ研究会
会場:栃木県総合文化センターサブホール


無料のコンサートで
行ってみましたが
無料でなければちょっと
引いてしまうコンサートでした。

聴いてよかったのは
品田紀子演奏
シューマン:「子どもの情景」作品15

土山晶子演奏
ショパン:夜想曲 嬰ハ短調 遺作

大伍園子演奏
ショパン:バラード 第1番 作品23

期待していたピアノ連弾による
ビゼー:「アルルの女」第1組曲は
やかましいばかりで
期待はずれでした。

全体に衣装も地味で
華々しさに欠ける
ステージでした。

最後まで聴きたかったけれど
カミさんがもういいというので
最後の2曲は聴かずに退出し
宇都宮ララスクエアへ
カミさんへのバースデイプレゼント
フォークギターを買いに
行ったのでした。



2007年04月07日(土) 1805年 英雄交響曲 公開初演

1805年4月7日
ベートーヴェン作曲
交響曲第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」
ウィーンのアン・デア・ウィーン劇場にて
ベートーヴェン自身の指揮で公開初演。


この交響曲についてはいろいろ言われていましゅ。

初めナポレオンにささげるために
表紙に書かれていたものの
ナポレオンが自ら皇帝の位についたために
ベートーヴェンがナポレオンの
俗物根性に激怒し
ナポレオンの名を
「英雄」と書き直したとか
諸説ありましゅ。

ベートヴェンの作曲の経緯と
フランス、ヨーロッパ情勢
当時の時代と
興味は尽きません。

そのあたりの事情も面白いのでしゅが
この曲そのものも
そうした事情とは別に
すばらしい音楽に仕上がっていましゅ。

L.A.S.Ponder
以前はあまり好きな曲では
ありませんでしたが
段々聴きこむにつれて
好きになってきました。

というわけで
昨日は
ズデニェク・コシュラー指揮
スロヴァキア・フィルハーモニック管弦楽団の演奏
今日は
ユージン・オーマンディー指揮
フィラデルフィア管弦楽団の演奏の
CDを自動車の中でしゅが
鑑賞しました。

第1楽章の勇壮な出だし、
第4楽章の華々しいフィナーレ
好きでしゅ。

第2楽章の葬送行進曲
ナポレオンの末路を暗示しているかのようで
おもしろいでしゅ。

50分前後という長さも
飽きさせません。

実際の演奏会で
聴いてみたいでしゅ。



2007年04月06日(金) DVD ザルツブルク祝祭劇場2002年 トゥーランドット

DVD 
ジャコモ・プッチーニ作曲
歌劇「トゥーランドット」

台本:ジュゼッペ・アダーミ、レナート・シモーニ
ルチアーノ・ベリオ補筆完成版(2002年)
演出:デイヴィッド・パウントニー
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
合唱:ウィーン国立歌劇場合唱団
   テルツ少年合唱団
合唱指揮:ルーベルト・A・フーバー
衣装:マリー=ジャンヌ・レッカ
照明:ジャン・カルマン
装置:ヨハン・エンゲルス
ビデオ演出:ブライアン・ラージ

配役
トゥーランドット:ガブリエーレ・シュナウト
アルトゥム:ロバート・ティアー
ティムール:パータ・ブルチュラーゼ
カラフ:ヨハン・ボータ
リュー:クリスティーナ・ガイヤルド=トマス
ピン:ボアズ・ダニエル
パン:ヴィンチェンテ・オンブエナ
ポン:スティーヴ・ダヴィスリム
ザルツブルク祝祭劇場大ホール ライヴ収録
2002年


を図書館から借りて鑑賞。

衣装・装置が奇抜でしゅ。
ロボット風の役人・民衆は
面白いでしゅが
カラフ、トゥーランドット、ティムール、リューの
現代風の衣装はいただけません。

巨漢のカラフ王子
こわもてのトゥーランドット姫
可憐さの少し足りない奴隷リュー
いささか不似合いでしゅ。

しかし音楽はすばらしい。
プッチーニの遺作
未完成版でしゅが
現代作曲家ベリオの補筆完成版
よくできていましゅ。

音楽がすばらしく
装置も見事なので
あとは
こちらの想像力で
補えば
すばらしいオペラになりましゅ。

初めて鑑賞する
トゥーランドット
十分楽しめました。



2007年04月05日(木) 1803年 ベートーヴェン交響曲第2番 初演

1803年4月5日
ベートーヴェン作曲
交響曲第2番 ニ長調 作品36
ウィーンのアン・デア・ウィーン劇場で
ベートーヴェン自身の指揮により初演。


リヒノフスキー侯爵に献呈された。

この曲は
朝比奈隆指揮
大阪フィルハーモニー交響楽団の
CDでリハーサル風景と共に
聴いているのでしゅが
明るい曲というほか
特に強い印象は
残っていません。

1802年のハイリゲンシュタットの遺書の
あとに書かれた曲で
再起したルートヴィヒの
暖かい希望が
あふれていたような気がしましゅ。

朝比奈=大フィルのCDのほかにも
アンドレ・クリュイタンス指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の
CDもあるので
明日聴いてみることにしましゅ。


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