「L.A.S.Ponder氏」の音楽カレンダー

2006年10月13日(金) 2006年 山種美術館コレクション展

2006年10月13日
午後休みを取って

山種美術館コレクション展
美しき日本の情景
会場:宇都宮美術館
会期:10月1日〜11月5日
を鑑賞。

予算がないための
チープで安易な企画
と思いきや
すごい作品が
ぞろぞろ。

日本画専門の
山種美術館の
錚々たるコレクションが
かつて文化不毛の地と言われた
宇都宮で観ることができるなんて。

上村松園、横山大観、前田青邨、
川端龍子、東山魁夷、奥村土牛
本物を目の当たりに観て
しばし呆然。

特に東山魁夷の大作
「満ち来る潮」の
迫力、すごいでしゅ。
画面から
今にもしぶきが降り注いで
来るようでしゅ。

山種美術館の傑作
58点が
東京まで出向かなくても
ここ関東の極北
宇都宮で観られるなんて
感激でしゅ。

公立美術館の
苦境が伝えられる中
頑張っている
宇都宮美術館に
大拍手でしゅ。



2006年10月12日(木) DVD チューリヒ歌劇場 フィガロの結婚

図書館から借りた
フィガロの結婚のDVDを鑑賞。

はじめうとうとしていると
やがて観たことのある
舞台が・・・。

これは9月13日に観たばかりの
チューリヒ歌劇場の
フィガロの結婚でした。

観たばかりでしゅが
アンサンブルの妙で
またまた観てしまう。

やはり
伯爵夫人のエヴァ・メイが
高貴な印象で
ずば抜けていましゅ。

カルロス・ショーソンのフィガロは
軽妙さが足りません。

ロドニー・ギルフリーの伯爵
高貴さと傲慢さが今ひとつ。
若すぎるのでしょう。

もちろん歌は抜群。
舞台美術がやや簡素で
物足りません。

それにしても
よくできたオペラでしゅ。

モーツァルト歌劇の
最高傑作であることは
間違いありません。

ロレンツォ・ダ・ポンテの
台本の素晴らしさも
いうことがありません。

このチューリヒ歌劇場の
フィガロ
NHK−BS2で放送してくれた
おかげで
DVD買わずにすみました。
助かりましゅ。

NHKはもっと
オペラの放送してほしいでしゅ。



2006年10月09日(月) 2006年 栃木[蔵の街]音楽祭

10月8日、9日の両日開催の
第18回栃木[蔵の街]音楽祭

4つのコンサートを中心に
オープニングコンサート
エントランスホールの
リレーコンサート
フリーコンサートなど
2日間とはいえ
なかなかの内容でしゅ。

本当は今夜の
バッハ・コレギウム・ジャパン
の演奏会を聴きたかったのでしゅが
事情で
メインステージの
フリーコンサートを
ちょっぴり聴きに
行ってきました。

聴いたのは
立野政幸リュート
横浜バロックコリステン
飯田妙美、福島恵子チェンバロ、フルート

半分夢うつつで聴きましたが
横浜バロックコリステン演奏の
J.S.バッハ作曲モテット第6番
もろもろの異邦人よ、主を賛美せよ
を聴けたのは大収穫でした。

ホント栃木市の
音楽レベル高いでしゅ。
この音楽祭
長く続けてほしいでしゅ。



2006年10月07日(土) アイブル編著 モーツァルト年譜

J.H.アイブル編著
武川寛海 訳
モーツァルト年譜
<モーツァルト叢書5>
音楽の友社 昭和49年
を読了。

音楽カレンダーの
役に立つかと思い
日本の古本屋のサイトから
通販で買いましたが
あまり役に立ちませんでした。

それにしても
モーツアルトの一生
よくもここまで
記録が残っていたものでしゅ。

本人も家族も
日記をつけていたわけでもないのに。

もっぱらアマデウス本人と
父レオポルトの手紙が
材料でしゅね。

伝記と違って
いついつどこに泊まったとか
何を作った、演奏したとかの
淡々とした記録で
迫力はありませんが
それなりに楽しめましゅ。

愛妻コンスタンツェの
記録が少ないのが残念でしゅ。



2006年10月05日(木) チューリヒ歌劇場 皇帝ティトゥスの慈悲

かねてNHK−BS2で録画しておいた
チューリヒ歌劇場公演
モーツァルト作曲 歌劇
皇帝ティトゥスの慈悲
のDVDを鑑賞。

配役
ティトゥス:ヨナス・カウフマン
ヴィテルリア:エヴァ・メイ
セスト:ヴェッセリーナ・カサロヴァ
セルヴィリア:マリン・ハルテリウス
アンニオ:リリアーナ・ニキテアヌ
プブリオ:ギュンター・グロイスベック

合唱:チューリヒ歌劇場合唱団
管弦楽:チューリヒ歌劇場管弦楽団
指揮:フランツ・ウェルザー・メスト
美術:イザベラ・バイウォーター
演出:ジョナサン・ミラー

収録:2005年6月チューリヒ歌劇場

うーん
いきなりスーツにネクタイ!
古代ローマ帝国のはずなのに
かなりの違和感。

セットも簡潔。

女声陣のマスクも
エヴァ・メイを除いて
気に入りません。

それでも歌に
ぐいぐい引き込まれましゅ。

大至急書き上げなければなかった
のでレシタティーヴォは
弟子に書かせたとされる
ティトゥス
この公演では
レシタティーヴォのところは
素のせりふになっていましゅ。
そのため全体の時間が短縮され
2時間10分に収まっているので
あまり長さを感じさせません。

ストーリーは
復習劇に対して
慈悲で応えるという
お決まりのものでしゅが
さすがモーツァルト。
音楽は聴かせましゅ。
アリア、重唱、合唱とも
聴き応えのある曲が並び
ストーリーを救っていましゅ。

死の年に書かれた
この歌劇
先日読んだデントの著書では
博物館行きと
書かれていたようでしゅが
なかなかどうして
観応えがありました。



2006年10月04日(水) 1945年 組曲「アパラチアの春」 初演

1945年10月4日
アーロン・コープランド作曲
組曲「アパラチアの春」 初演

残念ながらこの組曲
多分聴いていないのでしゅが
2006年10月21日
混声合唱団コール・エッコ演奏会で
アパラチアの春
ブラスバンドの伴奏で
歌いましゅ。

Simple giftという曲と
一緒に歌いましゅ。

とっても親しみやすい曲でしゅ。

コール・エッコが
ブラスバンドを呼んで
演奏するのは
初めてでしゅ。

果たしてどうなることでしょうか?
乞う、ご期待。



2006年10月03日(火) 2006年 夢の中の自然 館林美術館

2006年
夢の中の自然
〜昭和初期のシュルレアリスムから現代の絵画へ〜
会場:群馬県立館林美術館
会期:2006年9月16日〜11月26日

うーむでしゅ。
何がなんだかわかりません。
しかし心の奥底に
迫ってきましゅ。

作者の心象風景というのでしょうか。
不思議な画面が
並んでいましゅ。
でもなんだか
居心地悪いでしゅ。

解説では
「不条理なる風景」と
言っていましゅ。

現代作家では
真島直子と
平野公が
圧倒的でした。

午前中時間が取れたので
わざわざ館林まで
出かけましたが
疲れました。


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